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Webエンジニアが本業/副業/新規事業のトリプルワークを続ける上で心がけていること

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この記事はLIFULL Advent Calendar 2018の18日目の記事です。

概要

こんにちは。LIFULLでLIFULL HOME'SのWebエンジニアをしている @mejileben です。
ニックネームで名人と呼んでもらっています。

2018年は副業元年とか呼ばれていますが、僕は副業を通り越して本業/副業/新規事業の三足のわらじを履いています。

6月からなのでかれこれ半年間三足のわらじを履いていますが、その中で心がけたことを書いてみたいなと思います。

なにをやっているのか?

本業

自分にピッタリの家を探せるサイトLIFULL HOME'Sで中古物件領域の開発を担当しています。もちろん平日週5で入っています。

日本では新築志向が強いという現状に対して、すでに一度住んだことがある中古物件だからこそのメリットだったり、魅力を発信していくサイトに育てていくことがミッションです。

僕は2016年入社でして、3年弱LIFULL HOME'Sに関わっています。

新規事業

LIFULLの社内新規事業提案制度「SWITCH」を活用して、オンラインブレストツール「ブレストLive」を開発し、ときには法人営業やSEO対策なども行っています。

例えば教育分野に精通している先生が、EdTechで起業しようとしてもITの知識がなかったり発想がないために、簡単に良いアイデアを思いついてチャレンジすることがやりにくいと思います。
ブレストLiveを使えば、オンラインで気軽にアイデアを募集したり集めることができます。これによって新しいことにチャレンジする人の背中を押すことができます。

この事業は2017年12月から活動を開始し、ちょうど1年程度経っています。SWITCHを活用すれば、当初はマネタイズの見えない事業でも、PMFが達成できるまで本業のLIFULL HOME'Sでの業務を並行してながらローリスクでサイクルを回すことができます。

副業

勉強Q&AサイトNoSchoolでもWebエンジニアをしています。主に中学生〜高校生の学生が、勉強の質問をできるサイトです。質問の回答者に家庭教師や塾の先生がいることで、そことのマッチングもできます。

こちらは2018年6月から半年間、毎週1日土日のどちらかを使って働いています。
LIFULLでは副業を許可しているので、こうやってQiitaでも堂々と副業の話ができますw

なぜ教育分野に関わろうとしているかは、noteの記事「家にPCもネットもスマホも無かった中学3年生が、高専に入学し5年後Webエンジニアになった話」を御覧ください笑

トリプルワークをやっている人の生活

ということで、2017年12月からLIFULL HOME'Sの開発と新規事業ブレストLiveの事業開発を並行して行い、そのさなかである2018年6月からさらにNoSchoolを加えた三足のわらじ(トリプルワーク)を続けています

どんな生活をしているかというと、平日は朝からLIFULLに出社してLIFULL HOME'Sの開発をしながら、新規事業のブレストLiveのほうで検証が必要なことがあれば、途中で唐突に会社を抜けて法人営業に行ったり、新機能を自分で開発します

土日になると、どちらかはNoSchoolの開発をします。こちらはスタートアップということもあり、働き方は割と柔軟です。土日に岩手県の釜石に旅行に行っていたときは、日曜日の帰りの新幹線の中でSlackでメンバー間で連絡しながら開発を進めたりしました笑

トリプルワークを続ける上で心がけていること

前置きが少し長くなりましたが、ここから本題の、トリプルワークを続ける上で心がけていることの話をします。

体調管理

まずは最も重要な体調管理の話から。

リフレッシュの方法をたくさん持っておく

トリプルワークをやっていると、頭もこんがらがりますし、体調も崩しがちになりますし、プレッシャーもそれぞれ別の種類のものがかかります。

これはまあ挑戦している以上ついてくるものだと思っていますので、リフレッシュの方法をたくさん持っておくことで対応しています。

  • 蒸気でホットアイマスクを付けて寝る
  • 湯船に浸かる
  • 夕食にしっかりとした定食を食べる
  • 自分を元気づけてくれる歌詞の曲をあつめたプレイリストを作っておく
  • カラオケに行く
  • 音ゲーをする
  • 自炊する
  • 頭の悪い飲み会に参加する
  • ホームセンターの園芸コーナーに行って季節を感じる

