最近、プログラム以外の調べものが多いのですが、
GoogleのNotebookLMを重宝しています。
NotebookLMは、あらかじめ入力したテキストやPDF、ウェブページに基づいた回答を行う生成AI, LLMです。
ハルシネーションをほとんど発生しないように調整されているので、
公式や正確な情報を調査したいときに向いています。
(1) 法律について聞く
これが本当に便利。
e-GovのWebページURLを入力して、法的解釈を聞く。
- 個人のWebサイトの解釈よりも信頼性がある
- 弁護士のWebサイトの解釈よりも、一般人にわかりやすい記述になっている。
というところで、法的判断を調べるときに非常に役立ちます。
例として、個人情報保護法のURLを読ませてみました。
私は個人情報保護法については多少知っているほうですが、
私の回答の肌感覚と完全に合致しています。
(2) 英語の論文について、日本語で聞く
論文を読むときも便利です。
英語で読ませて、日本語で聞けて、日本語で返って来るのが本当に素晴らしい。
Transformerの論文を試しに入力します。
回答が本当に正しいか確認するために、
回答の根拠になっている部分の表示をしてくれるのも助かります。
(3) API仕様書について聞く
ちょっとむずかしめのAPIリファレンスを参照させて
マニュアルとして使う方法もあります。
今回はお試しでAWS boto3 のS3のページを読ませました。
ちゃんとオブジェクトロックするためのメソッドを教えてくれました
厳格に返すあまり、
「これはAPIではない」
との注釈もつけてくれます。
確かにboto3はAPIではなかったですね...(あ、はい、すみません...みたいな気持ちになりました)
これくらいちゃんと厳格なんで、ハルシネーションに対してはかなり安心して使えます
まとめ
自分専用の、簡単に構築できるRAGとして、
NotebookLMは大変素晴らしいサービスです。
法律や、論文など難しめの文章を、
ハルシネーションすくなく解釈してくれるので、
本当に理解力の少ない私のような人間が仕事をするのに向いてます。