AWSをさわったことが無い人に、「AWSとは」の前提を説明する資料として自分なりにまとめてみました。
AWSの概要
主にWEBサービスを構成するためのインフラ系のサービス群を提供するサービス。
AWSを用いてWEBサービスのインフラを構築している個人としては、以下のメリットを感じています。
- 必要な時に必要な分だけのリソースが確保でき、構成変更に柔軟に対応できる。
- スケーラビリティと高可用性のある構成を手軽に構築できる。
- 世界各地にあるデータセンターを手軽に利用できる。
- WEBサービス向けのサービスが充実しており、DBやDNSなどのかなりの部分をAWSに任せられる(運用や構築の大部分を自分たちでしなくて良い)。
料金
基本的に使用しただけ請求される従量課金方式。
クレジットカードのドル払いで1ヶ月単位での請求となる。
AWSを開始して1年間は無料枠もあるため無料で試すことが可能。
AWSへのアクセス手段
以下の3つが存在する(REST APIを使ったCliもあったりする)。
アクセス手段 | 認証方法 |
---|---|
REST API | 秘密キー、アクセスキー |
SOAP API | X.509証明書 |
Management Console(WEBベースインターフェース) | ユーザ名、パスワード |
APIアクセス用に様々な言語のAPIが用意されている(ツール | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語))。
AWSのアカウント
AWSのサービスの1つとしてAWSのアクセスコントロールが行えるIAMがある。
マスターアカウントとは別に作成したIAMユーザから上記のアクセス手段を利用できる。
マスターアカウントだと全ての権限があるのでIAMユーザなどを使ってAWSにアクセスすることが推奨される。
AWSのデータセンター
世界各地にあるデータセンターを利用できる。
リージョンとアバイラビリティゾーン(AZ)とエッジロケーションが存在する。
アバイラビリティゾーン(AZ)
それぞれ異なる場所に存在するデータセンター。
AZにまたがってサービスを提供すると1つのAZがトラブルや災害で駄目になっても、もう1つのAZでサービスを継続できる。
リージョン
近くの地域にあるAZの集合。
1リージョンに2-3のAZが存在する。
アカウント取得時期やリージョンによってAZの数は異なる。
エッジロケーション
主にサービスの利用者(エンドユーザ)に関係するデータセンター。
AWSのDNSやCDNサービスの提供のために利用される。
AWSでとった方が良い基本戦略
とった方が良い戦略は、端的に言えば「巨人の肩の上に乗る」。
AWS-CloudDesignPatternなどを利用し、提供されているサービス群を目的にあわせて適切に活用する。
アンチパターンはEC2で全部自分でやる。