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IoTプラットフォームについて思うこと

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はじめに

さくらインターネットのアドベントカレンダーの3日目 のエントリーになります。

IoTに対する定義や、細かいテクノロジーについてはきっと他の人がやってくれると思いますので、僕がごくごく個人的に最近IoTについて思っていることについて、書かせていただきます。
畑違いの分野も多いので間違った認識をしていたり、正確性を欠く表現があるかもしれませんが、「僕はこう思っている」ってことで書いているのでよろしくお願いいたします。

IoTは次の世の中を動かす技術の一部分のその要素でしかないと思うんだ

最近よく「IoTって何ができるんですか?」という質問を受けます。
この質問は結構きつくて、IoTって次の世の中を構成する技術の一つでしかなくて、それ単体では、とくに何というわけではないのかなと考えています。
今まででもできていたっていうのはもちろんあって、下に挙げたいろいろな技術が少しずつ世の中に浸透して、仕事や生活が変化し始めているのが今じゃないのかなぁ。

  • センサー : モノゴトを電気信号に変換するもの、最近はとてつもなく安価になったね
  • IoT : 世の中のモノゴトのデータを集めたり、モノゴトにつたえたりするよ。
  • AI : 集められたデータの分析し相関性・関連性をもった情報が得られるんだって。
  • ロボティクス : 情報を元にリアルの世界にフィードバック!、自動運転とかも広い意味ではそうかもね
  • VR : リアルとバーチャルの境界線を人間が超えるための技術なんじゃないかなぁ。
  • フィンテック : モノとヒトとの間で価値をやりとりさせるためのテクノロジーじゃないかな。

リアルの世界に出てくるときに、複数の技術が組み合わさっているし、ベースとなる部分に、クラウドとかのコンピューティングリソースを使うので、わかりにくなっているのはそうなんだろうなぁ。

ところで、「仕事」ってさ

古代ギリシアでは、仕事はいくつかに分類されて理解されていたっていう本を読んだんすよ。

  • レイバー :作業
  • アート・ワーク :芸術・建築
  • アクション :考えの伝播・伝達

僕は現代の仕事は、上記3種類が個別に存在しているのではなく、ひとつの仕事の中に複雑に組み合わさるかたちでできていると思っています。最近AI技術の発達によって、人の仕事が奪われるということを聞くようになりましたが、
職種がなくなるというよりは、自分の仕事の中のレイバーの部分が次第に減っていくことから始まるのかな。

おっと、IoTだった。

AIにやってもらおうが、人間がやろうが情報をまずはデータを取ってくることが必要、ほしいのは、データ。データがあることが絶対に必要だと思っているんです。

ネットワークにデータを上げる、それが使いやすいところから使えるようにして、そのフィードバックをおくるのが、
本来の目的だったのではないかな?
人のインターネットから使えることは大切だけど、僕らはそこをあえて分割することによって、極めて安全で安心できる
モノゴトのデータのネットワーク化を進めようとしているのが”今”なのかなぁ。

今、世の中では、いろんな分析や解析を比較的簡単にかつ低コストで扱うことができるようになってきていますね。僕の所属しているさくらインターネットは、そういったことの基盤となるようなデータセンターや高火力コンピューティングという、サービスを提供しています。
どれか一つの技術をどうするかというよりは、技術をベースにしながら、次の世界でテクノロジーが貢献できる部分をしっかりやっているという感覚がすごくある。
新しい技術を使って、あたらしい生活をするための布石の一貫って感じかなぁ。。。

僕らのチームが提供しているもの

いま部屋いる人はちらっと周りをみてください、電気を使って動いているたくさんのものってありますよね?
いまある家電とか、電気を使って動いているモノには、マイコンっていう小型のコンピュータが使われているんですよね。
まずはこれらが通常使っている電気信号とネットワークで使っているJSONを双方向に変換する仕組みを作ってやらなくてはいけないことじゃなくて、やりたいことを実現しやすいようにする。これがいま僕らのチームが作って、提供しようとしているさくらのIoTプラットフォームかな。

簡単に書いているけど、実際のプラットフォーム中身は、マイコンの知識やモバイルキャリアに関する知識、クラウド側のネットワークの知識、外部の仕組みと連携するための知識、いろんな知識とアイディアを総動員して、やりたいことがある人が本当にやりたいことに集中できるような仕組みを作り上げているのが今かなぁ。やばいくらいギリギリでいろんな方針を決めたり作ったりしています。

そういえば、僕のチームはチャットやGitを多用し、業務時間や場所やむしろ所属企業にさえとらわれない、あたらしい働き方をしている若いメンバーがたくさんいます。(そういや、前にあったのいつだったっけ?みたいな人もいるなぁw)
そして、それを会社としてサポートする仕組みがどんどん出来ています。なんだか会社自体が超高速で進化を続けているのが実感できていますね。
僕の参加している他にもたくさんチームはあるのですが、言うなれば、それぞれが企業内ベンチャー企業のような形でどんどん進んでいる感じで、とても楽しいですよ!

どんな形でも一緒に働ければうれしいですね!
もし興味を持ってくれた方 がいたらぜひ!

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