はじめに
一身上の都合によりGo言語を使うことになりましたので、
VSCodeでGo言語の開発環境を構築しました。
Go言語のIDEとしては、他にGolandがありますが、フリートライアルが30日間なので却下。
あとはEclipseも検討しましたが、環境構築が大変な上にDelveというデバッガと連携できないので却下。
ということで、簡単に環境構築ができてDelveと連携できる無料のVSCodeにしました。
検証環境
・Windows7 64bit
・Visual Studio Code 1.34
・Go 1.12.5
OS以外は2019年6月5日時点で最新
前提
OSがWindowsであること。
(MacでもMac用に読み替えればいけると思います)
開発環境構築
必要なソフトを順番にインストールしていきます。
どれもインストール時のオプションは変更していません。
Visual Studio Code
VSCodeをインストールします。
⇒Download Visual Studio Code
Go言語
Go言語をインストールします。
⇒The Go Programming Language - Downloads
環境変数にGOPATHを追加
Go言語では、環境変数「GOPATH」に保存されたパスを開発時の作業ディレクトリとして扱います。
「スタート」→「コンピューター」を右クリックして「プロパティ」→「システムの詳細設定」
→「詳細設定」タブ→「環境変数」ボタンを押下、と操作し、
「環境変数」ウィンドウで以下の環境変数を設定します。
環境変数名 | 値 |
---|---|
GOPATH | %USERPROFILE%\go |
PATH | %USERPROFILE%\go\bin |
Go言語の拡張機能をインストール
VSCodeでGo言語での開発をするにあたり、インストール必須の拡張機能です。
予測変換などが使えるようになるので開発スピードが上がります。
VSCodeを起動し、拡張機能(Ctrl+Shift+X)を開いてGo
で検索します。
様々な拡張機能がヒットしますが、以下を選択してインストールします。
拡張機能の依存パッケージをインストール
最後にGo言語の拡張機能が依存するパッケージをインストールします。
デバッガなどもこちらで入りました。
You can access all of the above commands from the command pallet (Cmd+Shift+P or Ctrl+Shift+P).
引用: https://github.com/Microsoft/vscode-go
VSCodeでコマンドパレット(Ctrl+Shift+P)を開いてGO: Install/Update tools
で検索します。
全ツールを選択し、OKボタンを押下してインストールします。
インストール結果です。
拡張機能をアップデートした場合は依存パッケージもアップデートすることをオススメします。
動作確認
VSCodeの動作確認を一通り行ってみます。
Go言語のソースを実行
Go言語で作成した以下のソース「main.go」をVSCodeで動かしてみます。
F5キーで実行できます。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Printf("Hello world\n")
}
実行完了し、デバッグコンソールに「Hello world」と出力されました。
デバッグ
ソースの6行目にブレークポイントを立て、F5実行でデバッグできました。
メソッド補完
参考にしたサイト
【レッツカスタマイズ】Visual Code StudioにGo言語の開発環境を整えてみよう!
おわりに
お手軽にGo言語の開発環境を構築することができました。
特につまずいた箇所も無かったです。
次回は、Go言語で開発したWebアプリをローカルサーバーでデバッグする方法について投稿します。