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会社員として働きながら未経験からエンジニアに転職した話

Last updated at Posted at 2023-03-16

はじめに

私は会社員として働きながら学習し、完全未経験の状態からエンジニアへ転職することができました。

同じように未経験のエンジニア転職された方と比べると時間がかかってしまったので、決して優秀とは言えないのですが私の経験が少しでも誰かの参考になれば幸いです。

自己紹介

・出身:九州のどこか
・年齢:28歳
・学歴:専門学校卒
・職歴:専門商社の会社員(営業職)
・現職:受託開発の会社員(エンジニア職)

高校卒業後、目指していた職業のため大学受験浪人をしていたのですがリミットは2年と決めていました。2浪の末、うまくいかず断念。

その後やりたいことが特になく、それが見つかるまでと、いろいろなバイトを経験しながら2~3年くらいフリーター生活。そんな時、建築設計に興味を持ち、専門学校へ入学を決意。(このタイミングで上京)

入学後2年間建築設計を学び、卒業後は建築関係の専門商社へ営業職として就職。ここで最終的には2年半ほどお世話になる。ここで働き始めて1年半くらい経ったころ、IT業界・エンジニア職に興味を持つ。

結婚を控えてもいたため、とても悩みましたが仕事を辞めて学習に専念する選択は現実的に難しく、働きながら転職までやり切ると決意し学習をスタート。

働きながらの学習は想像以上にきつかったがカメのような前進でも地道に続けた。ポートフォリオを作成し転職活動を終了するまで約1年ほどかかった。

学習の経歴

2021年8月 プログラミングはじめまして

私はHTML/CSSすら知らない完全に初心者でしたので、まずは業界のことやどんな開発言語があるかなどとにかく全体を知るところから始めました。
調べていく中でいろいろな方の体験談も拝見させていただきながら自分の学習の方向性や、転職してどういったエンジニアになりたいのかを考えました。

そしておなじみのProgateからやってみました。
一通りやってみて、プログラミング自体は苦ではない・楽しい寄りだなと感じたためそのまま学習を続行することにしました。

続ける前に、転職までの道筋を下記のようにイメージしました。

HTML/CSSから入り→何か一つの言語/フレームワークに絞って学習し→実務を想定してGitを活用しながら学習したフレームワークでポートフォリオを作成し→AWS等でデプロイする→転職活動開始

ここで問題になったのが、このまま独学でいくかオンラインのスクールで学習するかでした。私は20代後半で年齢的には遅めの挑戦だと感じていたため、できるだけ学習期間を短くして転職し、実務経験を早く積んでいきたいと思っていました。
そのため、オンラインスクールでの学習を選択しました。一人で詰まったときに質問できたり、メンターの存在があるというのはモチベーションを保つうえで必要だとも感じたからです。
(できるだけ早くと思っていながら最終的には1年もかかってしまいましたが…)

ポートフォリオ作成の際に個人開発でもスピード感をもって開発でき、尚且つエラーに詰まった際には参考記事が多数あってプログラミング初心者には最適だと判断し、Ruby/Railsを教えているスクールに決めました。

2021年9月~2022年1月 基礎学習期間

9月からオンラインスクールでの学習がスタート。

平日の昼間は仕事があり、始業前約1時間半+終業後約2時間=3時間
土日は仕事が入る時もありますが、1日8時間くらいやっていたかと。
時間でというよりは「今日はここまで終わらす」って感じで進めていました。
あと家だとだらけてしまうので、作業はカフェがほとんどでした。平日とかは始発に乗って、職場近くのカフェで始業ギリギリまでやってから仕事に行き、終業後も同じカフェに戻り閉店までやって帰るという生活でした。
最初きつかったですが、慣れって怖いですね。。いつの間にかそれがいつもの日常になっていきました。

