はじめに
- 今回の記事は、とある病気のコミュニティでM5stackが愛用されている話です
- ダレトクな話ではありますが、こんな使われ方もしているんのかふーん、みたいな生暖かい目でみていただければと思います
- 医学の専門家ではないため、所詮患者レベルの知識なのでご注意ください
- 開発の話は一切出てきません(たぶん)
とある病気とは
- 一型糖尿病です
- 私は大人になってからの発症で、この病気とは10年のおつき合いになりますが、小児糖尿病とも呼ばれることがあり、子供の頃からこの病気と付き合っている方もたくさんいます。
一型糖尿病ってめんどくさい
- 毎食前にインスリンを打つ
- 毎食前に血糖値を測る
- 低血糖に気をつける(突然死しかねない)
- 特に子供だと低血糖に気づかないことがある
- 高血糖にも気をつける(長期的)
課題(大事なことなので2回目)
- 子供だと低血糖に気づかない(死にかねない)
一型糖尿病の子供を持つお父さんが作ったWebアプリケーション(後述のNightScout)とM5stackで常に血糖値を表示しておける仕組みが普及(とまではいかないかもですが)し始めているかもしれない
環境
- FreeStyleリブレ......腕につけるタイプの持続型の血糖測定器
- MiaoMiao.....FreeStyleLibre上に貼り付けて、後述のTomatoにBluetoothで血糖値を送信する
- Tomato......MiaoMiaoから血糖値を受け取る。NightScoutに血糖値を送るiPhoneアプリ。似たような、Spikeというものもあります。
- NightScout....血糖管理のためのWebアプリケーション(heroku&Atlasで構築)
- M5stack.....NightScoutもしくはTomatoと連携して、血糖値をリアルタイム表示
これで、周りの人間が低血糖に気付ける
構築手順
エンジニアではない人が、この手順を実施しているのが感動でした。
親が子を思う気持ちは最強だと思います。
(基本は皆エンジニアでないのでマニュアルは基本はアカウントを作るところから。私は作っていなかったのはAtlasのみでしたのでAtlasのみ登録)
- リブレ、MiaoMiao、Tomatoの連携は通常のアプリ連携と同じ感じ
- NightScout
- Githubのアカウントを作る
- herokuのアカウントを作る
- Atlasのアカウントを作る
- Githubのリポジトリをforkして、herokuにデプロイ(ボタンをポチッとするだけなので、誰でもできる!作った人すごい!!)
- M5stack
- 構築済みのものを購入
おわりに
- 2020年11月からリブレを利用し始め、MiaoMiaoの存在を知り、NightScout、M5stackの存在を知り、初期設定に走り抜けた11月でした。主治医の先生に報告したいと思います。
- せっかくの患者本人かつ自称ソフトウェアエンジニアの端くれなので、来年中にはNightScoutもしくはM5_NightscoutMonのGitHubに何かコミットをしたい。お手伝いがしたいと思います。