はじめに
この記事はシスコの同志による Cisco Systems Japan Advent Calendar 2022 の 2枚目の 2日目 として投稿しています。
今年もCiscoカレンダーが2つありますので、ぜひ両方覗いてみてください
過去のカレンダーはこちら
2017年 2018年 2019年 2020年その1 2020年その2 2021年その1 2021年その2
今年のカレンダーはこちら
2022年その1 2022年その2 ← いま表示されているのはコチラ
家事、育児、仕事…学びの時間がない!
英語が得意でもないのに新卒で外資系IT企業に就職。
転職を何社かするも、気づけば外資系企業で働くこと十数年…
しかし、一向に向上しない英語力…いまだに自己紹介だけでも、どきどきするレベルを保持。
それに加えて営業・企画職がメインで頼れる技術の皆様がいたために、技術の知識がさっぱり。学生時代に遊びレベルのHTML、C言語、Javaを少しかじって、あとはシスコ入社後にCCNAとCCDAを取得したぐらい。
そんな私がひょんなことから
【シスコが世界に提供する、IT 人材育成プログラム ネットワーキングアカデミー】の日本担当に着任してしまったのが今年の2月。
※今年で25周年を迎えたCiscoのCSR活動です
日本担当という肩書でお察しいただける通り、私以外のチームメイトはすべて外国人。
会議も上司への報告も英語でしなければなりません…つらい
また、アカデミーで提供するカリキュラムは、ネットワーキング、プログラミング、セキュリティ、OSなどなど多岐にわたります。
もちろん私が講師をするわけではないですが、このプログラムのすばらしさを伝えるには、英語も技術知識も本腰入れて勉強しないといけない状況です。
…とはいえ、現在、9歳と4歳のヤンチャな息子2人のママワーカーな私。
正直、2つのことを並列で学ぶ時間はない…うーん…
あ、そうだ、両方同時に学べたら時間節約になるやん!
ということで、自社のプログラムを活用して、英語で技術知識を学んでみることにしました。
英語も技術知識(今回はPython)も学びたい
まずは結果から
英語と技術知識、両方初心者が同時に学ぶのはハードルが高い…
そりゃそうだろって感じですが
ぜひ皆さんに有効活用していただきたいカリキュラムがあるので、懲りずに記事を書きます。
まずはシスコが無償で提供している学習プラットフォームのご紹介
①シスコネットワーキングアカデミー
学校や団体などの組織向けに40以上のコースをシスコが無償で提供をしています。基本は団体単位での契約が必要ですが、現在下記3つのカリキュラムのみ、個人で無償受講いただけます。日本語、英語対応。最後のテストまでオンラインで完結。
各講座の詳細はそれぞれのページを見てみてください
1.IoT/DX 入門(Introduction to IoT) 受講はコチラ
2.サイバーセキュリティ入門(Introduction to Cybersecurity) 受講はコチラ
3.サイバーセキュリティ基礎(Cybersecurity Essentials) 受講はコチラ
②Skills for All
こちらはネットワーキングアカデミーの教材をベースに、個人向けに提供されているプログラムです。簡単な登録をするだけで、ネットワーキングやサイバーセキュリティ、プログラミングといったすべてのコースが無償で受講可能です。ただし言語は基本的に英語かスペイン語のみ。
Skills for Allのカリキュラム Python Essentials 1 を受講
今回は英語も技術知識(Python)も学びたかったのでSkills for Allの Python Essentials 1 を受講してみました。想定学習時間は30時間。
シラバスを見ると下記のことが学べるとのこと
-the universal concepts of computer programming;
-the syntax and semantics of the Python language;
-practical skills in resolving typical implementation challenges;
-how to use the most important elements of the Python Standard Library;
-how to install your runtime environment;
-how to design, develop, test, and debug simple Python programs.
ふむふむ。
完全なる初心者でもなんかできるようになりそう
実際に受講してみると、本当に初歩の初歩から解説してくれるやさしさ!
コンピュータプログラミングの概念からはじまり、最初にPythonのダウンロード/インストール方法も丁寧に記載されています。非エンジニアな私も想定よりすんなりと始められました。
…が、進めていくにあたり早々に壁にぶつかりました。
そう、英語です。
テキスト、動画のセリフ、テストの問題文…すべてが英語での解説!!
いや当たり前ですけどね
まずは自力で読んでみて、わからないときは翻訳ツールを使ったり、同じ用語で日本語の解説を検索してみたり…、なんで私、英語でPython勉強してるんだろう…
はい、心が折れそうになることが多々ありました。
それでも少しづつ進めていくにつれ、英語も技術用語の理解度も上がってきた気がします。人間慣れですね。
夕飯後の勉強中では、息子たち 妨害 応援もあり、想定時間30時間のところ、倍の60時間近くかかりましたが、なんとか受講完了!
がんばった!!
結論です
英語苦手な人がPythonを学ぶのであれば、日本語教材のほうが圧倒的にスムーズ
はい、今回の学習の結果は上記が全てです。(苦笑)
ただし、英語の教材で学ぶことで、表現方法や事例など含め、海外ではこういうふうに教えているのねとグローバルな視点をもつことができました。
当初書きたかった、「シスコのカリキュラムを使えば英語も技術も学べてよかった!」という内容からはかけ離れた結論となってしいましたが、これから海外での活躍を目指すエンジニアの方がいらっしゃいましたら、ぜひSkills for Allを活用してみてください。
Python以外にも、データサイエンスやサイバーセキュリティなどのカリキュラムがあり、今後もどんどん教材を増やしていく予定です。
また、女性向けではありますが Women Rock-IT というグローバルで活躍する女性を応援するイベントを四半期に一度のペースで開催しています。
こちらも無償で参加いただけ、Esportsのプロとして活躍する女性、最先端ドローンの開発に携わる女性など、それぞれの業界で第一線で活躍する女性の話が聞け、とても楽しいです。
様々な国のエンジニアが登壇するので、地域ごとに違う英語の勉強にもなります。
ぜひ気軽にのぞいてみてください!
いやいや、気軽にのぞけないよって方いましたら、ぜひ私にご連絡ください。
力にはなれませんが、一緒にどきどきしながら英語セッション参加することはできます
あともう一つ!
学生さん向けベントも12月に開催します。
将来の人手不足が深刻なIT業界、ぜひ学生の皆さんに業界に興味をもっていただきたく、現役社員がわかりやすく、赤裸々に業界に実情をトークします。ぜひ気軽に参加してください&学生の皆さんにシェアいただけると幸いです
来年のカレンダーでは、英語も技術もパワーアップした報告ができることを願って、また1年頑張ろうと思います