初めまして、メグです。
今回はタイトルにもある通り、SPICEとAthenaでのDirectQueryのどちらが安く収まるかについて記載していきます。
各サービスの料金体系について
SPICE
SPICEはQuickSightのインメモリです。
料金体系は、保存しているデータ量に応じて毎月課金が発生します。
例)
10GBのデータを格納している場合の金額
\begin{align}
10(GB) \times 0.38(USD/GB) = 3.8(USD)
\end{align}
Athena(SQLクエリ)
Athneaの課金額は、クエリを叩いた際にスキャンされるデータ量に応じて課金額が決まります。
そのためデータ量の大きいテーブルに対して何度もクエリを叩いていると、それだけで料金がかさばります。
例)
1回のクエリで10GBのデータをスキャンした際の金額
\begin{align}
10(GB) \times \frac{5}{1024}(USD/GB) = 0.049(USD)
\end{align}
比較
各料金の直接的な比較ができないため、以下の条件で比較をします。
SPICE料金は、10GBのデータを格納した際の料金を計算します。
Athenaでは、1回あたりのクエリのデータスキャン量を 10GBとして料金を計算します。
SPICEの料金に、Athneaのクエリを何回叩けば届くのかを導きます。
\begin{align}
クエリの上限 = \frac{SPICEのデータ量(GB) \times0.38(USD/GB)}{クエリあたりのデータスキャン量\times\frac{5}{1024}(USD/GB)}
\end{align}
\begin{align}
= \frac{10(GB) \times 0.38(USD/GB)}{10(GB) \times \frac{5}{1024}(USD/GB)}=77クエリ
\end{align}
今回の計算上、77回クエリを叩けば SPICEの料金に届くことがわかりました。
つまり、77回クエリを叩かないのであれば Athenaのほうがお得になるという結果になります。
注意
今回の計算では、以下のようなことを考慮しています。
実際にご自身の環境で試す際は、ご注意ください。
1.SPICEは格納するデータの形式にもよりますが、基本格納する前のデータ量よりも、SPICEで保持するデータ量の方が大きくなります。
2.作成者アカウントがある場合は、SPICEはデフォルトで 10GB付与されます。
3.Athenaを使用する場合は、データ圧縮・列指向・パーティションを施すことで、1回あたりのスキャンされるデータ量を最小10MBまで抑えることができます。
自己紹介
初めまして、メグです。(@megggguguuuuuuu)
高専を卒業後、新卒で今の会社に入社をしました。
今年で3年目突入になります。
現在は、AWS関連のメインの業務に参画しているため、
AWSの勉強を行っております。
AWS資格を現在 CLF,SAA,SOA を取得しています。
(DVAについては、12月ごろ受験予定)
AWS資格 12冠することが目標です。
同じくAWS 資格を目指す方は、お互いに刺激しあいながら資格取得に向けて頑張りましょう!
宣伝
毎週の土日に、僕が入社している会社のオフィス(池袋)にて「もくもく会」をしています。
ぜひご興味がある方がいましたらご参加ください!!!