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Nreal Light DevKit の使い方(基本操作編)

Last updated at Posted at 2019-12-28

Nreal Light Deveveloper Kit のファーストバッチに入ったようで、年内入手が叶いましたので、いろいろ書いていこうと思います。

IMG_E8500_small.JPG

Nreal Light Developer Kitの構成

最初に、Nreal Light Developer Kitは主に以下の2つのパーツで構成されます。

  • Glasses
    • メガネ部分です。ディスプレイ機能とカメラ機能、スピーカーなどが入っています。
  • Conputing Unit
    • 四角いユニット。CPU、メモリが入っていて、実質表示機能を除いたAndroidスマホのようなものです。
    • 分離するコントローラー(円盤状)と磁石でくっつきます。

そのほかのスペックはこちらに
https://www.nreal.ai/specs/

今後発売されるコンシューマーバージョンは以下のようになる予定です。$500程度の予定とされています。

  • Glasses
    • メガネ部分
  • 手持ちのAndroidスマホ
    • SnapDragon 855搭載のものとされていますが、それ以上の機種の限定があるかは不明です。auやSoftbankと連携しているので、対応機種が明らかになるでしょう。

Nreal Light Developer Kitの起動方法

わりと起動方法がむつかしいです。

  • Computing Unitの起動とスリープ
    • Computing Unitの電源ボタン(長細いボタン)を5秒ほど長押しするとComputing Unitが起動します。
    • 電源ボタン横の長細いLEDがいろんな色に光っている間は起動中です。
    • 緑色になると起動済みです。(グラス側は真っ黒でもここでは気にしない)
    • 注意:このあと1分程度放置してスリープに入ると青色になりますので、その場合は電源ボタンを軽く一回押すと回復します。
  • Nrealのランチャーを起動する
    • Nrealのランチャーを起動するには、Type-Cケーブルを抜いて、挿します。
      • Glassが挿入されたことがランチャー起動のトリガーになっています。
      • Computing Unitが電源ONかつスリープしていない状態でないと起動しません。
    • これでランチャーが表示されるはずです。
    • コントローラーによる操作は次の項目で。
  • コントローラーを起動する
    • コントローラーをComputing Unitから外して裏返すと小さなスライドスイッチが見えますので、これを操作して、緑色が見える状態にします。
    • その上で、コントローラーの表面の上側のところを10秒ほど長押しします。
    • 表面上側のLEDが緑色に光ったら準備完了しています。
    • グラスをかけたら、表面上側を軽く一回クリックすると方向の調整が完了します。
    • この状態で、ランチャーアプリにポインターが表示されているはずです。

うまく動かないときのTips

  • グラスに何も映らない
    • Computing UnitのLEDが青色だったら電源ボタンを一回押してスリープ解除
      • 充電時、緑色表示のままスリープしている場合もある
    • __とりあえずグラスのUSB-Cケーブルを抜いて挿す!__これで解消することは多いです。
  • グラスに映るがなんか左右に分かれていておかしい
    • 左右スプリットのモードが正しくないので、変更する必要があります。
    • メガネ部の、左側ツルの下側にボタンがあります。これは輝度調整ボタンですが、その後ろ側を長押しするとモード変更が行えます。
    • モード変更後は、いったんAndroid画面が見えますので、Type-Cケーブルを抜き差しすることで、ランチャーを起動しなおす必要があります。

Android本来の画面をグラスで見るには

Computing Unitは結局のところAndroidスマホの中身なので、Androidの画面表示を行うことができます。ただし操作はできません。見るだけです。

  • メガネ部の、左側ツルの下側にボタンがあります。これは輝度調整ボタンですが、その後ろ側を長押しすると、Android画面に切り替わると同時に左右スプリットモードが変更されます。

ただし、この操作を行うと左右スプリットモードが変わります。そこで、再度同じ操作を行うと、もとのモードに戻ります。
※上記Tipsの「* グラスに映るがなんか左右に分かれていておかしい」を参照してください。

※PCとつないでVysorやscrcpyを利用すると、PCからAndroid画面で操作を行えます。これについては別の記事にしようと思います。

adbを使うには

PCとの間を USB Type-C のケーブルでつなぐことで、adbを使うことができます。一般的にはPCを認証する操作が必要ですが、特に必要ない状態になっており、すぐにつなぐことができます。

>adb devices
List of devices attached
70dexxxx        device

注意点としては、USB micro-B 端子のほうにPCをつないでも認識されません。こちらの端子は充電専用のようです。

adbが使えれば、adb installでAPKをインストールしたり、Unityからアプリを走らせたりできますね。

デモでのコントローラーの基本操作

コントローラーは円盤状で特に継ぎ目がないですが、役割としては、上部、下部、中央の3つにわかれます。

  • 上部
    • 姿勢のリセット
      • なんかポインターの指す方向が違うなーというときに~~押します。~~長押しします。(SDK1.2.0で長押しに変わりました)
      • (SDK1.2.0での新仕様)通常のクリックでは、中央部と同様にクリックとして判定されます。
  • 中央部
    • いわゆるクリックです。タッチパッドになっていて、アプリによってはスワイプもできます。
  • 下部
    • いわゆるBackボタンの扱いです。
      • "InfinitySpaces" デモ内では、メニューに戻ります。
    • 長押し(10秒ぐらい)すると、ランチャーに戻ります。
    • ※ 自分の個体はここの使用感がイマイチで、一番下端では反応せず、気持ち上側を押すことで反応しました

Unityでの開発(さわりだけ)

細かいことは次回があれば書くとして、一点とにかく最初にはまりやすいポイントとしては以下です。

Package Nameは、 com.nreal.なんとか にしないとランチャーに出てきません!

開発に慣れた方ほど、Package Nameを自前のものに変更すると思うので、はまりやすいポイントになります。

※追記: 2020/1/22 SDK1.2.0で修正されまして、任意のPackage Nameが利用可能になりました!良かった!

あと主な情報源はこちらになると思います。
https://developer.nreal.ai/develop/discover/introduction-nrsdk

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