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「Next.js + AWS」を使用して、Webサイトを爆速で公開する

Last updated at Posted at 2023-06-07

業務でハンズオン資料を作成したので、Qiitaにも初投稿してみる…!

この記事でできること

  1. Next.js アプリケーションの作成
  2. AWS CodeCommit でソース管理
  3. AWS Amplify へデプロイ

手順の前提

  • VSCodeがインストールされていること。
  • AWS アカウントを持っていること。

手順

1. Node.js をインストールする

Next.js を使用するには、Node.js を使用する必要がある。

以下の記事を参考にNode.jsをインストールする。(公式のダウンロードサイトは こちら

上の記事は少々古めだが、Node.js v16 以上 をインストールするようにする。

2. Next.js アプリケーションを作成する

コマンドプロンプトを開き、任意の場所で以下のコマンドを入力する。

npx create-next-app ${ 任意のプロジェクト名 } --typescript --no-eslint --no-tailwind --no-src-dir

コマンドやオプションについての詳細は こちら

Next.js / React / React DOM がインストールされていない場合は、以下の質問が現れる。

Need to install the following packages:
  create-next-app@latest
Ok to proceed? (y)

Enterキーを押下すると、Next.js アプリケーションに必要なものがインストールされる。

その他の質問には以下のように回答する。

  • Use App Router (recommended)? → Yes
  • Would you like to customize the default import alias? → No

質問に回答すると、新しいプロジェクトが作成される。
初期状態のファイル構成は以下の通り。
clipboard (1).png

3. フォルダをVSCodeで開く

VSCodeを立ち上げ、上部メニューから「ファイル > フォルダーを開く」を選択する。
clipboard (2).png

作成したプロジェクトを選択すると、VSCodeでフォルダを開くことができる。

4. 開発環境で出力を確認する

VSCodeの上部メニューから「 ターミナル > 新しいターミナル 」を選択する。
clipboard (3).png

VSCodeのターミナルで以下のコマンドを実行する。

npm run dev

http://localhost:3000 」にアクセスすると出力を確認することができる。
初期状態では以下のような画面になる。「app/page.tsx」にデフォルトで記述されているページの内容が表示される。
clipboard (4).png

5. ファイルの概要

デフォルトで作成されるファイルの概要は以下の通り。

  • page.tsx : ルーティングに対応する UI を定義するファイル。
  • layout.tsx : 全ページのレイアウトをまとめて設定するファイル。全ページで共通で使用されるヘッダーなどのコンポーネントや、<html>タグ<body>タグを設定する。

6. ページを追加する

appディレクトリ内 で「 新しいファイル... 」を選択し、以下を入力する。

${ 任意のディレクトリ名 }/page.tsx

clipboard (5).png

インポートするファイルの階層などに気を付けて中身を記述する。
clipboard (6).png

上記の例の場合、「app/animal/page.tsx」の出力内容は「 http://localhost:3000/animal 」にアクセスすると確認することができる。
clipboard (7).png

「/animal/dog」というページを作成したい場合は、animalディレクトリ内で「dog/page.tsx」を作成すれば良い。

7. ページの遷移方法

Next.jsでのページ遷移の方法は、以下の2種類存在する。

  1. 【推奨!】Next.jsで用意されている Linkコンポーネント を使用する方法(公式ドキュメント
  2. 【非推奨】useRouter を使用する方法(公式ドキュメント

ここでは公式で推奨されている 1. Linkコンポーネントを使用する方法 のみ記述する。

インポート文に以下のコードを追加する。

import Link from 'next/link';

以下のように、JSX内で使用する。(その他のオプションは公式ドキュメントを参照)

<Link href="${ 遷移先のディレクトリ }">${ リンクを与えたいもの }</Link>

サンプルとして、4で作成した「 http://localhost:3000/animal 」から、「 http://localhost:3000 」に遷移できる簡単なコードを作成した。

app/animal/page.tsx
import styles from '../page.module.css'
import Link from 'next/link';

export default function Animal() {
  return (
    <main className={styles.main}>
        <Link href="/">トップページへ戻る</Link>
    </main>
  )
}

Next.jsで用意されている方法でページ遷移するとリロードが発生しない。(SPA(シングルページアプリケーション)

8. インターネットへ公開する

8.0. CodeCommit の Git 認証情報を設定する

8.0 の内容は、CodeCommit の Git 認証情報が設定済みの場合、飛ばして良い。

CodeCommitを利用するためには、Git 認証情報の設定をする必要がある。
以下の記事を参考にGit 認証情報を設定する。

8.1. CodeCommit でリポジトリを作成する

AWSにサインインし、サービス「 CodeCommit 」にアクセスする。

画面右側にある「 リポジトリを作成 」を選択する。
clipboard (8).png

リポジトリ名や説明を入力し、「 作成 」を選択する。
clipboard (9).png

画面右側にある「 URL のクローン > HTTPS のクローン 」を選択する。
リモートリポジトリの操作に必要なURLがクリップボードにコピーされる。
clipboard (10).png

8.2. CodeCommit へコードをPUSHする

VSCode上で ctrl + shift + P と入力し、コマンドパレットを表示させる。

コマンドパレットで「 Git: Add Remote... 」を検索し、選択する。
8.1 でコピーしたURLを貼り付け、「 URLからリモートを追加する 」を選択する。
clipboard (11).png

任意のブランチ名を入力し、Enter キーを押下する。

コマンドパレットで「 Git: Push to... 」を検索し、選択する。
先ほど入力したブランチ名を選択する。

CodeCommitにファイルが追加されていることが確認できる。
clipboard (12).png

8.3. Amplify Hosting にデプロイする

AWSのサービス「 AWS Amplify 」にアクセスする。

画面右側にある「 新しいアプリケーション > ウェブアプリケーションをホスト 」を選択する。
clipboard (13).png

AWS CodeCommit 」を選択し、「 続行 」を選択する。
clipboard (14).png

8.1~8.2で作成したリポジトリとブランチを選択し、「 次へ 」を選択する。
clipboard (15).png

必要に応じてビルドの設定を行い、「 次へ 」を選択する。(Amplify が自動的に正しいビルド設定を検出するため、設定を変更する必要はない。)
clipboard (16).png

内容に誤りがないか確認し、「 保存してデプロイ 」を選択する。
clipboard (17).png

作成されたアプリケーションのAmplifyコンソールに画面が切り替わり、プロビジョニング・デプロイが開始される。(この処理には2~3分かかる。)
clipboard (18).png

上の写真の状態になればデプロイは成功。

8.4. アプリケーションを表示する

デプロイが成功した状態でAmplifyコンソールにあるURLにアクセスすると、
clipboard (19).png

作成したアプリケーションを確認することができる。
clipboard (20).png
clipboard (21).png

参考サイト まとめ

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