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助産師が退職して1年後に初めてアプリリリース

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Qiita久しぶりです!
毎日自分のブログを更新するので精一杯のため全然書けませんでした(という言い訳w)。
大学病院で助産師としての仕事を退職してちょうど1年、
プログラミングを勉強して10ヶ月で初めて簡単なアプリをリリースしたので、
ここまでの経緯を簡単に振り返りたいと思います。
(まぁまぁ長くなってしまったので興味がある部分だけサラーっと読んで下さいw)

#アプリリリースを決めるの簡単な振り返り

##ジーズアカデミーで半年、プログラミング必死に勉強
マジで大変でした〜
病院の古いUI電子カルテしか使ったことない私が急にコード書くって、
昭和時代にタイムスリップしてそこの人にiPhone渡して「ググって〜」と言うのと同じです。
つまりさっぱりなんです。
だからすごい大変でした、でも私なりに出来る努力をしました。

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##在学中にサーバーサイドインターン
勉強すればする程、こんなポンコツな自分では開発とかITで業界良くするとかマジで無理!
と思い一旦エンジニア就職しようと決めます。
あまりにも扱える武器が少なすぎる。

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だから在学中にインターン先を探しました。
ありがたいことにとある医療系ベンチャー企業でインターンをさせて頂くことになりました。

開発言語はRuby, フレームワークrails。
今までPHPとLaravelしかしたことない私にとっては不安しかありませんでしたが、
それでももう会社を選んでいる余裕なんて余裕でありません。
業界未経験育児中30overの私がインターンできるだけでも奇跡です。
ここは頑張るしかありません。

幸いにもLaravelのおかげでMVCをなんとなく理解していたので、
railsはすんなり入ってきました。
Rubyの書き方も直感的にわかる部分もありました。
わからないメソッドや書き方はその都度調べました。
優しいエンジニアの方にかなり助けられながら毎日必死になんとか這いつくばりました。

そしてやっぱり一番学び、毎日強く感じたのは、
個人開発と会社の開発の圧倒的なスケールの違いです。
インターンをすればする程、自分の開発はおもちゃに感じました。
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##卒業制作発表会(GGA)で優勝
日中ほぼフルタイムでインターンをしながらGGAの準備をしました。
ちょうど子ども達の自粛期間だったので、正直ここが一番大変でした。
容赦ないインターンの開発と発表の準備、でも日中は子ども3人が自宅にいます。
夫にもかなり協力してもらい、なんとインターンの開発を進めながら発表の準備も進めました。
発表会の結果はまさかのまさか、ポンコツな私が優勝しました。

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卒業制作発表会が終わりました
優勝と卒業

想定外の結果に正直驚き、
卒業後「本当にエンジニア就職で良いのか?」と自分の中で考えました。
そしてとりあえず自分のやりたいことをできる所までやってみよう!
そういう結論に至りました。

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とりあえずやってみる
会社を設立する意味

##会社設立
インターンをしながらとりあえず会社も設立しました。
インターンが終了したすぐに動けるように手続き関連はチョコチョコと進めていました。
https://nsmart.work

##インターン終了
この機会をを逃すとエンジニアにはもうなれない、そんなん重々承知の上でインターンを終了することになりました。
3ヶ月、たくさんのことを教えてくれたエンジニアの方には本当に感謝してもしきれません。
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エンジニアインターン終了

##とりあえず1つリリースしてみよう
これから会社としてどうするか、ビジネスのビの字も知らない私なりに考えました。
たくさん考えたし今も毎日考えていますが、
とりあえず発表会で作ったアプリを1つリリースしてみよう、そう思いました。
幸いにも私の想いに共感してくれたジーズアカデミーの同期2人が開発を手伝ってくれることになり、
発表会よりもブラッシュアップしてアプリをリリースすることになりました。

#アプリリリースまで
##アプリの機能
機能は時間を計算するという非常にシンプルなアプリです。
陣痛が始まった時間〜胎盤が出たまでの時間(いわゆるお産何時間かかりました、とうやつです。専門用語で分娩所要時間と言います)を計算します。
この時間計算を、電子カルテがない産院では助産師や看護師が頭で計算しているという実情があります。
例えば、
陣痛が始まった時間 7/30 11:10
胎盤が出た時間 8/1 0:21
この間が何時間何分かをすぐに計算できる人はほぼいないと思います。
これを陣痛が始まった時間と胎盤が出た時間だけ入力したらすぐに計算できるという昨日です。
これしか出来ません!
だから卒業した時は、HTMLとCSS,JSでさらっと作りました。
時間計算は moment.jsというライブラリーを使いました。

