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After Effectsで会社の夜景をクリスマス風にしてみる

Last updated at Posted at 2019-12-19

こんにちは!

Ateam Lifestyle Advent Calendar 2019の20日目は、株式会社エイチームライフスタイルでデザイナーをしているmgmg121が担当します。
よろしくお願いいたします:dog:

はじめに

私は普段グラフィックやプロトタイプ制作ではPhotoshop、Illustrator、Adobe XD、最近はfigmaを使用することが多いですが、表現の手段をもっと増やしたいなと思い、動画やアニメーション作成も学習してみようと思いました。

今回のAdventCalenderでは、初めてのAfter Effectsでの制作を記事にしています。

After Effects初心者向けの内容なので

  • 動画やアニメーションを作ってみたい方
  • AfterEffectsを触ってみたいけど、難しそうだな…と思っている方

に読んでいただけたら嬉しいです:blush:

会社から見える夜景をクリスマスっぽくしてみる

では早速After Effectsを使用していきます。
今回は弊社の窓から見える夜景を題材にしてみます:first_quarter_moon_with_face:

After Effectsを立ち上げて、プロジェクトパネルから右クリック
【読み込み > ファイル】
から素材を読み込みます。

yakei-min.jpg

このままでもとても綺麗ですね!
今回はAdvent Calenderなので、この夜景をもっとクリスマスっぽくしてみようと思います。

コンポジションを作成

まず新規コンポジションを作成します。
コンポジションとは、素材を配置していって動画を構成するために必要なものです。

プリセット・幅・高さ・フレームレートはデフォルトのままで問題なさそうなので、このまま進めます。
解像度は書き出される画像の解像度ではなく、プレビュー画面の解像度とのことなので、1/3画質にしました。
デュレーションは動画の尺の長さなので、10秒に設定してみます。
comp-min.png

エフェクト「CC Snowfall」で簡単に雪を降らせる

クリスマスと言えばホワイトクリスマス、ということで雪を降らせて見ようと思います:snowflake:
After Effectsでは「エフェクト」で効果をつけることができ、この中に「CC Snowfall」という機能があるようなので、こちらを使ってみます。

【エフェクト&プリセット > シミュレーション > CC Snowfall】

で、選択し、コンポジションパネルにドラッグ&ドロップします。
こちらで適用完了です。簡単ですね!

続いて、エフェクトを調節します。
snow-min.png

エフェクトを追加すると左側に、「エフェクトコントロール」が表示されました。
ここで雪のサイズや量・落下スピードなどを調節します。

今回は雪をわかりやすくしたいため、雪の粒の大きさ(Size)を大きくし、落下速度(Speed)を遅くさせました。

雪を降らせることができました:snowman2:
だいぶクリスマス感が出ましたね!

snow_dainagoya_anime.gif

Illustratorデータを読み込み、サンタクロースを追加

雪だけでも雰囲気は出ましたが、もう少し素材を足してみます。
クリスマスなので、サンタクロースを空に飛ばせてみようと思います:santa_tone2:

サンタクロースの画像のIllustratorデータを
【読み込み>ファイル】
から、読み込みます。

(サンタクロースの画像はこちらのサイトのものを利用しました。)

キーフレームアニメーションで、サンタのソリを動かす

ソリに乗ったサンタは空を走らせたいため、画面の右から左へ動かすことにします。
ここでキーフレームアニメーションを使います。

読み込んだサンタの画像を、タイムラインにドラッグ&ドロップします。
タイムラインのレイヤー名の左側にある、矢印[>]を開き

【トランスフォーム>位置】

で、画像の位置を変えることができます。
「位置」はショートカットキー[p]でも表示できるので、こちらも覚えておきたいですね。

動画の開始から終わりにかけて、ソリを走らせたいため、0秒と10秒のところに、キーフレームを作成します。

10秒のキーフレームを選び、サンタを画面左に動かして完成です。

「パペット」でトナカイの足を動かす

ソリが動いているのに合わせ、トナカイの足も動かしてみたいと思います:racehorse:
足を動かすのには、エフェクトの「パペット」を使いました。

【メニューバーのパペット位置ピンツール】
でピンを設置することができます。

ピンツールの使い方は、Photoshopのパペットワープツールとほぼ同じのため、詳しい説明は省きます。

ピンツールを使って足を動かし、足を前に出したときと後ろに引いたときそれぞれにキーフレームを設置し、走っているように動かしてみました!

