この記事は一休.com Advent Calendar 2024 第10日目の記事です。
ユーザー向け開発チームで開発ディレクターをしています、meracです。
本日の記事では私ごとではあるのですが、育休・産休を経て社会復帰を果たした、
開発ディレクターの奮闘記をお届けできればと考えています。
自分自身、仕事をすることが好きなのであまり参考にならない部分もあるかと思いますが、
「へ〜こんなやり方もあるのか」など、気軽にみていただけると嬉しいです。
簡単に自己紹介
一休で開発ディレクションをして今年で3年目になります。
1年半ディレクターを務めたのちに、産休・育休をいただくことになりました。
約1年のお休みののちに今年の4月から仕事復帰しています。
保育園の洗礼
4月から子供は保育園に通い始めて、そのタイミングで仕事復帰をしました。
巷でよく見かける「保育園の洗礼」という単語。
我が家もしっかり洗礼を受けました。ほとんど毎週熱を出し、週1の頻度で小児科に通いました。
中耳炎・胃腸炎・手足口病・・・次から次へと新しい風邪にかかり、驚愕と疲労の毎日でした。
不安になった要因としては、
- こんなに風邪が続いていて大丈夫か(保育園の洗礼とよくネットでは見るけど、想像以上だった)
- 風邪との戦いで終わりが見えない(病院の先生に「最初半年が辛抱」と言われるが正しいのかわからない)
- 仕事復帰早々、お休みが続く(メンバーに申し訳ない)
などなどです。
仕事と育児の両立は最初なかなか大変で、特に5~7月は記憶がありません。(笑)
そんな中で、自分なりに考えた仕事と育児を心地よく両立するTIPSをご紹介します。
できる限りアウトソース
仕事復帰をするにあたり、自分一人では頑張らない。 を意識しました。
家族会議を経て、自分や他家族メンバーでカバーしきれない家事などは積極的にアウトソースするようにしています。
また家族や親戚に頼ったり、行政の育児支援なども積極的に利用するようにしています。
例えば、
- 家事代行サービスを利用する(必要経費と割り切る)
- お料理代行サービスを利用する(必要経費と割り切る)
- ベビーシッターサービスを利用する(行政によっては補助金がでるので、我が家はフルで使っています)
- 病児育児のサービスを利用する(どうしてもの時に頼っています)
などです。
また可能なときは、おばあちゃんに来てもらい息子を見てもらったりもしています。
その間に自分はお昼寝させてもらうなどして、家族総動員で育児しているという状態です。(睡眠は本当に大事です)
一休の福利厚生をフル活用する
一休の福利厚生はもちろんですが、一休の開発メンバーにはパパママが多く、
不安なところがあるとよく相談にのってもらっています。
先輩ママ・パパからの助言は「これで大丈夫なんだ」「なるほど、こういうやり方もあるのか」と安心材料だったり、思いがけないTIPSをもらえたりするので、大変ありがたいです。
また、子供の状況をお話しすると「わかるわかる、あるよね」と賛同してもらえることがほとんどなので、話を聞いてもらえるだけで心強かったりもします。
一休の福利厚生に話を戻します。
まずお休みに関してです。一休では午前半休・午後半休はもちろん、時間休を取得することができるので大いに活用させてもらっています。
保育園からの突発的なお迎え要請があった際に時間休を使ったり、
積極的にリフレッシュをするために午後半休を使ったりさせてもらっています(業務に支障が出ない範囲でですが)。
また、一休では勤務時間を決められた範囲の中で選択することができます。
自分は、8:00~17:00までの勤務が基本なのですが、
一休で定められている定時が10:00~19:00なので朝の2時間は作業集中する時間、10:00~はメンバーとコミュニケーションをメインで取れるようにする時間など、何となく自分の中で決めて時間を過ごしています。
子供がいると残業がどうしてもできないので、朝の2時間をいかに有効活用するかが肝だったりします。
最後に在宅勤務です。開発チームは自分たちが決めた曜日週1回の出社以外は、在宅勤務が可能(もちろん出社もOKです)なので週の後半は在宅勤務を選択し、保育園のお迎えを早めて夕方から子供と過ごせる時間を確保できるようになど、柔軟な働き方を選択させてもらっています。
