ブラウザーの閲覧履歴(ヒストリー)をローカルのデータベースにまとめておけるオープンソースソフトウェアvisitedをリリースしました。
Securely collect browsing history over browsers.
Github: visited
こんな感じで閲覧履歴データが保存されます。
サーバーのログ出力
動機
まず一番の動機として、プライバシーへの配慮です。
ブラウザー上で閲覧履歴データを長期間残しておくのはやめておきたい、しかし閲覧履歴データはどこかに残しておきたい、という需要。
次点にクロスブラウザー、クロスプロファイルでの閲覧履歴データの統合化、一元管理です。ChromeのユーザーA, ユーザーB, ユーザーCのそれぞれの閲覧履歴をまとめておけること、また、Firefox, Opera, Braveなどにおいても同様にそれが行えること。
構成
アルゴリズムとしてはシンプルです。同ツールでサーバーを起動し、クライアントサイドにはクライアントサイド用のユーザースクリプトを置きます。どこかのURLにアクセスしたらそこでJSを実行、websocket経由でサーバーへ情報を転送、サーバーサイドでデータベースへ情報を入れます。コードはシンプリシティを意識して、簡潔めです。
使い方
Githubのreadmeを参照してください。