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cloudBitと技適、パチもの問題

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littleBitsの数あるbitの中で、日本の代理店であるKORGさまで販売されていないbit、それがw20 cloudBitと最近仲間入りしたw30 ble - Bluetooth Low Energyです。どちらもいわゆる技適の絡みがあるわけですが、cloudBitの場合はそれだけとも言い切れないところがあります。

cloudBitとは

ハードウェア的な仕様はこちらのgithub上に明らかになっていますが、MCIMX233CAG4CというFreeScale社のARM9ベースのプロセッサに、図面上は明らかになっていませんがUSB経由でWi-Fiドングル、およびArchLinuxベースのOSが格納された4GBのMicroSDカードから構成されています。

なお、ソフトウェア的にはこれまでに3バージョンあるようで、littleBitsのサイトからもWindows用/Mac用のファームウェアのUpdaterが提供されています(こちら)。

USBのWi-Fiドングルですが、仕様として明示的にオープンになっている訳ではないものの、現行出荷品に関しては、Dynamode社のWL-700N-XSがバンドルされている、という理解でよいものと思われます。仕様に関してはリンク先を参照いただければと思いますが、メインチップとしてはREALTEKの8188CUが搭載されています。で、本ドングル自体は日本において技適は通過していない、ということになります(少なくとも私の知る限り)。

コンパチなWi-Fiドングルの有無

REALTEKの8188CUが搭載された、技適通過Wi-Fiドングルはないのか?と思いきや、ちゃんとありました。ELECOMの小型無線LAN子機 WDC-150SU2Mがまさにそれです。Linux的にはlsusbしてみると前述のWL-700N-XSは0BDA:8179というIDで、WDC-150SU2Mは056e:4008というIDで認識されており、両者ともr8188euというドライバ経由で使用可能になるはず...がWDC-150SU2Mさしてもドライバがロードされません。

cloudBitのブート時の動作

cloudBitは前述のように4GBのMicroSDからArchLinuxがブートするわけですが、MicroSDは2パーティション, littleBootとlittleRootに分かれており、littleBootパーティションにはブートローダーが、littleRootのほうに / (root)から始まるファイルシステムが構成されています。

littleBits系のファイルは /usr/local/lb 以下で提供されており、ブート時に初期化処理が走るのは、/usr/local/lb/bit-util/onBoot.shというシェルスクリプトになります。中を覗いてみると、Wi-FiドングルのMACアドレスを確認し(/usr/local/lb/mfg_test/checkMAC.sh)、あらかじめ定義されたブラックリスト(/var/badmacs)に該当すればシャットダウンするであるとか、いろいろな仕組みが入っています。

ごちょごちょ ぐにゅぐにゅ

さて、cloudBitのArchLinuxの場合もカーネルレベルで(特に前述のDynamode社のUSBドングルにかかわるドライバ/ファームだけでなく)幅広いUSB Wi-Fiドングルをサポートしている模様なので、シェルスクリプトの中でMACアドレスを上手に偽装してやれば、日本の技適を通過したWi-FiドングルでcloudBitが動作、これにて一件落着。めでたしめでたし。と、いった感じで本記事を終えたかったのですが、本記事を書くにあたり、(以前の成功実績を)再現確認してみようとあれこれ手を尽くしたものの...なぜか再現できず。メールボックスにはlittleBitsサポートからのcloudBit validation errorメールが投げ込まれてしまう、という良い子は真似をしないでください的な状況になってしまいました。cloudBit側のファームウェアも含め、もう少しちゃんと検証しなおしたかったのですが、まずはここまででご勘弁をいただければ。

ビジネスモデル

ただ、MACアドレスフィルタリングのようなことをなぜしているのか、というのは(オフィシャルな説明は見たことはありませんが)理解できるところはあります。他のbitは値付け上、そのbit自体の価格であるのに対し、cloudBitの場合は、bit自体の価格に加え、cloudBit APIを維持するためのクラウドシステム(要は https://api-http.littlebitscloud.cc サーバ)側の費用もそこに含まれると解釈できます。

で、littleBitsなんですが(Raspberry Piなんかと同様)互換機と言うかパチものがあったりします(パチものの存在なり問題点にかんしてはlittleBits側で言及されたこともあります)。

こちらのMETASの「電子積み木」は見てもらうとわかるように各bitがLEGO互換にもなっているというなかなかのデザイン、かつ、(実は価格的には本家本元、本物のlittleBitsと比べて)特に安いわけでもないという商品です。

本記事を書くために改めて上記サイトを見たところ、以前はcloudBit相当のものがあったはずなのですが、...今はないですね。cloudBitもどきを買って確認しておけばよかったのですが、おそらく、以前はパチものでもlittleBitsのcloudbit APIにアクセスして利用可能だったのが、これじゃたまらん、とばかりにアクセスコントロール等、厳しくなってきたものと推察されます。

ラズパイ界隈でも、たとえばバンドルされているMathematicaなどの商用ソフトを(個人利用は無償というケースもあれば、ラズパイ財団が一括して費用を支払いしているケースもあるのに対し)互換機で動作させてしまう、というコンプライアンス的に問題なケースが散見されるという点でも、このあたりのビジネス的な仕組みづくりはなかなか大変、かつ重要な点ではあります。

宙ぶらりんな後味のままになってしまいましたが、本日はこのあたりで。

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