#目次
1. シバン行
2. WindowsでPythonスクリプトを実行する
3. MacやLinuxでPythonスクリプトを実行する
##1. シバン行
このスクリプトを実行するのはPythonであることをコンピュータに伝える働きをする。
※シバン行がなくてもIDLEからスクリプトを実行することは可能だが、コマンドラインから実行するにはシバン行が必要
#! python3
#! /usr/bin/env python3
#! /usr/bin/python3
##2. WindowsでPythonスクリプトを実行する
Windowsでは、Pythonのインタプリタは、
-
C:\Python36\python.exe
-
%HOMEPATH%\AppData\Local\Programs\Python\Python36-32\python.exe
-
%HOMEPATH%\Anaconda3\python.exe
にある。
あるいは、.pyファイルの先頭のシバン行を読み込んで、適切なバージョンのPythonインタプリタを実行してくれるpy.exeがある。
Pythonスクリプトの実行を簡単にするには、py.exeでスクリプトを実行するバッチファイル(拡張子は.bat)を作る。
バッチファイルには、次のような1行を書く。
@py.exe C:\MyPythonScripts\pythonScript.py %*
※パスは実際のスクリプトの絶対パスを指定する
ファイルはpythonScript.batのように、拡張子.batを付けて保存する。このバッチを使えば、スクリプトの絶対パスを毎回指定する手間が省ける。
バッチファイルと.pyファイルは、C:\MyPythonScriptsやC:\Users\YourName\PythonScriptsなどの、一つのフォルダに保存しておくのがおすすめ。
Windowsの環境変数PATHに、これらのフォルダを追加しておくことで、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」(Win-R)にスクリプト名を入力するだけで実行できるようになる。
例えば、pythonScript.pyを実行するには、pythonScript.batを実行する。このバッチファイルには
@py.exe C:\MyPythonScripts\pythonScript.py
と書いておく。
##3. MacやLinuxでPythonスクリプトを実行する
Pythonスクリプトを実行するには、.pyファイルを保存し、パーミッション変更により実行権限を付与する。
chmod +x pythonScript.py
実行権限を付与しておくことで、
./pythonScript.py
のようにスクリプトを実行できる。
スクリプトのシバン行により、Pythonのインタプリタの場所をOSに伝える。