はじめに
こんにちは!入社2カ月目の完全未経験エンジニアです!
この記事では入社間もないエンジニアが、とても有難~いと感じた研修についてご紹介します。
社内の研修なので、詳細は記載できませんが研修の満足度がとても高かったので、ポイントをいくつかに絞ってご紹介できればと思います。
充実した研修のある会社に入りたいと思っている就活中の方、充実した研修をつくりたいと考えられている企業の方のヒントになればと思います。
自己紹介
- 私自身:文系卒完全未経験エンジニア(プログラミングスクール(10週間)卒)
- 前職:専門商社の営業アシスタント
- 現職:WEB系自社開発企業のエンジニア職(ほぼフルリモート)
目次
- 有難~い研修内容
- 楽しく学べるサポート体制
- おわりに
1. 有難~い研修内容
やるべきことの明確化と細分化
まずは「やるべきこと」つまり、研修で得た学びを実際に現場で活かすために、最低限必要な学習の明確化からはじまります。
-
共通のToDoリストを使った研修内容のカスタマイズ
同じタイミングで中途入社した同期は、キャリアも経験もスキルもみんな違う!!
(未経験者もいれば、すでにエンジニアスキルや資格を持っている経験者もいました。)
そのため、それぞれ必要な学習のレベルが違う!!
これを解決したのが、共通ToDoリストのカスタマイズでした。
参加者のレベルに応じて、ToDoリストの各項目を「必須項目」とするかどうかを上司が一緒に見極めてくれます。(全部で約150~200項目でした!)。
つまり、ベースのToDoリストは共通ですが、やる項目/やらない項目をレベルに合わせて選択するのでカスタマイズができるわけです。
「やるべきこと」が明確化されたら、それを元に研修終了日から逆算をしてスケジューリングし研修参加者は自分のペースで進めていきます(2カ月が基本リミットでした!)。
-
共通ToDoリストに対応したロードマップ
ToDoリストに対応するロードマップが目次のような役割を果たし、研修の大枠/流れの把握や、いま自分はどの程度進んでいるのかを把握できます。
また、後述しますがこのロードマップが遊び心溢れていて面白い!ゲームを攻略していくような感覚で、淡々と進める研修ではなく、自ら進めたくなる研修でした。
つまり、ToDoリストで「やるべきこと」の明確化と細分化をしつつ、ロードマップで流れの把握と楽しく進められる工夫がされていた訳です!!参加者がどうしたら少しでも前向きに進められるかが考えられている内容で感激しました。
研修進捗の共有
研修の進捗を、同期、担当メンター/トレーナーに共有する場がありました。
-
同期との進捗共有
出勤後は朝礼という形で「昨日やったこと」「今日やること」を順番にオンラインで発表していきます。
退勤前は日報という形で「今日やったこと」「明日やること」をSlackチャンネルにて共有します。
一見、朝礼と日報で内容が重複すると思われますが、朝礼はオンライン上での交流となるので一日のはじまりを感じられて身が引き締まりますし、今日やることを宣言すると自然とモチベーションがあがります。
また、共有することで他の参加者の進捗がわかり切磋琢磨をする感覚になれるのです。
-
担当メンター/トレーナーとの進捗共有
普段の生活面のサポートや社内コミュニケーションの円滑を図るための相談役であるメンターが1名、研修内容の進捗などの不安点や技術面の質問などを気軽に質問できるトレーナーが1名がついて下さってました。
それぞれ定期的に(週1~3)オンライン上で1on1をしてくださるので、そこで進捗確認や相談、質問などができました。実際の現場と研修内容をつなげて会話をして下さったので現場配属されたときのイメージがつきやすい点がとてもよかったと思います。現場で働くイメージがつくと、研修のモチベーションも自然と上がるのです!
2. 楽しく学べるサポート体制
ロードマップの遊び心
前述しましたが、研修の大枠/流れの把握ができるロードマップ(通称:ぼうけんノート)が用意されていて、これが某人気ゲームをモチーフにされているんです。ちなみに前述のToDoリストは「クエスト」と呼ばれています。なので、研修の参加者は「勇者」なんて呼ばれたりしています!(笑)
「人々は勇者を待っていた。」なんてところから始まるんです。文脈がそんな感じなので、入社して間もない参加者たちのガチガチに緊張した心を癒してくれるわけです(´ω`)
これって結構大事だと思っていて、人って第一印象大事!って言いますけど、会社も大事だなあと思います!
