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CentOS7 (1804) のテキストベースインストール手順

Last updated at Posted at 2016-05-05

概要

CentOS7(1804)をテキストベースでインストールした手順を備忘録として残す。

ブート時の起動方法

事前に以下のサイトからダウンロードしたISOファイルをDVDに焼いておく。
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/7/isos/x86_64/CentOS-7-x86_64-Minimal-1804.iso

DVDからブートすると標準でグラフィカルモードでインストーラが起動するので、起動時の画面で「Tab」キーを押下して以下のオプションを入力する。
具体的には最後の「inst.text」を追記するだけ。

> vmlinuz initrd=initrd.img (中略) inst.text

テキストベースのインストール

メニュー構成

テキストベースインストールを実行すると以下のCUIメニューが表示される。
以降は、指示に従いインストールを進める。
CentOS_CUI_Menu_Init.png

言語の設定

メニュー構成の画面より、「1) Language settings」を選択して、以下の順番で設定する。

設定項目 入力する番号 設定される値 入力する値
Available languages 32 Japanese
Available locale 1 Japanese (Japan)

設定後に、元のメニュー構成の画面に戻る。

タイムゾーンの設定

メニュー構成の画面より、「2) Timezone settings」を選択して、以下の順番で設定する。

設定項目 入力する番号 設定される値 入力する値
Timezone settings 1 Set timezone
Available regions 2 Asia
Available timezones in resion Asia 72 Tokyo

設定後に、元のメニュー構成の画面に戻る。

インストール元の設定

メニュー構成の画面より、「3) Installation source」を選択して、以下の順番で設定する。

設定項目 入力する番号 設定される値 入力する値
Installation source 1 CD/DVD

設定後に、元のメニュー構成の画面に戻る。

ソフトウェアの選択

メニュー構成の画面より、「4) Software selection」を選択して、以下の順番で設定する。

設定項目 入力する番号 設定される値 入力する値
Software selection 1 Minimal Install c

設定後に、元のメニュー構成の画面に戻る。
設定が反映されておらず [!] という表示になっている場合は、「r」を入力して表示をリフレッシュする。

インストール場所の設定

メニュー構成の画面より、「5) Installation Destination」を選択して、以下の順番で設定する。
本環境はOracle Virtual Boxの仮想環境なので、Virtual Disk 32GBのディスクを全て利用する。
開発用で用途が未確定のため、パーティションは柔軟に設定できるLVMで構成する。

設定項目 入力する番号 設定される値 入力する値
Installation Destination 1 VBOX HARDDISK: 32 GiB (sda) c
Autopartitioning Options 2 Use All Space c
Partition Scheme Options 3 LVM c

設定後に、元のメニュー構成の画面に戻る。

Kdumpの設定

メニュー構成の画面より、「6) Kdump」を選択して、以下の順番で設定する。
Kdumpを取得しても解析することはないので取得しない。
必要に応じて設定する。

設定項目 入力する番号 設定される値 入力する値
Enable kdump 1 [ 未選択 ] c

設定後に、元のメニュー構成の画面に戻る。

ネットワークの設定

メニュー構成の画面より、「7) Network configuration」を選択して、以下の順番で設定する。
インターフェースの数だけ設定を行う。設定値は環境に応じて変更する。

設定項目 入力する番号 設定される値 入力する値
Set host name 1 特になし hostname.domainname
Configure device enp0s3 2 特になし
IPv4 address 1 特になし 192.168.10.x
IPv4 netmask 2 特になし 255.255.255.0
IPv4 gateway 3 特になし 192.168.10.1
IPv6 address 4 特になし ignore
Nameservers 2 特になし DNS IP Address
Connect automatically after reboot 7 [ x ]
Apply configuration in Installer 8 [ x ] c

設定後に「c」を入力して、元のメニュー構成の画面に戻る。

rootユーザーのパスワード設定

メニュー構成の画面より、「8) Root password」を選択して、以下の順番で選択する。

設定項目 入力する番号 設定される値 入力する値
Password: 特になし password
Password (confirm): 特になし password

ユーザーの設定

メニュー構成の画面より、「9) User creation」を選択して、以下の順番で選択する。
グループを明示的に指定できないため、ここではユーザーを作成しない。

設定項目 入力する番号 設定される値 入力する値
Create user [ 未設定 ] c

インストール開始

すべての項目で [!] が残っていないことを確認した上で、最後に、「b」キーを押下しインストールを開始する。
インストール完了後に、「Enter」キーを押下するとシステムが再起動され、インストールが完了する。

インストール直後に実施すること

管理者用のグループとユーザーの作成

rootアカウントでコンソールにログインし、以下のコマンドで管理者用のグループとユーザーを作成する。

グループの作成
groupadd -g 1000 group-name
作成したグループの確認
grep group-name /etc/group

<出力結果>
group-name:x:1000:
管理者ユーザーの作成、rootへ昇格可能なwheelグループに所属させる
useradd -u 1000 -g 1000 -G wheel -c "Comment" -m -s /bin/bash user-name
パスワードの設定
passwd user-name

<入出力結果>
Changing password for user-name.
New password:
Retype new password:
passwd: all authentication tokens updated successfully.
作成した管理者ユーザーの確認
grep user-name /etc/passwd

<出力結果>
user-name:x:1000:1000:Comment:/home/user-name:/bin/bash

日本語レイアウトのキーボードに変更

テキストベースのインストールの場合、キーボードの設定が「us」となっているため、日本語106キーボードに変更する。

「us」設定となっているキーボード設定を確認
localectl status

<出力結果>
   System Locale: LANG=ja_JP.UTF8
       VC Keymap: us
      X11 Layout: us
設定可能な日本語キーボードの情報を表示
localectl list-keymaps | grep jp

<出力結果>
jp
jp-OADG109A
jp-dvorak
jp-kana86
jp106
日本語106キーボードに変更して、設定を再確認
localectl set-keymap jp106
localectl status

<出力結果>
   System Locale: LANG=ja_JP.utf8
       VC Keymap: jp106
      X11 Layout: jp
       X11 Model: jp106
     X11 Options: terminate:ctrl_alt_bksp

次の手順

CentOS7 SELinuxの無効化手順

以上

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