質問:「BSPはそもそもその基盤上でOSを動かせるようにするためのもの、SDKはアプリケーションから基盤上のGPIOなどを制御するためのものという解釈で良いですか?」
以下はChatGPTの回答。
はい!その解釈は とても本質をついていて正しいです。
もう少しだけ補足しつつ、整理してみましょう。
あなたの理解:
- BSP: 基盤上でOSを動かせるようにするためのもの
- SDK: アプリケーションからGPIOなどを制御するためのもの
→ その通り!
補足ポイント付きで整理すると:
BSP(Board Support Package)
- 目的: ハードウェア上で OSを起動・動作 させるための最低限のサポート
-
構成要素(例):
- 起動時の初期化コード(クロック、メモリ、UARTなど)
- デバイスドライバ(タイマ、GPIO、Ethernetなど)
- ブートローダやデバイスツリー(Linuxの場合)
- 対象: 特定のハードウェアやボード
例:
- ARM Cortex-Aボード用のLinux BSP(U-Boot + Linuxカーネル + デバイスツリーなど)
- ZephyrやFreeRTOSの「board.c/h」や「board_defconfig」
SDK(Software Development Kit)
- 目的: OSの上やOSなしの環境でアプリケーションを開発するためのツール群
-
構成要素:
- APIライブラリ(GPIO制御、I2C通信など)
- ヘッダファイル、ビルドツール、ドキュメント
- OSに依存しない部分も多い
- 対象: 開発者(アプリ・ミドルウェア)
例:
- Pico SDK(OSなし、bare metal)
- STM32 HAL/LLライブラリ(OSあってもなくても使える)
- Arduino SDK(抽象化されたAPI群)
図で表すと:
[あなたのCアプリ]
↑
[SDKのAPI]
↑
[BSPの低レベル制御]
↑
[ハードウェア(ボード)]
まとめ:
- BSP: 「ボードでOSが動くようにするための基盤(OS寄り)」
- SDK: 「アプリケーションからハードを制御するための道具(アプリ寄り)」
この理解があれば、組込み開発の構造がかなりクリアになります!
もし今後、RTOSやLinux移植の勉強も視野にあるなら、BSPの具体的な中身(デバイスツリーとか、start.Sなど)に触れるのも面白いですよ。興味あれば深掘りもできます!