Advent Calendar 2024に参加し、初めてQiitaで記事を作成します!
本記事では過去に3年ほどテスターとして勤務し、2023年9月〜から再びテスターとして勤務中の私が、ソフトウェアテスト管理ツール「QualityForward」のフリープランを登録し、使用感をまとめています。
もふもふのスペック
- ソフトウェア・アプリ・Webサイトについてテスト実行・バグの報告をメインに勤務しているテスター
- テスト設計書などの作成はまだ上手くできない
- ITやWeb知識は初心者で絶賛勉強中
こんな初心者ですが「QualityForward」のフリープランを登録してみて、使用感や感想をお伝えできたらなと思います。
QualityForwardって...?
私はお恥ずかしながら「QualityForward」という名前を今回初めて聞きました。
QualityForward(クオリティフォワード)は、ソフト開発で繰り返されるテストでの非効率な作業を減らし、開発スピードの向上と品質の向上を支援するテスト管理ツールです。
引用元:QualityForward製品サイト( https://www.veriserve.co.jp/helloqualityworld/service/qualityforward/ )
以前勤務していた会社では自社サービスで管理していて、現在はスプレッドシートで仕様書を作りGoogleドライブで管理しています。
Excelやスプレッドシートを使ったテストのさまざまな課題を解決し、テスト実行時の非効率な作業を減らすことができるそうなので、まずは試しに使ってみたいと思いました。
想像では以前勤務していた会社の自社サービスに近そうだなと思い、私でも使えるかな…?と感じています(まだ使用していませんが)
エクセルに近い使用感で仕様書のインポートもできる点、仕様書の更新や再利用、再テストもおこなえるとホームページに記載があったので、ここも確認したいポイントです。
フリープランとビジネスプランの違い
QualityForwardのフリープランってでどこまでできるのだろうと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私も他のアプリやソフトウェアでフリープランを使用してみても、出来ることが少なかったこともありました。
では、QualityForwardのフリープランとビジネスプランではどのような違いがあるのでしょうか。
QualityForwardの製品サイトには下記の記載がありました。
引用元:QualityForward製品サイト( https://www.veriserve.co.jp/helloqualityworld/service/qualityforward/ )
QualityForward Help Centerで確認したところ、WebAPIはフリープランでは使用不可でビジネスプランから使用できると記載あり
添付ファイルは1ファイル50MBまでとQualityForward Help Centerに記載あり
フリープランでは利用可能人数に多少の違いがあったり、閲覧専用ユーザーの有無、最大累積テスト結果数・添付ファイル容量の違いがありますが、ほとんどの機能を使用することが可能のようです!
実際にQualityForwardフリープランを使用してみた
ではQualityForwardを使用してみたいと思います!
QualityForwardの製品サイトから「新規登録はこちら」で登録し、登録完了すると下記の画面に。
まだ使い方がわからないので、画面右上にある「基本の操作ガイド」で使い方を理解したいと思います。
初心者マーク🔰がパッと目に入るので、私的にはわかりやすくて嬉しい点です。
プロジェクトを追加してみる
プロジェクトはテナント管理者のみ作成することが可能で、プロジェクトごとにユーザーの管理と権限を付与することができます。
TOP画面の「プロジェクト一覧」右横にある、「プロジェクト追加」から追加できます。
新規追加画面で、プロジェクト名と概要説明を記載し登録すれば完了ととても簡単に登録ができます!
登録完了すると新規追加したプロジェクトのTOP画面へ遷移しますので、ユーザーを追加する場合は「ユーザー管理」で追加しましょう。
テストケースを作成してみる
テストケースはExcelをインポートもしくは手動で作成の2つです。
私はまず手動で簡単なテストケースを作成してみようと思います。
テストケースの作成は「テストスイート」から追加が可能で、テスト定義・テスト結果の項目を変更できます。
項目は会社によってちょっとずつ違ったりしますからね!
もちろん初期値のままで登録することも可能なので、まず使ってみるだけなら初期値からでいいのではないかなと思います。
私は勤務中に使用しているテストケースの項目に入れ替えて作成してみます。
登録をするとテストケースの編集画面へ遷移。
ここからはExcelやスプレッドシートと使い方が似ているので、どちらか使用したことがある人は問題なく作成できると思いました。
テストスイート追加時に項目を設定しますので、列を追加したり、削除したりなどは編集画面でできませんので要注意!
