Linux(今回はRed Hat Enterprise Linux)における、ユーザーにsudoコマンドの実行権限を付与する方法についての記事です。
ユーザーに権限を付与する方法としては、/etc/sudoersに該当のユーザーを追加するのが一般的な方法です。
また、wheelという名前のグループがデフォルトで存在し、このグループにいるユーザーはsudoの実行権限を持ちますが、今回はsudouserというグループを新たに作成し、そのグループにいるユーザー全員がsudoの実行権限を持つように設定をします。
この記事では、sudoの実行権限を持ったユーザーがコマンド実行する前提です。
1.グループの作成
sudouserという名前のグループを作成します
$ sudo groupadd sudouser
2.グループの確認
sudoグループが作られていることを確認します
$ sudo less /etc/group
root:x:0:
<中略>
sudouser:x:1002:
3.グループへのsudo実行権限の付与
/etc/sudoersを以下のように編集し、sudouserグループにsudo実行権限を付与します
$ sudo visudo
## Allows people in group wheel to run all commands
%wheel ALL=(ALL) ALL
%sudouser ALL=(ALL) ALL
4.グループへのユーザー追加
sudo実行権限を付与したいユーザーを、sudouserグループに追加します
$ sudo usermod --append -G sudouser <ユーザー名>
5.ユーザーが追加されたことを確認
$ sudo less /etc/group
root:x:0:
<中略>
sudouser:x:1002:<ユーザー名><ユーザー名>
追加したユーザーがsudoコマンドを実行できることを確認してください。
以上です。