はじめに
こんにちは!
この記事では私がUiPathの公式認定資格の一つ「RPAアソシエイト資格試験」に合格するまでの経緯や勉強法についてご紹介します。
デベロッパー上級資格の試験勉強も同じ方法で進めたので、参考にしていただければと思います。
この体験記は「UiPath Friends Women's Community vol.7 ~春までに1UP★ アソシエイト資格を取ろう!~」にてLTをした内容を、より多くの方にご紹介できたらという思いで記事化し、UiPath Advent Calendar 2022に投稿しました。
認定資格って?
UiPath公式認定資格は「UiPath RPAアソシエイト資格試験」と「UiPath RPAデベロッパー上級資格試験」の2種類があります。
前者はUiPath Platformを使用した基礎的な技術的知識とスキルを問われるもので、後者はデベロッパー向けのより深いレベルの専門知識を含む内容となっています。
私は、2021年7月にアソシエイト資格を、2022年2月にデベロッパー上級資格取得しました。
受けようと思ったきっかけ
私の本業はWebメディアのディレクターなのですが、UiPathを独学で学びながら社内でRPAチームを立ち上げ、社内開発を行っています。(RPAチーム立ち上げまでの話はこちら)
当時の私は、のんびりペースで学習し始めて1年くらいで、実装経験もまだ少なく、UiPathアカデミーは当時のUiPathStudio開発入門、初級コースをちょこちょこ学習しているレベルでした。そんな中で、自分の学んだことをアウトプットしたい、また社内向けに一定のスキルを持っている証がほしいと思い、資格取得を目指すようになりました。
どんな勉強をしたのか
まずは試験の内容を把握
試験の情報は、UiPathの公式サイトの資格についてのページにあります。
このページ内にある「UiPath RPAアソシエイト資格試験の詳細」には「試験記述文書」というPDFがリンクされているので、このPDFは必ず目を通し、試験範囲を把握しましょう。
試験項目を抑えることが合格への鍵
試験記述文書に掲載されている「試験項目」は、試験で問われる内容が詳細に書かれています。この内容を確実に抑えておくことが、合格への鍵となります。
例えば下の画像のように、変数と引数であればそれについて勉強しておくべき内容が具体的に書かれていますので、その内容は必ず学習しておきましょう。
UiPathアカデミーの推奨パスはやっておく
試験記述文書には、推奨されるアカデミーのトレーニングメニューが記載されています。何から勉強して良いかわからない人は、まずはこの推奨パスから始めるのが良いです。
アカデミーを学ぶコツとしては、自分でも必ず手を動かすことです。動画を見て終わりではなく自分の手元のUiPathStudioでも同じことをやることで理解が深まります。
アカデミー以外でも、公式ドキュメントや「公式ガイド UiPathワークフロー開発実践入門」などの本、またQiitaの記事などにも多くの情報が記載されているので自分が取り入れやすい学習法で試験項目を網羅していきましょう。
私の学習管理法
試験項目が多岐にわたるため、私はこのようなチェックシートを作成し学習の進捗を管理していました。
試験記述文書の試験項目をコピペしただけのものですが、学習したものはチェックを入れて進捗を分かるようにすることで、モチベーションを保ちながら数ヶ月の学習期間を乗り越えることができました。
ちなみにチェック列の背景色がオレンジになっているものは、模擬試験で間違えた箇所を復習するために色分けしたものです。
模擬試験を受ける
模擬試験はWeb上で気軽に受けることが出来ます。ただ注意したいのが、試験結果のレビューでは間違った問題のみ分かる&正解がどれかは教えてくれないことです。
ですので試験中に自分が回答した内容や、回答に自信がない問題はメモしておくことを強くおすすめします。「え、これどっちだろう。えーい、勘でこっちにしちゃえ」という具合に適当に回答すると、最後の結果発表のときにあの問題の正解は結局なんだったんだろう?ということになりますので、ご注意ください。
私は模擬試験は2,3回やりました。満点をとるまでしなくても、間違えたところをしっかり復習しておけば良いかと思います。
いざ、本番! 〜 自宅で受験 〜
私は自宅の荷物置き場兼仕事部屋で受験しました。周囲に物が置かれていない環境で受験してください、ということだったので、果たしてこの部屋で大丈夫だろうかなど不安はありましたが、結果として問題なく受験できました。
試験開始前に部屋のデスク周りやデスク上の写真をとったりしますが、生活感のある部屋でも問題なかったので(若干の恥ずかしさはある)、同じような方はご安心を。
試験中はWebカメラで監視されています。私は試験中に集中しすぎて前のめりになったときにフレームアウトしたようで、すぐにチャットでカメラにちゃんと映るよう注意されました。
担当者は外国の方のようでしたが、チャットでは日本語で会話できましたし、飲み物を置いてよいか?などの質問にも快く回答してくださり、スムーズに自宅受験できました。
受験した感想
結果は1回で合格することができました!(デベロッパー上級はやはり難しかったです。合格ラインギリギリでした汗)
資格試験に受験したことで、自分の自信になったと感じています。また、実際の開発においても受験勉強で学んだことが活かされ、実際にReFrameworkを導入してみたり自分の開発の幅もぐっと広がった気がします。
さいごに
受験勉強をすることで、UiPathを普段から触っている方は、再確認、再発見しながら楽しく学べると思います。
また、まだUiPath始めたばかりの方も、アカデミーの動画や課題に取り組みながら是非手を動かしてみてください。
試験の結果ではなく、学ぶという経過が大切だと思います。
インプットしたことをアウトプットすることでそれが確実に自分の力になりますので、是非みなさんもチャレンジしてみてください。
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