(編集する場合は、テストスイート一覧画面へ戻り編集してくださいね)
ここでテストケース完成!
いよいよテスト実行かと思いきや、テストフェーズを追加しないとテストを実行することはできません。
テストフェーズの追加から、テストスイートの紐付けをすることでいよいよテスト実行です!
テストを実行してみる
テストケースを作成できたので、テストを実行してみます。
テストフェーズから開くことでテスト可能で、開いてみて単純な私は「おおーーっ!できてる!」と感動していました。
テスト定義の範囲は勝手にロック状態になっているので、間違えて編集してしまうこともない。
最初、テスト実施者とテスト実施日がどうしたら編集とかできるのかな?と思いましたが、テスト結果を入れることで自動入力され「おおーーっ」と感動(本当に単純)
個人的な希望としては、テスト結果が「PASS」「FAIL」でもわかりはするのですが、この項目を自由に変えられたりとかしたらいいなと。
現在、「OK」「NG」「保留」などで記載しているので今まで通りの表記ができれば嬉しいところ。
全てテスト結果を記入し、画面下の「レビュー依頼」を押下すればいいのかと思ったが、押下できない……
もう1アカウント作成しプロジェクトに参加させてみたけれど、別アカウントでも無理…
管理者だと使用できないのかも?
(フリープランでは管理者しか登録できないので確認できませんでした)
テストサイクル一覧で設定から管理者向け設定でレビュー待ちに変更できるので、管理者はここからしかできないのかもしれません。
あともう一つ気になったのは一覧などにある進行状況が「まだデータがありません」からずっと変わらないこと。
「データあるよ……??(困惑)」とずっと頭に?が飛んでました。
24時間とか過ぎないと更新されないとかかな...
最後の方で混乱はしてしまう箇所はありましたが、なんとかテスト完了!!
レポートにも反映されていました。
チームのwikiもあっていいですね!
テスト完了までを終えての感想
よかった点
・テストケースを作成するのが簡単
項目設定で列は決まっており、後は列に設定した項目を記載していくだけ。
項目も自身で設定できるのもよかったです。
・Excelをインポートできる
既に作成したテストケースを移動できるのがいいと思いました。
・基本の操作ガイドがわかりやすかった
見やすく、始めたばかりでもすぐにプロジェクト作成〜テスト実行までできた。
個人的な要望・わからなかった点
・テスト結果の項目を自由に変えられたら嬉しい
記事内に書きましたが、「OK」や「NG」などで記載しているので、今まで通りの表記にできるように項目を変えたい。
・テスト実行のガイドをもう少し詳しくしてほしい
「テスト実行結果の入力が可能です」でガイドが終了してしまうので、その後のガイドもほしかったなと思いました。
テスト実施者とテスト実施日をスプレッドシートに毎回記載しているので、テスト結果を入れて自動入力されるのは一瞬わからなかった。
・テスト結果を全て入力した後どうすればいいのかわからなかった
テスト結果を全て入力して、画面下の「レビュー依頼」を押下すればいいんだろうなまではわかったが、まず「レビュー依頼」が押下できなかった。
管理者では使用できない?と思ったので、もしそうであればどこかに記載してほしいです。
また、進行状況が「まだデータがありません」はどうしたら変わるのか全くわからなかったです。
時間が経てば変わるのかと思い1日放置してみたりとしましたが、何も変化がなかったのでその辺りも詳しく記載していただけたらなと思いました。
・QualityForward Help Centerのヘルプを見ないとわからないことが多い
QualityForward Help Centerに詳しく記載があるのは嬉しいのですが、検索したりする手間を省きたいと思いました。
内容を全てQualityForwardに記載してほしい訳でもないのですが、QualityForward Help Centerの該当ページに遷移できるようになっていたら...なんて考えていました。
(基本操作のガイドにある「QualityForwardの基本用語」みたいな感じ)
最後に
総評としては最後ちょっと混乱したものの簡単にテストケースを作成できて使いやすいと思いました!
やはり現在スプレッドシートでテストケースを管理しているのもあって、ほとんど似ているので困ることがなかったです。
スプレッドシートからQualityForwardに移行するとなっても抵抗感はあまりないかなと感じました。
長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます!
少しでも「QualityForward」に興味を持っていただけたら嬉しいです。
私も使用してみてよかったので、興味を持った方はぜひフリープランで使ってみてくださいね!