#isucon の環境が CentOS で、入れ替えにミスって起動しなくなってもサポート無いらしいので、 Debian/Ubuntu ユーザーが CentOS で実験環境を構築してみました。
isoイメージのダウンロード
http://www.centos.org/modules/tinycontent/index.php?id=32 から日本にあるミラーサーバーのどれかを選び、右側にある HTTP のリンクを開きます。とりあえず http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/ を選びました。
バージョンごとのディレクトリがずらっとならんでいるので一番あたらしい 6.3 を選び、 isos/x86_64 と進みます。いくつかあるので Debian の時の癖で netinst を選びましたが、 minimal にしたほうが良かったかもしれません。
仮想環境の構築
VMware Fusion で CentOS 64bit を選び、CDイメージを選択して仮想マシンを作ります。カスタマイズしてディスクを64GBにしておきました。
起動してチュートリアルどおり進めばいいのですが、インストール元を指定する画面が出てきた場合はURLという項目を選択し、 http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/6.3/ と手で入力する必要がありました。
そのあとはいきなりインストール画面がGUIになってびっくりです。
最初の起動
インストールが終わると再起動を要求されるので再起動します。インストール時に設定した root のパスワードでログインし、おもむろに yum update
しておきます。
その間に参考になりそうなサイトをググって、 http://centossrv.com/centos5-init.shtml を見つけました。
yum-updatesd と mail コマンドがないのでこのページ通りには活きませんでしたが、それを無視して SELinux の停止などをやっておきます。
その他の設定
とりあえず絶対必要なものを入れておきます。後から必要な物が見つかるたびに追加しますが。
yum install man python-devel vim-enhanced gcc-c++ openssh-clients
依存関係で perl がインストールされました。 minimal だと perl もインストールされないんですね…
色々と実験する場合、fdの数の制限のデフォルト値が1024だと足りなすぎます。最近の Ubuntu はデフォルトが4096になってたりしますが、ケチる必要は無いので 65536 にしておきます。 /etc/security/limits.conf
を開いて
* hard nofile 65536
* soft nofile 65536
しておきます。
sshの設定
デフォルトだとパスワード認証が有効になっていたので、パスワード認証でログインし、authorized_keys を設定してから /etc/ssh/sshd_config
を編集してパスワード認証をオフにします。
感想
コマンドが見当たらない時に Ubuntu だとインストール候補のパッケージ一覧を表示してくれるのですが、 CentOS だとそれがなくて何をインストールしたらいいのか判りませんでした。
でも、 yum search scp
とかしたらなんとなくわかるので、きっとこれが正しい方法なんだと思います。