長らくJenkinsで自動ビルドを行いながらiOS、Androidアプリの開発をしてきましたが、
先日ついにBitriseへ移行しました。
移行によりどのようなことが改善されたかをiOSを中心に書きます。
Bitriseに移行したらどうなったか?
設定作業が容易になり、ビルド環境保守に費やす時間も削減できて
エンジニアは開発に集中できるようになりました。
主な改善点
大きく改善したのは下記の3点。
以前は面倒な手作業となっていました。
1. GitHubへのssh key登録
Bitriseでは新規にアプリ追加する際に
Setup repository accessで**「auto-add SSH key」**を選択するだけで完了です。
2. 開発者証明書、プロビジョニングプロファイルの設定
BitriseではWorkflow Editorの
Code Signingよりアップロードすれば完了です。
3. Mac OSとXcodeの管理
Bitriseでは仮想マシンとXcodeの組み合わせを選択でき、最新のバージョンに対応しているため、
自分でOSのアップデート、XCodeの新バージョンをインストールをする必要はありません。
その他の改善点
GitHubのリポジトリ設定
GitHubとの連携が簡単にできるため、
画面上でビルド対象のリポジトリを選択するだけで設定できます。
Webhookの設定
GitHubのWebhook設定が簡単にできるため、
対象のブランチにマージされたタイミングでビルド実行するようにしました。
各ビルドプロセスの保守作業が不要
ビルドプロセスを担うIntegrationが常にアップデートされているため
XcodeやiOSのアップデートがあっても対応できなくなる不安がなくなりました。
懸念点
現在Org Standardプランで契約していて同時にビルドできる数は2。
iOS、Androidがあり複数プロジェクトの開発を行っています。
今のところ起きていませんが、キューが詰まる問題が発生すると予想しています。
その時はEliteプランに変更するか、もしくは同時にビルドできる数を増やすかを考えています。