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AWSクライドプラクティショナー 模擬問題と解説①

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1、ある企業は、AWS 上で複数のワークロードを起動したいと考えています。各ワークロードは、異なるビジネス ユニットに関連しています。 同社は、ビジネスユニットごとにコストを分離して追跡したいと考えています。 運用オーバーヘッドを最小限に抑えながらこれらの要件を満たすソリューションはどれですか?

A. AWS Organizations を使用し、ビジネスユニットごとに 1 つのアカウントを作成します。
B. スプレッドシートを使用して、各リソースの所有者とコストを制御します。
C. Amazon DynamoDB テーブルを使用して、各ビジネスユニットのコストを記録します。
D. AWS 請求コンソールを使用して、所有者をリソースに割り当て、コストを追跡します。

正解:A

解説:
「AWS 上で複数のワークロードを起動したい」
ワークロード(workload) = ざっくりいうと「ある目的のためにAWS上で動かす一連のシステムやアプリケーション」です。

「各ワークロードは、異なるビジネスユニットに関連している」
ビジネスユニット = 会社の中の部署や事業部のこと。

この文章の意味は、
「この会社はAWS上で複数のシステム(ワークロード)を動かしたい。しかも、それぞれのシステムは別々の部署(ビジネスユニット)が担当している。」
ということです。

A. AWS Organizations を使用し、ビジネスユニットごとに 1 つのアカウントを作成

アカウント単位で課金・請求を分離できる

AWS Organizationsで一元管理もできる

コスト分離が明確で一番シンプル
✅ 最も推奨されるベストプラクティス

B. スプレッドシートを使用して管理

人手による管理は運用オーバーヘッド大

エラーや抜け漏れが起きやすい
❌ 要件を満たさない

C. Amazon DynamoDB テーブルを使用して記録

データを保存できるが、請求データの自動連携はなく手動管理が必要

運用負荷が増える
❌ 不適切

D. AWS 請求コンソールを使用して、所有者をリソースに割り当てる

AWS Billingには「リソースに所有者を割り当てる」機能はない

タグ付けでコスト配分はできるが、明確に分離は難しい
❌ 要件不十分


2、企業は、PostgreSQL データベースをオンプレミスから Amazon RDS に移行する必要があります。
この要件を満たすために企業はどの AWS サービスまたはツールを使用する必要がありますか?

A. クラウド導入準備ツール
B. AWS 移行ハブ
C. AWS データベース移行サービス (AWS DMS)
D. AWS アプリケーション移行サービス

正解:C

解説:
要件
オンプレミスのPostgreSQLデータベースを
**Amazon RDS(PostgreSQL)**に移行したい

つまり「データベース移行」に特化したサービスが必要です。

選択肢の確認

A. クラウド導入準備ツール (Cloud Adoption Readiness Tool)

クラウド移行の準備状況を診断するツール

実際にデータベースを移行するツールではない
❌ 不正解

B. AWS 移行ハブ (Migration Hub)

移行プロジェクトの進捗を「見える化」する管理ツール

移行そのものを行うわけではない
❌ 不正解

C. AWS データベース移行サービス (AWS DMS)

データベースを 最小限のダウンタイムで移行 できるサービス

オンプレ → RDS のようなケースでよく使われる
✅ 正解!

D. AWS アプリケーション移行サービス (MGN)

サーバーごとLift & Shiftで移行するサービス(仮想マシンごとAWSにコピー)

DB単体をRDSに移行する用途には向かない
❌ 不正解


3、ある企業は、現在のオンプレミス環境をカスタマイズして評価したいと考えています。同社は、AWS クラウドでの予想されるランニングコストを把握したいと考えています。
これらの要件を満たす AWS のサービスまたはツールはどれですか?

A. AWS Trusted Advisor
B. Amazon インスペクター
C. AWS コントロールタワー
D. 移行評価者

正解:D

解説:この問題は「オンプレからAWS移行を考えるときに、コスト見積もりや評価に使うサービスはどれか?」というパターンです😊

A. AWS Trusted Advisor

コスト最適化やセキュリティのベストプラクティスをチェックしてくれるサービス

でも「オンプレの環境を評価してAWSランニングコストを見積もる」機能はない
❌ 不正解

B. Amazon Inspector

EC2やECRの脆弱性診断ツール

セキュリティ評価が目的
❌ 不正解

C. AWS Control Tower

マルチアカウント環境のセットアップ・ガバナンスを自動化するサービス

コスト見積もりとは無関係
❌ 不正解

D. 移行評価者 (AWS Migration Evaluator)

オンプレ環境をスキャンして、AWS移行後のコスト試算レポートを自動作成してくれる

「現在のサーバー構成・使用状況」を基にして AWSで動かした場合の予想ランニングコスト を算出できる
✅ 正解!


4、ある企業は、特定の地理的領域で自然災害が発生した場合でも、 Amazon EC2 インスタンスが高可用性環境で動作することを望んでいます。
この目標を達成できるのはどのソリューションですか?

A. 単一のアベイラビリティーゾーンで EC2 インスタンスを使用します。
B. 複数の AWS リージョンで EC2 インスタンスを使用します。
C. 複数のエッジの場所で EC2 インスタンスを使用します。
D. ソースとして設定された EC2 インスタンスで Amazon CloudFront を使用します。

正解:B

問題の要点

自然災害が発生しても → 単一データセンターに依存しない設計が必要

EC2インスタンスを高可用性で動かしたい

選択肢を確認

A. 単一のアベイラビリティーゾーンで EC2 インスタンスを使用

1つのAZ(データセンター群)に依存する → 災害でそのAZが落ちたらアウト
❌ 不正解

B. 複数の AWS リージョンで EC2 インスタンスを使用

地理的に離れたリージョンを使うので、1つの地域に災害があっても他のリージョンが稼働する

最も災害対策(DR)に強い設計
✅ 正解!

C. 複数のエッジロケーションで EC2 インスタンスを使用

エッジロケーションはCloudFrontやRoute 53用のキャッシュ・DNS拠点であり、EC2は配置できない
❌ 不正解

D. ソースとして設定された EC2 インスタンスで Amazon CloudFront を使用

CloudFrontはCDNであり、EC2の可用性を直接高めるものではない

ソースが落ちればCloudFront経由でも配信できない
❌ 不正解

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