育児と仕事
現状は、家族や周りのサポートに頼りながら割と楽しく育児と仕事に取り組めています。
- 育児をしながらだと仕事に支障が出てしまう。
- 仕事をしながらの育児って子供の発達・発育に影響出てしまわないかな。
復帰当初はこのような不安がありましたし、今でも全くないかと言われると嘘になります。
ですが、育児と仕事両方頑張っていることによって双方へのメリットも生まれているな。と感じています。
1.限られた時間で最大限のパフォーマンスを出せるように工夫する
子供が生まれる前は、24時間全て自分の時間として使うことができていました。
ですが今は全て自分時間というわけにはいきません。
勤務時間もそうで、今までは必要な場合は残業をすることもできたのですが、
今は、お迎えの時間などがあるので17:00までに退勤!が譲れません。
限られた時間の中でやるべきことをやる。というマインドが以前より強くなりました。
「今日〇〇のタスクができなかったので、明日やろう」
ではなく、
「子供が明日も元気に保育園に行けるかわからない、今日中にやり切ろう」
という風にも変わりました。
逆に自分にとっては仕事と育児の切り替えができるので、プラスになっています。
2.悩んでいる暇はない、やるしかない
これは「母」になって変化があった部分であると考えています。
開発ディレクションをしていると、リリースのスケジュールに追われたり、
段取りが悪いと周りのメンバーやプロジェクトに迷惑をかけてしまったり、特にユーザーにご迷惑がかかってしまいます。なので、プレッシャーを感じる局面が多々あります。
今までは、「このままで大丈夫だろうか」「できなかったらどうしよう」などネガティブ思考になってしまうことがありました。
「出産」や「育児」を経て自分のマインドセットが少し変わったかもしれないと思ったのが、
仕事復帰した後に、プロジェクトに向き合う姿勢が、「できなかったらどうしよう」ではなくて、「やるしかない」という強いマインドに変わっていたことに気づいたときです。
おそらく、おやすみ中に思っていたことが癖付いたのかなと思っていますが、仕事に向き合う上でプラスの影響を与えてくれています。
3.家庭の中でも選択と調整
子育てをしていると日々意思決定と選択、調整の連続だと思わされます。
すごく細かい話しですが、例えば子供が熱を出した時、
- 熱が出ているが、鼻水もすごい出ている
- よく中耳炎になるし、耳も気にしている様子で機嫌が悪い
- 小児科にいくべきか? 耳鼻科に行くべきか?
よし、今回は耳鼻科にいこう。みたいな話です。
今ある情報から、最適そうな選択をする、自分で意思決定をする。旦那と話す、家族間で調整する。
メンバーに、「私、家庭でもディレクションしてるかもしれないです...」と話したら笑われましたが、繰り返していくうちに、少しディレクションスキルが上がった気がしています。(笑)
今後について
長々と書きましたが、今年の10月ごろから子供がパタっと熱を出さなくなりまして、病院の先生がいっていた「最初半年が辛抱」は嘘ではないことが(ある程度)証明されました。
一生中耳炎になっているのではないか?と本気で心配した日もありましたが、今ではほぼ毎日元気に保育園に通っています。
もし、いま不安に思っているママパパがいたら「大丈夫」とエールを送りたいです。
ですが、育児と仕事の両立に関しての奮闘は今でも続いています。
新しい課題が種類を変えて飛び出してくるのですが、その都度柔軟に対応していく他ないな。と考えている日々です。
きっと、その経験が周り回って育児にも仕事にもプラスの影響を与えてくれると信じています。
最後に一言
現状は、家族や周りのサポートに頼りながら割と楽しく育児と仕事に取り組めているかなと思っています。
とはいえ、育児も仕事も短距離走ではなく、マラソン(長距離走)です。
無理は禁物をモットーに育児と仕事に取り組みたいなと思っています。
何よりも大切なのはママとパパが笑顔でいること、を心に刻んで毎日を過ごしています。
全国のママ・パパの皆さん、一緒に頑張りましょう!