tmux + neovimでターミナルからRを使いたいのですが、arm版のものを一式インストールするのが色々面倒でした。ということで、メモを書きます。すべての作業はarm64で動くターミナルでarm64のシェルから行います。
> uname -m
arm64
Alacritty(ターミナル)
ソースからコンパイルしないとarm64ではなくx86_64で動いてしまいます(2021/06/15)。
を参照にコンパイル。
brew
https://brew.sh
を参照にインストール。
/opt/homebrew/bin/
以下にインストールされていることを確認。arm64だと、このディレクトリにインストールされるようです。
> which brew
/opt/homebrew/bin/brew
色々必要なものをインストール。
brew install tmux
brew install pandoc
など。
pythonはインストールしないほうが良いかもしれないです。今のとこ、https://github.com/randy3k/radian/issues/249 のようなold style callback関連のエラーがガンガンでます。
Neovim
前述のようなエラーがでるので、pythonはシステムのものを使うと一応明示しておきます。
brew install neovim
/usr/bin/python3 -m pip install pynvim
エラーが起きないように、neovimで使うpythonのパスをneovimのconfigファイル($HOME/config/nvim/init.vimなど)に指定。
let g:python3_host_prog="/usr/bin/python3"
R
brewでインストール。
brew install r
~/.R/Makevars
にはc/c++コンパイラがarm64で動くように以下のようなことを書いておきます。これをしないとインストールできないパッケージが大量発生します。
CXX14FLAGS +=-O3 -mtune=native -arch arm64 -Wno-unused-variable -Wno-unused-function
CC=clang -arch arm64
CXX=clang++ -arch arm64 -ftemplate-depth-256
CXX14FLAGSのとこに-arch arm64が必要かどうかは、よくわかっていません。
radian(Rのコンソール)
これもシステムのpythonを使ってインストール。
/usr/bin/python3 -m pip install radian