サンタの画像をぼかす

ここまでをプレビューで見てみたところ、サンタの画像が少しくっきりしているの
で、ぼかしを入れてみたいと思います。雪景色で少し霞んだ感じにするためです。

ぼかしは
【エフェクト&プリセット>ブラー&シャープ>ブラー(ガウス)】
で、ブラーの値を調整しぼかします。
blur-min.png

エフェクト「CC Particle World」でソリが走った後をキラキラさせる

ここまでで雪とソリで走るサンタクロースを追加できました。
もうちょっと工夫してみたいので、ソリが走った後にキラキラッとした光を入れてみたいと思います:sparkles:

キラキラを追加するにはエフェクトの「CC Particle World」が良さそうなので、こちらを使います。
【エフェクト&プリセット>シミュレーション>CC Particle World】
particle-min.png

デフォルトでは光が噴き出す効果ですが、横長にしたいので、エフェクトコントロールの「Producer」「Physics」の値を色々触ってみました。
噴き出す光は星型にしたいので「Particle Type」を「Star」にします。

色と透明度を調整して、ソリが走った後の光を追加できました:star2:

マスク

最終調整に入ります。現時点では空を走るサンタがビルの手間に来ているため、ビルの奥を走っているようにしたいと思います。
ここで使うのがマスクです。

タイムラインでサンタの素材を選択し、ペンツールでマスクをかけたい部分を選択します。
こうすることで、マスクをかけたところだけ、サンタが表示されるようになりました!
cap.gif

サンタが動くのに対し、マスクを固定するのに苦戦しましたが、キーフレームを使うことでマスクを固定することができました。

レンダーキューに追加して書き出し

動画ができたので、書き出します。
【ファイル>書き出し>レンダーキューに追加】

Quicktimeで書き出したいので、タイムラインの「レンダーキュー」から、出力モジュール設定をします。形式を「Quicktime」に変更し、「OK」で閉じます。
レンダリング設定はデフォルトのままにしました。

書き出しの設定ができたら、タイムラインの右端にある「レンダリング」をクリックします。
レンダリングが完了したら、書き出し完了です。movファイルができました!

完成!

以上で、動画が完成しました!

データが重かったため、YouTubeに投稿しています。
After Effectsで作ったクリスマスの夜景
https://youtu.be/Wn1NQB6ffjY

今回使った機能

今回の作成で使った機能をおさらいします。

  • 雪を降らせる
  • エフェクト:CC snowfall
  • サンタのソリを走らせる
  • キーフレームアニメーション
  • トナカイの足を動かす
    • エフェクト:パペット
  • サンタのソリが走った後のキラキラ
    • エフェクト:CC Particle World
  • サンタのソリをビルの後ろへ
    • マスク

今回使わなかったけど、知っておくとよい機能

今回は活用できませんでしたが、After Effectsを使う上で下記の機能は抑えておいたほうがよさそうです。

  • イージイーズ
  • グラフエディター
  • モーションブラー

別の動画を作成する際、使ってみることにします。

参考にしたもの

今回の学習では下記サービスやサイトを参考にしました。

After Effectsの基礎はこちらで学習しました。初心者向けに説明してくれており、とてもわかりやすかったです。
通常価格は19,800円でしたが、ときどき行われているタイムセールでは2,000円未満で購入できます。今回の動画は、セクション7までの内容で作成できました。

その他作成中わからなかったことは下記サイトを参考にしました。

まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございました:bow:
以上、After Effectsを使った初めての動画制作の内容でした。
After Effectsは少し複雑そうな印象もありましたが、触ってみるとできることがたくさんあり、とても楽しかったです。

また機能や制作フローについては、youtubeに動画を上げてくれる方も多いので、これからの学習もしやすそうです!

After Effectsは無料体験版で7日間使用することもできます。
ここまでのような内容であれば7日間で十分できたため、もし興味のあるかたはお試ししてみてくださいね!


Ateam Lifestyle Advent Calendar 2019の21日目は、新卒デザイナーの@kmfjがお送りします。どんな記事を書いてくれるかとても楽しみです:blush:

“挑戦”を大事にするエイチームグループでは、一緒に働けるチャレンジ精神旺盛な仲間を募集しています。興味を持たれた方はぜひエイチームグループ採用サイトを御覧ください。
https://www.a-tm.co.jp/recruit/

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