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ChromeBookでRaspberryPiZeroWにvolumioセットアップ

Last updated at Posted at 2023-12-21

本記事は、めんどい太郎の Advent Calendar 2023 22日目の記事です。

はじめに

この記事は初心者が書いています。

今回はChromeBookでRaspberry Pi Zero Wにvolumioをインストール、設定していきます。

volumioとは

volumioはRaspberry Piでよく用いられている音楽プレイヤーです。

volumioを使えばRaspberry Piを音楽プレイヤーにすることができます。

OSイメージの用意

ダウンロード

今回はRaspberry Pi Zero Wにインストールしますが、Zero 2 WやRaspberry Pi 4などでも同じだと思います。

まずは公式サイトにアクセスし、OSイメージをダウンロードします。私がダウンロードしたファイルは500MBほどでした。

上記のURLにアクセスし、すこし下の方に行くと画像のような項目があると思いますのでRaspberry Piの方をダウンロードします。

image.png

ダウンロードしたファイルはZIPファイルですので、解凍します。

解凍するとvolumio~~~.imgというファイルがあると思いますのでそちらの拡張子をbinに変更します。

~~~はバージョンとかです。

SDカードに書き込み

SDカードにイメージを書き込んでいきます。

ChromeBookではChromebook リカバリユーティリティを使用します。

こちらからChromeに追加し、起動します。

起動したら、右上の歯車マークをクリックし、ローカル イメージを使用をクリックし、先程拡張子をbinに変えたファイルを選択します。

image.png

イメージを書き込むSDカードを選択します。SDカード内のデータはすべて消去されるので注意してください。

image.png

書き込みが開始されます。ダウンロードや解凍に比べると早いと思います。

image.png

こうなればOK。

image.png

ChromeBookのファイルを開くと、下記のようなドライブがあると思いますので取り外します。

image.png

volumioの設定

それでは設定をしていきます。

先程取り外したSDカードをRaspberry Piに差し込み、起動します。

最初はvolumioが起動するまでかなり時間がかかります。私の場合は2分ほどでした。

起動すると以下の画像のようなSSIDがVolumio-*****(*****はランダム)というWiFiホットスポットが起動するので接続します。

パスワードはvolumio2です。

image.png

接続が完了したらブラウザーを開き、http://volumio.localにアクセスします。

すると設定画面が表示されます。

ブラウザで初期設定

このような設定画面が表示されればOK。

image.png

指示に従って設定をしていきます。

アカウントへのログインはネットワークに接続していないのでできません。

image.png

デバイスの名前を決めます。

image.png

出力先を設定します。

私は後ほどBluetoothを使って出力するので初期設定のままにします。

image.png

WiFiに接続します。

image.png

アカウントにログインしていないので、音楽ソースの設定は表示されません。

image.png

これで初期設定は完了です。

自動更新はONにしておくことをおすすめします。

image.png

ホーム画面

設定が完了すると自動的にWiFiホットスポットがOFFになるのでvolumioを接続したWiFiと同じWiFiに接続し、http://volumio.localにアクセスします。

すると利用規約に同意するかどうかの画面が表示されます。

image.png

同意できる方は同意しましょう。

アクセプトが同意です。

これがホーム画面です。

image.png

Bluetooth出力の設定

今回はDACを用意していないのでBluetoothで音楽を出力させます。

やり方はこちらのサイト1を参考にしています。

ファイルダウンロード

まずは参考サイト1からファイルを4つダウンロードします。

image.png

SSH有効化

https://volumio.local/DEV/にアクセスし、SSHという項目のENABLEボタンを押します。

image.png

ファイル転送&SSH接続

左上のハンバーガーメニューを開き、ネットワークを開きます。

image.png

接続中のWiFiとIPアドレスが表示されるのでIPアドレスをメモします。

image.png

ChromebookのLinuxを起動し、先ほどダウンロードしたファイルがあるディレクトリに移動します。

scpを用いてファイルを転送します。下のようなコマンドです。{ip}は先程メモしたIPアドレスに置き換えてください。

scp www.zip www3.zip www4.zip volumio@{ip}:~/

パスワードはvolumioです。

転送に成功したらssh接続します。{ip}は先程メモしたIPアドレスに置き換えてください。

ssh -l volumio {ip}

image.png

こんな感じ。

ファイル移動

それでは設定をしていきます。

下記のコマンドをポチポチ打ち込んでいけばOKです。

cd /volumio/http
sudo mv www www_bak
sudo mv www3 www3_bak
sudo mv www4 www4_bak
mkdir www && cd www
miniunzip ~/www.zip
cd ..
mkdir www3 && cd www3
miniunzip ~/www3.zip
cd ..
mkdir www4 && cd www4
miniunzip ~/www4.zip

これでOK。

UIの変更

http://volumio.localにアクセスします。

左上のハンバーガーメニューを開き、システムを開きます。

image.png

ユーザーインターフェースの〜〜という項目があるので、クラシックに変更します。

ここで注意。何度も保存しないと保存されない場合があります。

UIが変わるまでしつこくクラシックで保存しましょう。

image.png

プラグインのインストール

左上のハンバーガーメニューを開き、プラグインを開きます。

image.png

プラグインのアップロードというタブを開き、先ほどダウンロードしたbluetooth_controller.zipをドラッグアンドドロップします。

image.png

するとインストールが始まります。

70%からが非常に長いです。

image.png

インストールに成功したら、プラグインを有効にするボタンを2回押します。

image.png

以下の画像のようにインストール済みのプラグインタブの中に入ると思います。

非アクティブになっていてOKです。

image.png

左上のハンバーガーメニューを開き、シャットダウンを開きます。

(画像は使いまわしなので少し違います。)

image.png

再起動でOKです。

image.png

再起動が完了すると、非アクティブがアクティブに変化していると思います。

image.png

ペアリング

プラグインの設定を開きます。

image.png

Bluetooth Devicesという項目があると思いますので、接続機器をペアリングモードにした後デバイスが出てくるまでRefreshボタンを押します。

出てきたらConnectで接続すればOKです。

image.png

実際に再生してみた

実際に再生してみました。

普通に再生されます。

image.png

ソフト側をMAXにしてハード側で音量調整すると良いかと思います。

終わりに

今回はChromeBookでRaspberry Pi Zero Wにvolumioをインストール・セットアップをしてみました。

案外行けるものですね。

volumio自体も悪くないです。

今回は借り物のRaspberry Pi Zeroで試してみましたが、そのうち自分でRaspberry Pi Zero 2 Wでも買ってvolumio環境を整えようかなと思います。

それでは。

  1. Volumio3 Bluetoothプラグイン - エレホビカ 2

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