おりょうの寺子屋、教師兼生徒を務めますわたくし、
おりょうが、本日は出張授業ですよ~ なんちゃって。
#はじめに
HTC Advent Calendar 2020の22日目を担当します。
ONEJAPAN HACKATHONに参加したチームHTCのメンバー、おりょうです。
今回は私が絶賛挑戦中のOS作成の一部分を切り取ってご紹介しようかなと思います。
OSってみんな知ってるけどいざ作るとなるとなんだかハードルが高く感じますよね?
でも実際ちょっと興味ありません?
少なくともここまでの前説を読んでくれているあなたは、
少なからずOSに興味があるから見に来てくれているのでしょう。
そんなあなただけに今回は!
めちゃくちゃ簡単な「なんちゃってOS(ブートセクタ編)」をご紹介いたします。
合計3回に分けて紹介する予定です。
早速見ていきましょう!
##概要
成果物:OS(フロッピーディスクで、フォーマットはFAT12)
アセンブラ:NASK
想定対象読者:OS自作をこれから始めようとしている人。
##シラバス
1時限目:アセンブリ言語でソースコードを書こう①(ORG命令~entryラベルまで)
2時限目:アセンブリ言語でソースコードを書こう②(putloopラベル)
3時限目:アセンブリ言語でソースコードを書こう③(finラベル~msgラベルまで)
4時限目:出来たソースコードを機械語にアセンブルしてみよう。
5時限目:PC/ATエミュレータを使ってOSを起動させてみよう。←今日はここ!
#5時限目:PC/ATエミュレータを使ってOSを起動させてみよう。
###PCエミュレータとは
PCエミュレータとは、所定のコンピュータや機械装置の全機能を模倣する機構のことです。
エミュレータにもいくつか種類があって、有名なものだとPC98を模倣したモノや、
ゲーム機のエミュレータなんてのも存在します。
###早速やってみよう。
今回私が使用したのはQEMUという、フリーのPCエミュレータです。
QEMUは、Fabrice Bellardが中心となって開発しているオープンソースのソフトウェアです。
使い方は下記のサイト
フリーのエミュレータQEMUを使おう@謎の処理系 SunOS 4.1.4 with Linux/FreeBSD
を参照してみてください。
以上で5日間に渡る自作OS記事は終了です。
機会があれば、今度はより本物チックなOS作成に関する記事も書けたらいいなと思います。
是非皆さんも、トライしてみてくださいね。