概要
魔法っていいですよね。
魔法にはロマンがある。
特に、詠唱がある魔法にはロマンがある。
子供の時、ドラグスレイブ(スレイヤーズ)やインディグネイション(テイルズ)みたいな魔法の詠唱を覚えたり、唱えてみたりした人はけっこういると思います。
そんな人たちのために!
今回ChatGPTとUnityを使用して、精霊様にお願いして詠唱の内容に合った魔法を使わせて頂くアプリを作りました!
こんな感じのアプリです!
色んな魔法詠唱
【詠唱】雷の精霊よ、無数の雷を天より降り注いでください(たくさんの雷を天から落とすための詠唱を安定して発生させる呪文を特定するのめちゃくちゃ苦労した。)
どうですか?
見ていてわくわくしませんか?
自分は詠唱の内容を考えて、実際に魔法が発動した時に、すごいワクワクしました。
おお、本当に詠唱して魔法を使えてる! って。
今回はこのアプリの紹介と、アプリの仕組みを説明したいと思います。
アプリの仕組み
実は昔、似たようなアプリを作ったことがあります。
その時の記事がこれです。
【即興魔法を使おう ~自然言語処理技術で自分の考えた詠唱に合った効果の魔法を使うシステム~】
この時と仕組みはほとんど同じです。
その時の仕組みは以下のようなものでした。
詠唱をしたら、その内容から名詞・動詞を抽出して、それらの語句を分散表現に変換して、機械学習であらかじめ登録した魔法に分類して、その魔法を発動させる、というもの。
今回はその自然言語処理用のサーバー部分をすべてChatGPTにお願いしている形です。
しかも、以前と違って魔法の規模や持続時間、数などもすべて詠唱の細かい違いからChatGPTが判断してくれて、実行してくれます!
しかも、ChatGPTに精霊の疑似人格を与えることで、本当に精霊に魔法をお願いしている形にもできます!!
ChatGPT様々ですね。
あとは精霊が返してくれる呪文詠唱に応じて生成された魔法のパラメータを使用して、魔法のパラメータを弄って発動させれば終了です。
動画の途中で、魔法の詠唱した後に不発音がしたと思うんですが、あれは発音が悪かったり早口すぎて内容が不明瞭だったり、詠唱が魔法を発動させる十分な情報がなかったり、精霊様の機嫌を損ねるような言い方だと魔法が発動しなかったりします。
また、魔法が発動しても、最初の「炎よ燃えろ」みたいな端的かつ偉そうな言い方だと、発動しても効果時間だったり威力がしょぼかったりします。
逆に「無数の風よ、あまねく場所に吹き散らしてください」みたいな感じで丁寧な言葉遣いを心がけると、そのあとの広い範囲の風が10個ぐらい出た感じで、精霊様は協力的になってくれます。
そういう言葉遣いだと、消費魔力とかも少なかったりします。
ただ隠しパラメータで、精霊様の好感度があり、好感度が高まるとある程度精霊様も協力的になってくれたりも……?
夢が広がりますね!
感想
作っていて、すごい、俺は今精霊を創っている…… これは現代の魔法だ……
とすら思いました。
こんなん全ファンタジーの愛好家の夢ですよ夢!
これあと5年ぐらいしたら、本当に精霊と一緒に冒険してこんな感じの魔法使ったり交流したりできるゲーム作れるんじゃないか……?
ソニーさんあたりぜひ頑張って作って下さい!(というか自分も作りたい)
最後に色んな詠唱をした場合の魔法の映像を置いておきます。
よければご覧ください。
あと、次回は精霊様が実際にしゃべってくれるようにして、より精霊様と一緒に協力している感じなアプリを創りたいと思います。
色んな詠唱と魔法
色んな作品の魔法。
なお、魔法使いには特技:早口と特技:明瞭な発声が必要な理由がよく分かった……
無詠唱ロマンあんまりないけど、戦闘だとそりゃ無詠唱が欲しいわ……