GoogleAnalytics4で収集されたカスタムイベントのカスタム指標の値をLookerStudioで日別最大値のグラフとして表示しようとして、データソースに対して計算フィールドを追加しようとしたところエラーでできなかったので、データの統合を使って対応してみました。
ここではその対応方法をメモしておきます。
エラー内容
LookerStudioのデータソースでMAX関数を利用した新しい計算フィールドを追加しようとすると以下のように「再集計の指標はサポートされていません。」と出て追加できませんでした。
参照サイト
2)上記の理由により、計算フィールドの関数は集計後のデータに適用されます。元データに戻り、その指標のすべての固有のインスタンスを調べることはできません(また、調べても基本的に意味はありません)。たとえば、Google 広告データソースで SUM(Impressions) の数式を使って計算フィールドを作成しようとすると、次のエラーが発生します。
再集計の指標はサポートされていません。
これは、インプレッション数がすでに集計されて(おり、[自動] の集計タイプを変更できなくなって)いるためです。
対応方法
日別の最大値を表示したいグラフのプロパティでデータ結合を行います。
同じデータソースのテーブルを追加して結合します。
ディメンションには日付、時間、分とその他一致させたいディメンションを指定しておきます。
(どうも秒レベルまで一致させるのは無理みたいです、分レベルで一致してしまったデータは集計されてしまいそうです。)
指標には日別の最大値を取りたい値を選択しておきます。
結合の設定では、結合演算子に左外部結合を選択して、結合条件でそれぞれのディメンションを関連付けします。
この状態でグラフのプロパティで、ディメンションに日付を選択し、指標でフィールドを追加をクリックします。
新規フィールドの設定でMAX関数を使うとエラーになりません。
このフィールドを用いるとグラフで日別の最大値を表示できます。
所感
エラーの内容がまだよくわかっていませんが、グラフを作った時点で集計されてしまっているので関数を適用できないということかと思っています。
今回データ統合やグラフ毎の計算フィールドの利用を初めて知りました。
データの統合では違うソースのデータを紐づけたりといろいろできそうですね。
グラフ毎の計算フィールドはグラフを細かくカスタマイズできるのでかなり便利です。
LookerStudioはかなりデータをカスタマイズできるので良いですね。