はじめに
Azure VM（仮想マシン）の自動起動・停止は、コスト削減や効率化に非常に有効な方法です。本記事では、その基本的な設定方法を解説します。特に、Azure AutomationアカウントやRunbookを活用することで、簡単かつ柔軟にスケジュールを管理できます。
この記事でできること
- Azure Automationを利用してVMを自動的に起動・停止する手法を理解できる。
- Runbookの作成とスケジュール設定をマスターできる。
想定する読者
- クラウド技術に興味があるエンジニア: Azure初心者でも簡単に実装可能。
- 企業のIT管理者: コスト削減や効率化を目指す方。
- テクニカルリーダーやシステムアーキテクト: Azure VMの自動化で運用を改善したい方。
大まかな流れ
- Azure Automationアカウントの作成
- Runbookの作成
- 自動化スケジュールの設定
自動起動の詳細手順
-
Azure Automationアカウントの作成する
-
IDを選択し、Azureロールの割り当てをクリックする
-
Azureロールを割り当てる
-
Runbookを作成する
-
「ギャラリーを参照」を選択する
-
「Start Azure V2 VMs」を検索し、赤枠を選択する
-
「選択」をクリックする
-
必要事項を入力し、インポートする
-
テストウィンドウを開く
-
「リソースグループ名」「VM名」「サブスクリプション名」を入力し、開始をクリックする
-
下のキャプチャのような画面になることを確認する
-
Runbookを公開する
-
自動化スケジュールの設定する
-
「スケジュール」と「パラメータと実行設定」を選択し、設定する
-
検証
設定した時刻に、VMが起動することを確認する
自動停止の設定方法
自動停止に関しても、上記の手順で(Stop Azure V2 VMsを利用して)可能ですが、以下の手順で簡単に設定することができます
- 仮想マシンの画面で、対象VMを選択する
- 「自動シャットダウン」を選択する
- 自動シャットダウンしたい時刻を設定し、保存する