"丁寧で、わかりやすくて、適度な緊張感もある、そして面白い!と思える研修"って意外と珍しいのでは?と思うのです(特に中途入社は・・・)。きっと作成にも手間がかかっていると思うのですが、その分これから先も使われていくだろうし、整理されてるから改善や修正も難しくないと思います。
動画学習とアプトプットの並行
-
動画学習コンテンツ
paizaラーニングや、GLOBISなどを使って学習する項目もありました。こういったコンテンツを利用することで、基礎的な学習が効率的にできます。また、基本的には社内での動画メンテナンスも必要ないと思うので、参加者にとっても研修運営者にとっても効率的で良いと思いました!
さらに「Udemy学び放題」「書籍購入支援」などの教育支援制度もあるので、スキル習得や資格取得のための学習ツールが充実しており、将来キャリアを積んでいっても学びの習慣を維持できる体制が整っています。
-
新卒研修の録画を使用した研修(アプリ開発研修)
その年の新卒研修の録画を使用した研修がありました。スライドと動画の録画が用意されていて、並行して自身のパソコンで操作しながら、環境設定・コーディングを行うといった研修です。新卒研修なので丁寧ですし、もう一度聞きたいところがあれば動画なので戻すことができます。これに関しても、参加者のスキル別にスピードを各自調整しながら進めることができます。
そしてこの研修の最後には何か1つ以上オリジナルで追加機能を作るという課題がありました。カタログ(業務想定や仕様などの説明)の作成も行います。企画→要件定義→開発・実装→保守(テスト)の練習ができるわけです。
そしてこの課題があることで、初めて自分がわからないところが浮き彫りになりました。「わかったつもりになってたって、この感覚か!」なんて思いました。(笑)
なんとか調べながら作り終えたときは一歩成長したような気持ちになりました。
そして、追加機能の発表!!やっと動画越しに見ていた講師(社内の偉い人)と初のご対面!、、、FBを頂き自分の甘さを痛感しました、、、要件定義の重要性(ユーザーの具体的な想定、課題の深堀、本質的な課題の解決)、コードの可読性やテストの重要性などなど、とても勉強になりました。こういったことに実感できる研修だったので、特に重要なタスクだったと思います。
※ 今回は動画研修についてを中心に記載しましたが、他にも「参加者同士でコードに関するお題に対して、4択問題を作って、出し合う→すべて回答後、不正解が多かった問題や回答が割れた問題について議論する」といった研修もありました。自分で問題を作成することで、お題に関する内容をより詳細に理解することができますし(問題を成立させるには正確な知識が必要だから)、そのあと議論をすることで、自分の問題の意図を説明したり、他者の意見を理解したりと実際の開発場面でのチームでタスクを管理していくときに必要なコミュニケーションの練習ができて、とても勉強になりました。
研修中の交流
-
雑談の時間
私の場合、ほぼフルリモートといこともあり、社内の方との対面での交流はほとんどありませんでした。しかし、オンラインにて週に3回(各30分)、研修の運営をされている方と同期と雑談をする時間が設けられていました。休憩時間ではなく、敢えて業務時間中に開催されていました。雑談といっても、何を話すか迷う場合は「お題リスト」が用意されていて、ルーレットでお題と話す人が決められます。お題は「最近ほしいもの」とか「好きなお菓子」とかそんな感じです!(笑)おやつを食べながら、好きな飲み物を飲みながら、気軽に交流します!!おかげ様で、研修を進めるうえで孤立感を感じることは全くなく、運営の方や同期との繋がりも深まったように思います。
参考:職場での雑談の重要性と組織や従業員への効果
-
バーチャルオフィス
バーチャルオフィスも用意されていて、自由に利用ができました。バーチャルオフィス内では、本当の社内のように相手が「対応可」という状態であれば、いつでも気軽に話しかけられます!交流もできますし、わからないことを気軽に質問をすることができるのです。また、BGMを聴きながら業務ができる場所も用意されていて、BGMブースに自分のアバターを移動させると音楽が流れます。音楽を聴きながら業務を進めると(業務によりますが)集中力を保ちながら効率よく進めることができます!!
このように、直接会うことはなくても十分に交流ができる場所が設けられていることで、社内の人繋がりを持つことができて心理的安全性も高められると感じました!
参考:心理的安全性とは
3. おわりに
未経験エンジニアとして、充実した研修を受けることができ、その内容に感激しました。「やるべきこと」の明確化と細分化、楽しく学べるサポート体制、研修中の交流など、充実した研修体制についてご紹介しました。今回の研修では、業務に入るに先立って必要な最低限のスキルの習得に加えて、「やらされる」ではなく「やりたい」と思うことで得られる充実感や達成感、自発的に取り組むことの重要性についても実感し、学ぶことができました。ここで得た学びを今後の業務でも活かしていきたいと思います。
最後に、充実した研修を企画・運営してくださった方々に感謝の気持ちを込めて、この記事を締めさせていただきます。