忙しい人全般に言えることかと思うのですが、リフレッシュする方法を考えたり、選んだりすることすら面倒になったり、挙げ句にリフレッシュすらしなくなってしまうということがあると思います。

そういうときは、どんどん頭の中が固定された思考しかできなくなり、選択肢がなくなってしまったような錯覚に陥ってしまうことがあります(僕はありますw)。

そういうときは、小さなこと、リフレッシュの方法ですら、「自分で自分の人生を選択している」というような自覚を持てるように行動することが大事だと個人的な経験では思っています。

なので、選択肢を意識的に多く持っておいて、そのときの状況にあったリフレッシュができるようにしておくことが大事だなと思っています。

睡眠を重んじる

あえて言うことでもないのですが、僕はトリプルワークを始めてから、深夜2時以降まで起きていることが極端に減りました。

以前は逆にダラダラとゼルダの伝説で遊んで深夜3時になったといったことが散見されたのですが、むしろ減りました。

個人差はありますが、僕は深夜まで起きていた翌日が午前中から全く能率が上がらず、夕方頃からようやくエンジンがかかってくるので、結局深夜1時間のためにそれ以上の時間を失ってしまうことになります。

寝ないと駄目な方は、素直に「寝ないと駄目な自分」を受け入れることが大切です。偉そうに言っていますが、早起きが苦手なのはなんとかしたいです・・・

モチベーション管理

続いてモチベーション管理の話をします。

ファンを作り、こまめに活動報告をする

特にこれは新規事業におけるモチベーション管理の話なのですが、ファンを作ることが非常に重要です。

僕のように、本業もやりながら、パラレルワークで社内新規事業を立ち上げるような方は一定数いると思います。LIFULLにもたくさん居ます。

新規事業は常に仮説を立てては失敗し、凹むことの繰り返しです(僕のような事業立ち上げヒヨッコみたいな者は特に)。

そこで僕が思うのは、モチベーションを保っていくためには事業を無条件に応援してくれる「ファン」の存在が非常に大事だ、ということです。

新規事業のブレストLiveは、いろいろな交流会や社内でひたすら声に出し、イベントを開催していくことで、アイデアを出すのが好きな方がしょっちゅう参加していただいたり、逆にアイデアが無くて困り果てている地方在住の方がアイデアを募集していただく事例が増えてきました。

僕は社内では80人規模のChatworkグループを作りそういう応援して頂ける方に入っていただいたり、社外でも地方創生コミュニティに入るなど、そういった「自分が課題だと仮説を立てたことに対して、本当にその課題を強く感じている方」を何人も見つけ、そういった方と同じコミュニティに入っています。もちろん入るだけではなく、僕から例えば新機能の宣伝とか負荷テストの協力をお願いするようなこともします。

こういったことをしていると、たとえ今後この新規事業がマネタイズできずにシュリンクしても、事業としてではなく、一個人としてこの人たちに価値を提供するために活動を続けることもあり得ますし、むしろそういう風に思える事業こそが、本当に自分が主体的に思える事業だ、とやっていて思います。

めちゃくちゃ頑張っている友人とSNSでグループを作る

僕がトリプルワークを続ける上で地味に力になったのが、社外の友人2名と作ったLINEグループです。

この友人、1人は本業はマーケターで、個人の活動として知人のエンジニアを数名巻き込んでWebアプリケーションを開発し、ブレストLiveの何十倍ものユーザー数を抱えている強者です。今までのWebアプリケーション開発経験も豊富で、僕が事業開発などの相談をしたときなども的確な回答を返してくれるので非常に勉強になります。

もう1人は大学を卒業後に就職せずに起業し、クラウドファンディングで100万円以上を集めて次世代のサービス開発に取り組んでいます。こちらも本人はエンジニアではないのですが、周囲の巻き込み力やSNSでの発信力に非常に長けていて、いつも活動を見ていて刺激を受けています。

こういった活動的な友人とLINEグループを作り連絡をとりあうことで、視野を一段階広く、高く持つことができるのでオススメです。

最後に

トリプルワークという事例は極端だと思いますが、パラレルワーク程度ならやっている方は多いと思います。

ぜひ機会がありましたら、お互いに知見をシェアできれば嬉しいです!
お読みいただきありがとうございました。

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