学習内容自体はどのスクールさんも大体同じだと思いますので、駆け足でいきますね。

HTML/CSS/SQL/JavaScript/Ruby/Rails/Git/AWSの基礎を学習。
全体的に理解するまでに時間がかかりがちで学習スピードは同期の方々と比べると真ん中くらいだったかと。(少し願望が入っている←)
Railsの最終課題でまあまあ詰まり予定より時間がかかる。

なんとか最終課題を終えたところでスクールでの学習期間が終了し、自力でのポートフォリオ作成に入っていきました。

2022年2月~2022年6月 ポートフォリオ作成

設計から始めてポートフォリオを作り始めたはいいものの、仕事がかなり忙しくなりだしました。やりがいも増えて仕事自体は楽しかったのですが、ポートフォリオ作成に取れる時間が減っていきました。全く時間が取れない日も少なくありませんでした。

それでも少しずつですが実装を続けていくことにしました。
正直モチベーションは上がったり下がったりの中、あきらめず継続させることだけに集中。
最終的に6月末くらいに完成ました。(長かった…!)

ポートフォリオでやったこととしては下記になります。

基本的なCRUD処理/ログイン機能/管理者画面機能/画像投稿機能/いいね機能/コメント機能/検索機能/Google Map API/AWSでのデプロイ/サイトのSSL化

振り返ると、そこまで難しいことはやっていないですが、自力で全て作り切るのはなかなか大変でした。
それでも5か月はかかりすぎたかなと。やはり実力不足はもちろんですが優先順位を見極め切れていない状態でのスケジュール管理も原因だったと思います。

過去の自分にアドバイスをするなら、
・設計は丁寧にするべきだがなるべく早めに実装に移ること。
・PF作成自体はなるべく一気に終わらせること。1か月~2か月が理想。
・早めに作り終わって転職活動に入り、面接を受けながら足りない部分は追加で修正していく。
・フロント部分に力を入れる。(見た目大事!)
・デプロイはAWSではなくherokuでもいいから早くデプロイさせる。
・細かいことにこだわりすぎない。

上記意識すると違った結果になっていたかなと思いました。

2022年7月~8月 転職活動期間

転職活動期間は約2か月間でした。
戦績は以下です。

・スクール経由で5社、Wantedlyで23社、合計28社応募
・内定5社(自社+SES:1社/受託:2社/SES:2社)

こんな私でしたが、ご縁に恵まれた結果5社から内定をいただくことができました。

最終的にはWantedlyで応募させていただいた、都内で受託開発をやられている企業様の内定を承諾させていただいて、現在エンジニアとして働いています。

評価していただけたところ

・Wantedlyでの自己紹介文を作りこみ、しっかりアピールしているところ
・ポートフォリオの使用技術的には高くはないが、題材・テーマが面白くて共感した部分があった
・時間はかかっているが学習を継続し続け、未経験でも挑戦したいという意欲
・面接時に対面で伝わってきた真面目な人柄
・今後のエンジニアとしてのビジョンやエンジニアになりたい思いをはっきり自分の言葉で語っていたところ
・前職での営業経験からも分かるコミュニケーションスキル

主に上記のようなことを評価していただけました。

逆に技術面では面接時でもあまり聞かれなかったので、ポテンシャル採用的な側面が大きいかと思いました。

私の場合は技術力ではない部分を武器にする戦略で臨んでいたので、その気持ちが伝わって良かったです。

あとがき

結局私は、学習開始から転職活動を終了するまで約1年かかりました。

それにお世辞にも経歴もキレイとは言えないような人間でしたが、そんな私でもこのIT業界・エンジニア職という世界で、チャンスをもらえるということが分かりました。それを知れただけでも大変意義のあった挑戦でした。

様々な反省点がありましたが、とりあえずエンジニアとしてスタートラインに立てて安心しています。

まだまだこれからなので、先輩方のようなつよつよエンジニアとして成長できるように日々学び続けたいと思います。

この記事が少しでも誰かの参考になれば幸いです。

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