C言語を学習し始めて出会う標準関数の名前の由来についてまとめました。由来について知ることで関数について覚えやすくなると思います。参考になれば幸いです。また、初めての記事なので、何か至らないところがあればご指摘いただけると嬉しいです。
気が向いた時にぼちぼち更新して行こうと思います。^^;
#入出力関数
種類が多いなと思いました。
1文字だけを標準出力するときはputc()ではなく、putchar()です。
1文字だけを標準入力するときはgetc()ではなく、getchar()です。
putc()とfputc、getc()とfgetc()の違いはこちらを参照。よくわかんないです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Getc
また、Enterキーを使わない入力はgetch()(非標準関数)を用いましょう。
####出力関数
関数名 | 大まかな機能 | 名前の由来 |
---|---|---|
putchar() | 1文字のみを標準出力に出力 | put + character |
puts() | 文字列を標準出力に出力 | put + string |
printf() | 文字列を書式付きで標準出力に出力 | print + format |
fputc() | 1文字のみをファイルに出力 | file + print + character |
putc() | 上と同じ | put + character |
fputs() | 文字列をファイルに出力 | file + put + string |
fprintf() | 文字列を書式付きでファイルに出力 | file + print + format |
####入力関数
関数名 | 大まかな機能 | 名前の由来 |
---|---|---|
getchar() | 1文字のみを標準入力から入力 | get + character |
gets() | 文字列を標準入力から入力 | get + string |
scanf() | 文字列を書式付きで標準入力から入力 | scan + format |
fgetc() | 1文字のみをファイルから入力 | file + get + character |
getc() | 上と同じ | get + character |
fgets() | 文字列をファイルから入力 | file + get + string |
fscanf() | 文字列を書式付きでファイルから入力 | file + scan + format |
・最初に付くfは”file”のf → ファイルに出力(putcは別)
・最後に付くfは”format”のf → 書式付き(%dとかのやつ)
・c,char → character → 文字
・s → string → 文字列
#文字列操作に関する関数
関数名 | 大まかな機能 | 名前の由来 |
---|---|---|
sprintf() | 文字列を書式付きで指定した配列に代入する | string + print + format |
strcpy() | 文字列のコピーを行う | string + copy |
strcat() | 文字列を後ろに追加(結合)する | string + catenate |
strlen() | 文字列の長さを求める | string + length |
strcmp() | 文字列を比較する | string + compare |
atoi() | 数値を表す”文字列”を”数値”に変換する | ASCII + to + integer |
・文字列(string)だけでなく配列一般でもつかえる。
・似た機能のmemcpy()などもあるがstr系の方が個人的に使い勝手が良い。