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AWS Marketplace に公開済製品の新バージョンを追加するときにハマった話

Last updated at Posted at 2024-12-16

この記事は セゾンテクノロジー Advent Calendar 2024 16日目の記事です。
シリーズ2は HULFT10 のエンジニアによる投稿をお届けします。

はじめに

10年振りのメジャーバージョンアップ HULFT10 が 12/10 にリリースされました。

その中で新たなラインナップとして、
コンテナサービスで利用する HULFT10 for Container Services が加わっています。

AWS Marketplace に製品を出品するためには

  • AWS Marketplace 販売者としての登録
  • 出品製品の準備
    • 製品形態を決める
    • 価格モデルを決める
    • ドキュメントを整備する(EULA、製品マニュアルなど)
    • リポジトリに製品を登録する
  • パブリック公開申請

ざっくりですが、上記のような準備実施した上で申請をおこない、
審査を得て問題がなければ、AWS Marketplaceに製品が出品されます。

新バージョンを追加することはとても簡単

AWS Marketplace Management Portal にアクセスし出品製品を選択後、
「Request changes」 - 「Update versoins」 - 「Add new version」から、
必要事項を入力し「Submit」を押すだけです。

addnewver.png

新バージョンを追加するときに思わぬ所でハマった

新バージョン追加時、公開ステータスを指定できない

新バージョンを登録しAWSの承認プロセス(約3時間以内)が完了すると、すぐに製品がパブリック公開されます。

いきなり製品が公開されるため、登録内容に問題がないかなどの事前検証ができません。

versioninfo.png

バージョン情報の一覧画面には、「Version visibility」が存在するため、設定できそうに見えますが、新バージョンの登録画面にはそれを指定する項目は存在しません。

公開内容に誤りがあった場合、一部の項目しか修正ができない

新バージョンはすぐ公開されてしまうので、登録内容に誤りがないかは事後検証になります。

内容に誤りがあった場合、
修正可能な項目はこれらの製品に関連する説明文のみとなっており、

  • Release notes
  • Delivery option description
  • Usage instructions

以下の製品を動作させるために必要な項目は変更することができません。

  • Version title
  • Container Image
  • Deployment templates

したがって、
間違って登録してしまうと登録したバージョン自体が利用できなくなってしまいます。

新たに同じバージョンを登録することもできない

登録内容に問題があるため、新規に同じバージョンを登録したくなります。

エラーになります。既に登録済みのものを削除することもできません。

errversion.png

ではどうすればよいのか

AWS Maketplace の問い合わせ窓口に誤った部分について修正依頼をかけるしか対処法がありません。AWS Maketplace の問い合わせは英語でおこなう必要があります。

今回ハマった件について

AWS Maketplace のご担当者の方々に色々ご協力いただくと同時に、
新バージョン追加時にすぐパブリック公開されるのではなく、

  • 非公開状態でバージョンを追加できる
  • 登録内容を検証し間違いがあった場合は修正ができる
  • 内容の確認が終わったらパブリック公開する

これらの改善リクエストを送らせていただきました。

まとめ

  • 出品製品の新バージョンを追加することはとても簡単
  • 新バージョンの追加が完了するとすぐユーザーに公開されます
    • 登録内容が正しいかは事後でしか検証できない
  • 内容に問題があっても大事な情報は修正することできない
    • 修正する場合は、AWS Maketplace の問い合わせ窓口で修正依頼が必要

さいごに

AWS MarketPlace から「HULFT10」と検索していただければ、すぐにご利用が可能です。
この機会にぜひ HULFT10 for Container Services をお試しいただければと思います。

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