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新卒エンジニアとして「イシューからはじめよ」を業務にどう活かすか

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この本について

「イシューからはじめよ」では、バリューのある仕事を行う方法について述べられています。

この本の概要について

上記のAmazonページで、出版社による書籍の解説が掲載されています。
下記では、その解説の一部を引用します。

イシューとは

「イシュー」とは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。
あなたが「問題だ」と思っていることは、そのほとんどが、「いま、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではない。
本当に価値のある仕事をしたいなら、本当に世の中に変化を起こしたいなら、この「イシュー」を見極めることが最初のステップになる。

仮説ドリブン

イシューが明らかになったら、問題点を幾らかの要素に分解し、ストーリーの流れを整理します。
細分化された問題点それぞれの分析・検証に必要なアウトプットのイメージを描くことで、質の高い分析の全体像を設計することができます。

アウトプットドリブン

最後は、ストーリーの骨格を踏まえ、検証していく作業です。
それぞれの検証の優先順位を見極めつつ、段取りよく分析・検証していくことで質の高いアウトプットを軽快に生み出すことができます。

こちらから引用)

自己紹介と記事を書く背景

私は22卒で、今年の4月に事業会社にエンジニア職で就職しました。現在、研修中です。

この本を読んだ目的は、働く上で必要なソフトスキルを向上するためです。
読み終わった後に、「この本の内容から自分の業務に活かせることは何か」を絞り込んだ方が良いと感じたためQiitaでアウトプットすることにしました。

業務に活かせる感じた3つのこと

以下では、この本の中で個人的に特に業務に活かせると感じたことを自分なりに咀嚼した上で述べます。

1.「イシュー」からはじめるという姿勢

「イシューからはじめる」ということは、この本のタイトルにもなっています。
先程引用した内容によると、本当に価値のある仕事をしたいなら、本当に世の中に変化を起こしたいなら、この「イシュー」を見極めることが最初のステップになると述べられています。

活かせそうなシーン

【状況例】
新卒の5人で共同で行う仕事をまかされたが期限を守ることができず、先輩に怒られてしまった。
そのため、新卒の5人で反省会を行うことにした。
そこで、1人が「報連相のやり方を改善してみようよ!」と言った。

反省会で、このような発言をしてしまうことは十分あり得そうです。(自分もやりがち)
しかし、上記のような発言は、問題の原因が「報連相」であると思い込んでしまっています。
「イシュー」からはじめる姿勢を持つことで「原因は何だ?本当に報連相なのか?」を突き詰めるべきです。

2.「イシュー」を決めるために、スタンスをとり、深い「仮説」を立てる

活かせそうなシーン

【状況例】
新卒の5人で共同で行う仕事をまかされたが期限を守ることができず、先輩に怒られてしまった。
そのため、新卒の5人で反省会を行うことにした。
しかし、期限を守れなかった原因がわからず議論が難航している。

反省会で、このように議論が難航することは十分あり得そうです。(経験あり)
ここでは、「予め報連相のフォーマットを決めておき、それぞれが作業を始める・終えるタイミングで先輩への報連相ができればよかったのではないか?」と仮説を立ててしまうことが有効だと考えられます。
仮説を立ててしまうことで、「イシュー」行うべきアクションアクションを行った結果の解釈が明確になります。
もちろん、仮説は繰り返し考え直すことが前提です。

パッと見ると「予め報連相のフォーマットを決めておき〜〜」というのも問題の原因が「報連相」であると思い込んでいるように思えます。
ここで大切なのは、「仮説をあえて立てることによって得られること」を理解した上で、何度も仮説を立て直すことです。

3.「イシュー」が決まったら、「イシュー」を分解して解の質を高める

先程引用した内容によると、イシューが明らかになったら、問題点を幾らかの要素に分解し、ストーリーの流れを整理すると述べられています。
ここで、私は「問題点を幾らかの要素に分解」という点に着目しました。

活かせそうなシーン

【状況例】
新卒の5人で共同で行う仕事をまかされたが期限を守ることができず、先輩に怒られてしまった。
そのため、新卒の5人で反省会を行うことにした。
そこで、仮説を考えたことによって、イシューは「報連相のフォーマットが決まっていないこと」であると考えられた。
しかし、具体的なアクションが決まらない。

「イシュー」が決まったとしても、「イシュー」に対する「解」が考えられない可能性があります。
ここでは、下記の様に「イシュー」を分解することが有効であると考えられます。

報連相のフォーマット = 1.見た目のフォーマット × 2.内容のフォーマット

1.見た目のフォーマット
=> 仮説「研修で学んだことよりも、○○先輩の段落の分け方やタイトルの付け方を真似するのが良いのでは?」

2.内容のフォーマット
=> 仮説「私たちの報連相には、どの内容にも『具体性』が足りてないのでは?」

まとめ

この本は、どの内容も自分の考えが広がるような素晴らしいものばかりでした。
その中でも、私個人は下記の3つを特に意識したいと思います。

  1. 「イシュー」からはじめるという姿勢を持つこと
  2. 「イシュー」を決めるために、スタンスをとり、深い「仮説」を立てること
  3. 「イシュー」が決まったら、「イシュー」を分解して解の質を高めること
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