CodePipelineで気をつけたほうが良い項目をTipsとして随時追加していきたいと思います
アクションプロバイダ「手動承認」は最も古い承認待機状態がコンソールに表示される
CodePiplineではアクションプロバイダに「手動承認」を追加できます。
コンソール上で「承認」することで後続のステージを実行することができるようになります。
ただし、「承認」または「拒否」が選択されるまで、コンソール上に選択待ち状態が表示されたままになります。
この時に、複数回パイプラインが実行されると、最初に実行した状態の「手動承認」の選択待機状態がコンソール上では表示されるので間違えて「承認」しないよう注意が必要です。
各ステージブロックの右上「現在のリビジョンを表示」ボタンからリビジョンを確認できるので、手動承認を選択する場合はリビジョンが最新のものか確認しておいたほうが良いです。
例
- パイプラインを1時間おきに3回実行させます。この時、それぞれのリビジョンを
A
,B
,C
とします - この時コンソール上では「手動承認」以前のステージはリビジョンCのログが表示されます。
- しかし、「手動承認」ステージではタスクAの承認待機状態が表示されます。
- そのため、この状態で承認した場合、後続のステージはリビジョンAとして実行されます。
- リビジョンCとして承認以降のステージを実行するためには、リビジョンA、Bの「手動承認」を拒否する必要があります。
- リビジョンCの「手動承認」の待機状態が表示するまで手動承認を「拒否」していきます。
設定を変更すると「再実行」ボタンで途中からの再開はできない
CodePipelineではあるステージの処理が失敗した場合、そのステージから「再実行」することができます。
しかし、CodePipelineの設定を変更した場合、コンソール上では「再実行」ボタンを押すことができますが、エラーとなり
途中からの再実行はできなくなります。
そのため、CodePipelineの設定を変更した場合、最初のステージからやり直す必要があるので気をつけてください。
クロスリージョン対応
2018年11月から一つのパイプラインで複数のリージョンのリソースを作成できるようになりました。
ただし2019年02月10日現在、コンソール上からクロスリージョンの設定の追加・変更はできません。
クロスリージョン対応にする場合、aws-cliで設定を更新する必要があります。
詳細はドキュメントに書いてあるのでご確認ください