※非デザイナ出身のエンジニア向けです。
#UI フレームワークの数々
webデザイナ不在のプロジェクトではエンジニアの皆様はbootstrapのようなCSSフレームワークを使って構築することが多いとおもいます。
vue.js向けにも
bootstrapをもとにしたbootstrap-vueや
bulmaをもとにしたbeefyなどがあります
マテリアルデザインに準拠し、日本語ローカライズも進んでいるVuetify
そしてフルスクラッチで多機能なelement-ui
いずれも使用頻度の高い入力フォームやテーブル、モーダルダイヤログなどを
コンポーネント単位で簡単に実装できます。
#elementのソースを見る
必要な部品単位で利用することができ、
CSSデザインのカスタマイズも容易なelement-uiを元に設計を見てみましょう
よく使われるボタンコンポーネントの例です。
element-ui button
ドキュメントはこのようになっており、
size, typeなどの各属性値を設定することで汎用的に多機能なボタンコンポーネントになっています。
<el-button size="small" type="success">小さい正常系のボタン</el-button>
それを実現するソースをみてみましょう
https://github.com/ElemeFE/element/blob/dev/packages/button/src/button.vue
テンプレート部
<template>
<button
class="el-button"
@click="handleClick"
:disabled="buttonDisabled || loading"
:autofocus="autofocus"
:type="nativeType"
:class="[
type ? 'el-button--' + type : '',
buttonSize ? 'el-button--' + buttonSize : '',
{
'is-disabled': buttonDisabled,
'is-loading': loading,
'is-plain': plain,
'is-round': round,
'is-circle': circle
}
]"
>
<i class="el-icon-loading" v-if="loading"></i>
<i :class="icon" v-if="icon && !loading"></i>
<span v-if="$slots.default"><slot></slot></span>
</button>
</template>
js部
export default {
name: 'ElButton',
inject: {
elForm: {
default: ''
},
elFormItem: {
default: ''
}
},
props: {
type: {
type: String,
default: 'default'
},
size: String,
icon: {
type: String,
default: ''
},
nativeType: {
type: String,
default: 'button'
},
loading: Boolean,
disabled: Boolean,
plain: Boolean,
autofocus: Boolean,
round: Boolean,
circle: Boolean
},
computed: {
_elFormItemSize() {
return (this.elFormItem || {}).elFormItemSize;
},
buttonSize() {
return this.size || this._elFormItemSize || (this.$ELEMENT || {}).size;
},
buttonDisabled() {
return this.disabled || (this.elForm || {}).disabled;
}
},
methods: {
handleClick(evt) {
this.$emit('click', evt);
}
}
};
propsの設定がドキュメントどおりにバリデートしてあり、型定義されています。
computedを使って、デフォルトサイズをform単位でのサイズ設定を可能にしてあります。
loadingがtrueならdisabled状態になり、loadingコンポーネントを呼び出しています。
このようにuiフレームワークには汎用性の高いコンポーネントを作る際に参考になるノウハウが詰まっています。
今回は時間の都合で最もシンプルなボタンの例だけでしたが、date-pickerなど高機能なUIでは
vueのmixinの利用方法や、共通部分の分離と再利用など実践的で複雑な内容を学ぶことができます。
先週末から体調不良で予定の1/3ほどの内容しか書けていませんが、今年のvue.jsアドベントカレンダー
なんとか日付が変わる前に投稿できました。