Mbed CLI 2を使ってみたら、Mbed CLI 1とだいぶ違った。
なので、よく使うコマンドをメモしておく。
プロジェクトを新規作成
指定したプロジェクト名でフォルダが作成されて、ちょっとしたサンプルコードとmbed-osがgit cloneされます。
mbed-tools new <プロジェクト名>
プロジェクトをgitリポジトリにしたいときは、プロジェクト名のフォルダに移動後、
git init
が必要です。
既存ライブラリを追加
指定したライブラリがgit cloneされます。オプションでclone先のフォルダ名を指定できます。
mbed-tools import <Git URL> [<フォルダ名>]
Mbed CLI 1では<ライブラリ名>.libというファイルが自動的に作成されましたが、Mbed CLI 2では作成されなくなりました。`mbed-tools deploy`で依存関係を解決できるようにしたいときは、<ライブラリ名>.libを手作業で作成してください。
依存ライブラリの更新
<ライブラリ名>.libを参照して、特定のリビジョンがチェックアウトされます。-f
オプションを付けると、ローカルの変更を破棄してチェックアウトされます。
mbed-tools deploy
コンパイル
指定したターゲット、ツールチェーンでコンパイルします。
mbed-tools compile [-m <ターゲット>] [-t <ツールチェーン>]
(おまけ)ざっと調べたときの印象・気づき
- Mbed CLI 1 -> Mbed CLI 2 で、gitに寄せていると感じる。
- プロジェクト自体をgit管理に強制しないことから、.libは残っている模様。
- コンパイルにCMake使うようになった。
- 各IDE向けのexport機能が無くなった。-> CMakeへ
- Mbed CLI 2のドキュメントが簡素すぎる。。。(Mbed CLI 1 + Migration guideか、
mbed-tools -h
を見てカンをはたらかせるか。。。) - Mbed CLI 2のインストールに手間がかかる。Dockerイメージがあるので、いまからDocker学んででも使うことを強く推奨。