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CMC_Meetup初参戦!@金沢(コミュニティマーケティング?なにそれ)

Last updated at Posted at 2024-06-17

はじめに

こんにちわ、まとっちです。

この前、CMC_Meetup金沢に参加したので、学んだこと・思ったことを残しておきます。

CMC_Meetup初参戦!

39歳にして金沢に初上陸!

参加から1週間遅れの投稿!

CMC_Meetupとは

コミュニティマーケティングについて考えるコミュニティらしいです。なんだこの再帰的な表現は・・・

参加した背景

最近、kintoneやPowerPlatformのコミュニティに参加するようになったのですが、コミュニティの運営の仕方については色々思うところがあります。。。(コミュニティの運営って難しいですよね、やったことないけど)

ということで、コミュニティマーケティングについて学びたくて、直近で行けそうなCMC_Meetup金沢に勢いで申し込みました!

コミュニティマーケティングとは

最初の登壇は、小島さん(コミュニティマーケティングという考えを作ったCMC_Meetupの創始者)からコミュニティマーケティングとは何なのかの説明がありました。
image.png

これまで日本全国でたくさんのCMC_Meetupを開催してきて、一番多くのコミュニティ運営事例を見てきた小島さんだからこそ分かったことを、体系立てて分かりやすく説明してくれました。

説明頂いたプレゼン資料はこちら👇

僕なりに噛み砕いた超ざっくり概要は下記に書いておきます。

①コミュニティを作る目的

とりあえずコミュニティを作る人が増えてるが、ビジネスを加速・近道するのが目的であり、下記いずれかのゴール設定が明確でないと、コミュニティが盛り上がってもビジネスに繋がらない。

  • 顧客理解
    顧客がどう思っているのか理解し、その不満や要望を反映することで、より良い製品・サービスにする。
  • 顧客育成
    コミュニティの交流を通して、製品・サービスのファンになってもらい、ロイヤルティの向上を図る。
  • 顧客創造
    今ある顧客を刈り取るのではなく、コミュニティからの発信を通して、新たな顧客を創造していく。

②コミュニティマーケティングの特徴

  • スケーラブル+サスティナブル
    他のマーケティング(企業からの広告等)ではそこから拡がっていかない。顧客層同士で適切な発信者と受信者の関係が出来たら(受信者がブログやX投稿等で発信者に変われば)、その行動変容が連鎖していく。そうすると、コミュニティ管理者がいなくてもコミュニティが自然と回っていく。

③コミュニティ成長の要素

  • コンテキストファースト
    何に共感して集まっているか(関心軸)を提示しておくこと。テーマがあると周波数が合い、コミュニティも盛り上がる。
  • トラストファースト
    心理的安全性の高い場をしっかりと築くこと。例えば、飲み会などを通して仲良くなることで、そのコミュニティに対する障壁を無くす。
  • アウトプットファースト
    コミュニティメンバーによる、外の人たちへの熱量の伝播。そういったアウトプットができる熱量の高い人(全体の1~2割)がキーパーソンであり、大事にしていく。

④ワクワクドキドキが大事!

説明の締めくくりは「結局はワクワクドキドキなエモさが原動力で、それが一番大事!」ってことでしたwww 弊社ノベルワークスの企業理念に立ち返った感じですね・・・

ということで、僕はワクワクするかどうかでやるべきことを決めます。今はまだコミュニティを作ったり、コミュニティの運営に関わったりはしません。それよりもやるべきワクワクすることがあるので、そちらを優先します!

パネルセッション

コミュニティ作りに成功している企業さんの実事例の紹介です。

ヤッホーブルーイング(佐藤さん)

クラフトビール「よなよなエール」で有名な長野の企業です。
image.png
顧客調査では「ぞっこん度」と「年間売上」に相関があるから、お客様に商品を愛してもらえば売上も上がる理論で、コミュニティを作り、ファンとの交流を大事にしているようです。
特に、「ぞっこん度」が高いファン達は、会社側が気付かないことも教えてくれるので、顧客理解にとても役立っているようで、中期戦略会議にそのファン達も参加してもらって、課題解決のためのプロセスを一緒に検討しているみたいです。

「ぞっこん度」を指標にした戦略を取り、更に「ぞっこん度」が高いファン達を社外取締役のような形で戦略会議に入ってもらって一緒に考えるのは、ファンだからこそ分かる改善等を戦略に取り込めて、かなり効果的なやり方だなと思いました。

マスヤ(加藤さん)

特に関西圏で有名な「おにぎりせんべい」の三重の企業です。
image.png
おにぎりせんべいにはファンが多く、会員クラブは2万5千人もおり、何でおにぎりせんべいが好きなのかを聞いたら、「子供の頃に食べてたという思い出があるから」らしいです。なので、いかに子供の頃におにぎりせんべいを食べてもらうかということにターゲットを絞っているらしいです。
ファン作りで押さえるべきポイントは、おにぎりせんべいで繋がっている(コンテキストファースト)、子供の頃の思い出(トラストファースト)、ファンがファンと言える場作り(アウトプットファースト)ということで、コミュニティ成長の要素をしっかり抑えておりました。

この子供の頃の思い出にターゲットを絞った戦略はおもしろいですよね。懇親会で加藤さんと話しましたが、10年以上海外で勤務されていた人で、考え方も良い意味でぶっ飛んでて面白かったです笑。だからこそ、老舗企業に新しい風を吹かせることが出来たのかと思います。

LT

金沢では有名な地元企業さんのライトニングトークです。

ヤマト醤油(山本さん)

料理教室、味噌作り教室、玄米炊き方教室など、様々な取り組みをしている。お客様感謝祭で2000人集まるため、ファンがボランティアでおにぎりを700個作ってくれる。

ファランクスウェア (加藤さん)

良いものほど語る場所が欲しいが、レビューサイトや公式な場では言いづらい。でも、これらの声を拾えるのがコミュニティ。

ニッコー株式会社(吉川さん・小林さん)

陶磁器の原料として牛骨灰を使っているので、廃棄せずに粉々にすることで肥料[BONEARTH]になる。(懇親会で酔っ払ってた吉川さんからBONEARTHを頂きました笑)

丸八製茶場(丸谷さん)

「加賀棒茶」と呼ばれる茎の部分を焙煎した焙じ茶。金沢ですごく有名らしい。金沢の同世代で金沢の伝統的な技術をどうやって残していくかを考えるコミュニティのメンバー。

ヤマト醤油の山本さんが話していた「金沢の魅力にあぐらをかいてないか?自分は金沢の魅力の1つになれているのか?」がめちゃくちゃ心に刺さりました。

僕はノベルワークスが築いてきたブランドに乗っかって、好きなお仕事をさせてもらっているだけだけど、自分がノベルワークスのブランドを構成する1つにならないとな・・・と考えさせられました。

おわりに

いつか自分がコミュニティを運営することがあれば、この記事を見返したいと思います。そのための覚え書きとして記事に残しておきました。みなさんの参考にもなれば幸いです。

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