UnityでPhotonなどを使ってマルチプレイ開発するときに、毎回毎回ビルドして実機でデバッグはかなり面倒だと思います。VeriorPies/ParrelSyncというOSSがその面倒な世界からの脱出をさせてくれて、UnityEditorだけで簡単にデバッグできるようになります。
下の動画はParrelSync(とPhoton)を使い、右のUnityEditorのSceneでCubeを動かし、もう一方のUnityEditorのほうが同期されていて動いているというものです。
メリット
- ビルド不要で簡単に繰り返し実行できます
- 修正した内容が他のUnityプロジェクトにも自動で反映されます
- PUN2でもFusionでも使えます
- WindowsでもMacでも使えます
前提
- Unity 2023.2.0f1
- Photon Fusion 2.0.3-sstable-858
- ParrelSync v1.5.2
- 制限事項などは都度更新されると思うので本家を参照ください
手順
- Package ManagerからParrelSyncをインストールします。ここではgit URLを利用していますが、unitypackageのダウンロードや、manifest.jsonの修正でも可能です
- インストールが成功しているとメニューにParrelSync(①)が追加されているので、Clone Manager(②)を選択します
- Create new cloneボタンを押します。Unityプロジェクトを保存してあるディレクトリと同じところに、プロジェクトがcloneされます
- Open in New Editorボタンを押して、もう一つUnityEditorを開きます
- 新しく開いたUnityEdtiorでも、もともと開いていたUnityEditorでも実行して、ゲームをプレイすれば、マルチプレイできます。