デブサミ2019のメモです
小野寺さん
- ACM, 日本ソフトウェア科学会フェロー、情報処理学会シニア会員
量子コンピュータ入門をお話しする
- 量子とは、粒子と波の性質を併せ持つ
- 重ね合わせ(01でなく混ざった状態)
- 量子のもつれ(互いに相関を持つ)
- 微細に制御しながら計算しているのが量子コンピュータ
いろんな種類がある
- 縦軸が正確さ、横軸が速さ、いろんな方式があるが、超伝導回路とイオントラップが一番進んでいる。(画像)
- 量子ビットの状態を制御しながらやる
- IBMは超伝導回路
やりかた
- GUI的にビジュアライズした量子回路を作成する。
- 重ね合わせ、もつれをプログラムする
- 量子状態を測定する、というのがOUTPUT
- OUTPUT時には、01にする。半端な状態だとどっちかによる。
- メジャーメント、測定を何度もやるのが今のプログラミングと違う
魅力
- 量子ビットの数次第で計算パワーが爆発的に増える
- ムーアの法則を乗り越える可能性
暗号
- 量子コンピュータがでたら1週間で解析されちゃうかも
Universal Quantum Computer
- 量子計算コンピュータをIBMで提供している
- small scale/ noisy
- 量子状態が壊れやすい。励起状態をどれだけ保ちやすいか?2桁μsくらい。
- やりたい時間はそれくらいまでに終わらなければならない。
数10年先?
- 未来を見据えて投資をしている
有望なアプリケーション領域
- 量子科学
- 機会学習
- 最適化
OSSで公開
- Qiskit pythonのAPIで公開(午後にハンズオン)
協力している会社・大学等
- 慶応大学・オックスフォード等
- MUFG, MIZUHO等
感想
- 純粋に、ムーアの法則越えの可能性にワクワクした
- 暗号がどうなるんだろうと脅威を覚えた
# 参考:IBM Q 入門