Google翻訳のコツ
Google翻訳を使う際、私がよくやっている、ちょっとしたコツをご紹介します。
翻訳機の気持ちになるのが大切です。
翻訳機は文法的に近い言語だとほとんど文字列置換して終わりなので、結構正しく訳せます。
しかし、文法的に遠い言語だと、複雑な文法解釈が入るので、なかなかうまく訳してくれません。
日本語を他の言語の言葉に訳す場合
翻訳機が解釈に困らないような文章を与えましょう。
簡単に言えば、日本語が教科書的な日本語であればあるほど、正しく訳されます。
更に、翻訳機が正しく訳してくれる日本語は、外国人の日本語初学者が理解しやすい言い回しでもあります。
たとえば、
プログラミングって楽しいね!
を英語に訳すと、
I fun I programming!
になります。
これが正しい訳なのかどうか判定するためには、Google翻訳で、今度は英語から日本語に戻してみます。
すると、
私の楽しみ私はプログラミング!
となります。
これでは意味不明なので、正しくないと判断できます。
プログラミングは楽しいです。
にすると、
Programming is fun.
となり、戻してみても、
プログラミングは楽しいです。
となるので、自然な言い回しかどうかまでは分からないですが、おそらく通じるだろう、と判断できます。
それでも不安であれば、
"Programming is fun"とGoogle検索してみましょう。
検索してみてこの言い回しを使っている人がある程度いれば良いことにしましょう。だいたい通じれば良いんです。
このとき、必ずダブルクォート("
)をつけてください。つけると完全一致になります。
ヨーロッパ圏の言語の場合
スペイン語とかポルトガル語とかドイツ語とかイタリア語とか、まだまだいっぱいありますが、そのあたりの言語は、日本語ではなく英語に訳しましょう。
うまく訳せるのは、文法が似通っているためです。ほぼ置換するだけなので、翻訳機の精度がそれほど高くなくともうまく訳せるのです。
たとえば私はこの記事を読もうと思っていました。
http://pawel-michalski-javnie.blogspot.jp/2012/04/gettery-settery-enkapsulacja-czy.html
アルファベットや、アルファベットっぽい文字が並んでいるので英語に近い言語だと思うのですが、何語かも分かりません。
そこで、Google翻訳の言語自動検出を使います。
Google先生によると、この記事はポーランド語らしいので、やっぱり英語に訳すと良さそうです。
Getters and Setters 英語版 - the good parts
これなら頑張れば読めます!
試しに日本語版も。
うーん、どうしても文法が崩壊してしまうので、やっぱり意味不明の部分は出てきてしまいます。(それでも何も無いより数億倍マシですが)
韓国語の場合
ヨーロッパ圏の言語が、英語に訳す場合はうまくいくと申し上げましたが、この感覚を日本語で味わえるのが韓国語です。
翻訳するという意味で言えば、韓国語は大変都合の良い言語です。
文字が独特なので、とっつきにくい印象があるかもしれませんが、驚いたことに日本語とほとんど同じ文法です。
翻訳機を作る難しさというのは、文法の解釈を完全に網羅することが難しい点にあります。
しかし、韓国語と日本語では文法がほぼ同じなので、単純に単語を置換していけばだいたい終わりです。
試しに韓国語のWikipediaをGoogle翻訳してみました。
한국어 - 위키백과
大体うまいこと訳せているのがわかるかと思います。
おそらく日本語を韓国語に訳すのも、うまくいくはずです。
余談ですが、もし学習する場合としても、英語を学習する1/10くらいの労力で学べます。
ゆるーく学べるので第二外国語としてはオススメですよ。