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データサイエンティスト新卒就活やってよかったこと・やればよかったこと【22卒】【質問集】

Last updated at Posted at 2022-01-27

はじめに

この記事は就活を終え、「就活に役に立ったな」「やっておけばもっと楽だったな」と思ったことを振り返っておこう、というものです。そしてこれから就活するって人や、データサイエンティストを目指している人の参考になればと思います。
遅いと思われるかもしれませんが、そもそものきっかけが研究室の23卒の後輩から聞かれたからなのでご容赦ください。

自己紹介

大学院に通う修士2年。研究分野は、ざっくりいうと、統計学の理論研究です。
22卒就活生として2020年12月頃から就活を始め、2021年4月に第一志望のITコンサル系企業のデータサイエンティストとして内定をいただいたという流れです。

新卒採用におけるデータサイエンティスト職

データサイエンティストというとkaggleめっちゃできる人がなるもんって思いがち(私はそう思ってました…)ですが、必ずしもそうではないと考えています(もちろん企業の求めるレベル感によります)。
振り返ってみると、普通の就活と同じで、志望理由やデータサイエンティストになりたい理由、学生時代の経験、入社後挑戦したいことなどから、やる気やポテンシャルをみて、いいと思われれば採用される、という印象です。

だからといって、「昨今のデータサイエンティストブームを見てデータサイエンティストになりたいと思いました!」と言われて採用する人事はいません。「〇〇を分析した経験を活かして、御社のデータサイエンティストになりたい」と言われた方が納得感がありますよね。

そのため、この記事では、ESや面接で問われる実績や経験ってどんなの?、就活までに何すれば?というところが伝わればいいと思います。

ESや面接で問われること

DSに限った項目ではない部分もありますが、設問、質問例をまとめておきました。
様々な企業の例を羅列しているので重複もあります。
ESと面接で共通で問われることが多いのでまとめています。
※「あれば書いてください」というものも含めています。

  • 会社の志望理由
  • データサイエンティストを志望する理由
  • データサイエンティストに興味を持ったきっかけ
  • DSになるために勉強したこと、勉強方法(研究分野がDSと異なる場合)
  • その業界を志望した理由
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 大学での研究内容、論文執筆経験
  • プログラミング経験(インターンシップ、授業、独学など)
  • コンテスト入賞経験
  • 開発経験、実績(インターン、アルバイト、大学など)
  • データ分析経験
  • 入社後のビジョン(やりたいこと、実現したいこと、どのような仕事をしたいか)
  • データサイエンティストとして解決したい課題とその解決方法
  • チームで取り組んだ経験、達成したこと(グループ活動経験)
  • これまでで最大のチャレンジ
  • アピールポイント
  • 自分らしさ、それを表した取り組み
  • 取得した資格

個人的にやってよかったこと

長期インターン

ここでいう長期インターンは「期限が決まっていないベンチャー企業でのアルバイト」というようなイメージです。
始めたころは就活に向けてということは全く考えていませんでしたが、振り返ってみると、就活で求められるエピソード(ガクチカ、グループ活動など)はほぼこれで乗り切れたので助かりました。
長期インターンのメリットはなにより、実際のビジネスを感じながら開発できるので、データサイエンティスト協会がいうデータサイエンティストに求められるスキルの「ビジネス力」を実体験をもってアピールできます。
気になる方はとりあえず応募してみることをお勧めします!

データコンペに参加

ここでいう「データコンペに参加」というのはあくまでデータ分析経験のアピールの一環と捉えていただいて大丈夫です。(もちろん成績いいに越したことはありませんが。。。)
「SIGNATEの〇〇コンペで〇〇〇〇人中〇〇位」など具体的な経験があると、エントリーシートや面接でデータ分析経験を問われたときに答えることができます。この時、気づきや工夫も合わせて用意することが一番大切になってきます。そのため思うような成績が出なくても、「どこが難しかったか」「どうすればよかったのか」を振り返っておくといいと思います。

その他分析経験を作る

他にも分析経験の作り方はいろいろあります。
大学の授業でPBLなどをやっている方はそれだけでも経験のアピールになります。実際に施策提案までしたのであれば、ビジネス的な部分もアピールできます。
また、コンペ以外にも、興味を持ったデータを分析したことがある、というのもアピールになります。(私は間に合いませんでしたが、)その時Qiitaの記事など取り組みを紹介するものを書いておくと良いと思います(ESにURLを載せるイメージです)。趣味の一環で、好きなスポーツのデータを分析した、好きなアーティストの歌詞を分析した、など意外とウケます。
この際も気づきや工夫も合わせて用意することが重要になってきます。

キャリア相談

これはDSに限らない話ではありますが、無料のキャリア相談を利用するのもおすすめです。就活サイトや大学でのキャリア相談を利用すると、DS就活のノウハウや情報にアクセスしやすくなります。私はES添削、企業の探し方、業界や職種についての相談など、大変お世話になったのでおすすめです。
私はたまたまES講座経由で就活サイトを利用しましたが、大学のキャリアセンターでも、同じように親身になって対応してもらえると思います。

その他

ここでは時間があればやりたかったことを書いておきます。

コーディングテスト対策

エンジニア採用の定番ではありますが、コーディングテストは多くの企業が実施してます。AtCoderなどで勉強しておくといいと思います。時間があれば、実際にコンテストに参加して、レートを上げておくと、ESに実績として書けます。

気になる企業のインターン

私は長期インターンが忙しくほとんど参加できずに終わってしまいましたが、時間があれば、気になる企業のインターンは応募することをお勧めします。特にデータサイエンティスト職種だけのインターンがあれば、参加すべきと思います。経験にもなりますし、説明会だけに参加するより、企業の求める人物像や仕事内容を深く知れるチャンスになります。

また参加している実際の社員にも質問できる時間が設けられるので、その企業のデータサイエンティスト職種が就活時点でどのくらいのレベル感を求めているのか、やんわりと感じ取れると思います。そして、コロナ禍で他の就活生との交流が少ない中、同じ職種を目指す就活生と交流ができ、LINEグループを作ったりして情報交換もできます。
また、短期間でも独自の選考ルートに案内されることがあります。

先輩訪問

実際に働いている人の話を聞いておくメリットは大きいです。単純にどんな仕事をしているのか、企業のいいところ悪いところなど正直な話を聞けることもあります。また「先輩に〇〇な企業と聞いた」ということを志望理由の一つとして話すこともできます。

一般的には大学にOBPGを紹介してもらうパターンが多いと思います(私は面倒でやりませんでした)。
マイページに登録したり、面接を通過したりすると、企業側が企画して1対1の面談を設定してくれる場合もあります(私はこれでやりました)。
また、就活中に知ったのですが、ビズリーチキャンパスというサイトもあります。
(中には説明会やメールで人事に直接打診する人もいるようです。)

終わり

長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
参考になれば嬉しいです。
何かご質問ご意見あればコメントをいただけると幸いです。

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