##アプリの改善点
###計算項目の追加
実はこの分娩所要時間、時期にⅠ期 Ⅱ期 Ⅲ期と分かれています。
Ⅰ期+Ⅱ期+Ⅲ期=分娩所要時間
となります。
どうせだったらこのⅠ期 Ⅱ期 Ⅲ期も出して欲しい、
これが私の友人助産師5人にヒアリングしてほぼ一致した意見でした。
確かにそれはそうや!
よって本来の分娩所要時間にプラスしてⅠ期 Ⅱ期 Ⅲ期も出せるように項目を増やしました。
###dbとの接続
マジでHTMLとCSS,JSだけで作っていたのですが、それではこのアプリをリリースした時にどれくらいユーザーがいてどれくら使われているか全くわかりません。
よって、簡単な会員登録をしてログインして頂き、計算した値をdbに飛ばす設計にしました。
Laravelとmysqlを使用して実装しました。
これでどれくらいの人が使っているのかわかるので、インフラを増強するタイミングもわかります。
あとは些細ですが会社の実績にもなるかなと思いました。
###PWA
可能な限りネイティブアプリに近くしたい。
忙しい現場の看護職にいちいちsafari開いてお気に入りからアプリのURL探して、
もしくはいちいちQRコード読み取っては面倒くさ過ぎます。
でももちろん私にはネイティブアプリにするお金も技術もありません。
よってPWAを実装することにしました。
調べながらなんとか実装しました。
正直これが一番難しかった・・・
多分まだあまりわかっていない・・・

##開発以外でしたこと
###アプリ紹介のLP作成
これはお洒落でセンスの良い友人達がほぼしてくれました。
ダサい私にはこんなお洒落なサイト作れません!!
PWAの利用方法もわからない方がほとんどなので、ここもなるべく丁寧にわかりやすく説明したPDFを作ってもらいました。
https://nsmart.work/app1

###実機テスト
私含めて3人の自宅にあるありとあらゆる端末で実機テストです。
幸いにもインターンで総合テストをどのように実施しているのか一部拝見できたので、
それを参考にスプレッドシートに項目をまとめて各自自宅で実機テストをしました。
そしてテストすればする程、細かい修正点が出る出る・・・
工程数少なくて優先順位高いものから潰しました

#アプリリリースしての感想
自分が思っていたものが形になり現場の看護職に使ってもらえるかもしれないというのは本当に感慨深いものがあります。
まだ正直信じられません。
1年前の私では1ミリも想像できなかったことです。
ここまで一緒に手伝ってくれた友人に本当に心の底から感謝しています。

#新たなサービス開発
この開発したアプリの発展バージョンの構成もあるのですがそれはもう少しお金がなんとかなったら作りたいなと思っています。
今は少しまた別のサービスを開発予定です(昨夜開発のキックオフテレカンしまました)。
と言っても現場で働く看護職の業務改善に特化したアプリです。

今回のアプリに比べるとかなり手が込んでいて正直どこまで実装できるかわかりません。
私含めてジーズアカデミーの同期3人、計4人でLaravelとvueで開発します。
今の我々でできる最高のプロダクトを作りたいと思っています。
もしかしたらそれはエンジニアの方からするとおもちゃかもしれません。
でも最高のおもちゃを作りたいと思います。

インフラやセキュリティ関連が弱弱なのと、
将来的には機械学習を導入したいのでそれを見越したdb設計ができるか・・・
その部分はジーズアカデミーを卒業した先輩やメンターの方にも少しご協力予定です。

#最後に
長い文章ここまで読んで頂いてありがとうございました!!
色々中途半端でまだまだ未熟な私ですが、
いつも応援し支えてくれる周囲に感謝の気持ちを忘れず、
1日でも早く現場で疲弊している看護職の業務が楽になるようなサービスを提供できるよう、
今後も日々精進したいと思います。

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