1.Xcode10.2をインストールする
まずは、ダウンロードページから、Xcode_10.2.xipをダウンロードしてインストールします。(macOSは10.14.3以降である必要があります)
2.Swift Language VersionをSwift5に変更
Xcode10.2がインストールできたら、Build SettingsのSwift Language VersionをSwift5に変更します。

3.警告対応
ビルドしたところ、いくつか警告が出たので対応していきます。
1) Localizations非推奨の警告
<警告>
Localizations非推奨の警告が出ていました。Xcode 10.2 Release NotesのLocalizationに記載されていましたが、廃止予定のローカライゼーション識別子を使用していると警告が出るようになりました。移行する必要があるので、警告をクリックして、Migrateボタンで移行します。(※下記イメージを参照)
マイグレーション前にあったdeprecatedになったLacalizationsの設定が解消されます。
マイグレーション | 画面イメージ |
---|---|
実行前 | ![]() |
実行後 | ![]() |
2) public修飾子が付いたextensionの警告
<警告>
'public' modifier is redundant for instance method declared in a public extension
この警告はpublic修飾子がついているextension内で、拡張したメソッドにもpublic修飾子が付いていたため、それが冗長だと警告しているものです。
例えば以下のようなコードで警告が表示されていました。

public extension
でUIScreenの拡張メソッドを作成しているのですが、originalSize(scaledSize:)
メソッドにもpublicが付いているため、以下のようにメソッドのpublic修飾子を削除すれば警告は消えます。
<対応後>
public extension UIScreen {
func originalSize(scaledSize: CGFloat) -> CGFloat {
return scaledSize / UIScreen.main.scale
}
}
私の関わっているプロジェクトでのXcode10.2とSwift5対応は以上でした。
他の方々の対応する際のご参考になればと思います。