#はじめに
pi A+が2つある。
macからSSHで2つとも操作したいが、USB-LAN変換ケーブル(PLANEX USB-LAN100R)が1つしかない。
{mac} --[LAN]--> {pi 1号} --[serial]--> {pi 2号}
で接続できれば解決するかも、と思い試してみた。
#pi 1号の設定
raspberry piのシリアルポート(GPIO 8,10)は、デフォルトではシリアルコンソール接続の待ち受けに占有されている。
serial接続の開始側となる1号では、これを無効化する必要がある。
dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait
dwc_otg.lpm_enable=0 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait
console=serial0,115200
を削除するのだが、環境によってはconsole=ttyAMA0,115200
だったり、console=ttyS0,115200
となっている場合があるので、その場合はそれらを削除する。
また、kgdboc=ttyAMA0,115200
というのがあればそれも併せて削除する。
サービスの無効化と再起動
$ sudo systemctl stop serial-getty@ttyAMA0.service
$ sudo systemctl disable serial-getty@ttyAMA0.service
$ sudo reboot
#GPIOの結線
GNDのpinを接続する。
rpiのシリアルポート(GPIO 8,10)をクロス接続する。
※1号の8番pinと2号の10番pin、1号の10番pinと2号の8番pinを結線する。
#シリアル通信
1号側で以下のコマンドを実行すると、2号側に接続できる。
$ sudo screen /dev/ttyAMA0 115200