Wio LTE, Wio 3G, Wio LTE M1/NB1(BG96)のご利用ありがとうございます。
Wio LTEを2017/10/25に発売して、もう1年。多くの方が手に取ってプロトタイピングの手軽さを体験、アイデアの実現を楽しんでいただいていると思います。
苦労しながらPCにArduino IDEやライブラリをインストールして、WioでLチカ、Grove IoT スターターキット for SORACOMとサンプルコードを組み合わせて温度測ったり距離を測ったりSORACOM Harvestにデータを送信したりと、次から次へと動く様子はワクワクしました。
そういえば、Lチカはサンプルコードの光量が強すぎて「ま、眩しい。直視できん。」なんてことがありましたねw
前振り
サンプルコードも一通り楽しんだ後、自らのアイデアを実現するためにGroveモジュールを買い漁って試行錯誤に突入するわけですが、、、ここに大きな壁が。
例えば、Grove - 4-Digit Displayを使うぞー!
とした場合に、Seeed Wikiを見てみると、、、
Platforms SupportedのWioがバツではないので、一見Wio LTEに対応しているように見えますが、、、
これはWio Link/Wio Nodeの表示でして、Wio LTEに対応しているか否かではありません。
Wio LTEの対応表示は無いので、SpecificationsやSchematicを見て、接続しても大丈夫か確認する必要があります。(え?)
また、Wikiのちょっと下を見るとGetting StartedのSoftwareにサンプルコードがありますが、、、Seeeduino(Arduino Uno互換機)やRaspberry Piのもので、Wio LTE用はありませんorz
MjGrove
そこで、MjGroveというリポジトリに、
- Wio LTEで使えるGroveモジュール一覧
- Groveモジュールのライブラリ
- Groveモジュールのサンプルコード
を整備しています!!
Wio LTEで使えるGroveモジュール一覧
MjGroveのreadmeに、Wio LTEで動作確認、ライブラリを用意したGroveモジュール一覧を掲載しています。
使う際は、Noteを必ず確認してください。(作成中のものとか、ちょっと問題ありそうなものもコミットしています。)
ライブラリ
MjGrove
という名前で、Arduino IDEから検索、インストールできるライブラリを用意しています。
サンプルコード
Arduino IDEにライブラリを追加すると、スケッチ例のところにサンプルコードが追加されます。
MjGrove使用例(Grove - 4-Digit Display)
#include <MjGrove.h> // MjGroveライブラリを使用可能にする
#define INTERVAL (100)
GroveBoard Board; // Wio LTEボード
Grove4DigitDisplay Display(&Board.D38); // 4-Digit DisplayをWio LTEのD38に接続する
void setup() {
delay(200);
#if !defined ARDUINO_STM32F4_WIO_GPS
SerialUSB.begin(115200);
#endif
Board.D38.Enable(); // Wio LTEのD38を有効化
Display.Init(); // 4-Digit Displayを初期化
}
void loop() {
for (int i = 0; i <= 9999; i++) {
Display.print(i); // 4-Digit Displayに数値を表示
delay(INTERVAL);
}
}
連絡事項
使用にあたって、いくつか連絡事項があります。
- MjGroveはmatsujirushi個人のプロジェクトです。Seeed社の提供するものではありません。
- うまく動かないとか、リクエストはgithubのissueで。日本語でお気軽にどうぞ。
- Groveモジュールは、matsujirushiの気に入ったものとか、興味もったものだけです。
- プログラミングマニュアルとかリファレンスマニュアルとかを作る予定はありません。(サンプルコードとソースを見て。)←Qiitaなど、記事大歓迎!感激!
もちろん、プルリク歓迎。
あと、githubのMjGroveにStarを付けてもらえるとやる気がでますのでよろしくお願いしますm(__)m