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Meta Quest 3で開発する、はじめの一歩

Last updated at Posted at 2023-11-25

(2024/10/6 Unity6、Meta XR All in-one SDKを利用する手順に変更)

Meta Quest 3で、自分でUnityプロジェクトを新規作成し、
下の例の空が眺められるところまでいきます。

前提

  • Windows10(基本Macでも同じです)
  • Unity 6 Preview (6000.0.21fa)
  • Meta XR All-in-One SDK 68.0.2
  • Oculus XR Plugin 4.2.0

その他

過去のQuestでの開発との大きな違い

  • 以前は Oculus Integration SDK をAssetStore経由でインポートしていたかと思いますが、現在は非推奨となっています。Asset自体はストアにあるのでダウンロードは可能です
  • 以前はProject Settingsをポチポチ変更していましたが、今はその変更をサポートしてくれる仕組みが導入されています。

手順

Unity

  1. プロジェクトの作成
    1. 3D (Built-in Render Pipeline) を選択します。
      (Unity6で開始する場合、デフォルトだとテンプレートがダウンロードされていないと思うので、ダウンロードしてください。)
      2024-10-06_15h36_12.png
  2. ビルド設定
    1. File → Build Profiles
    2. Androidを選択して Switch Platform
  3. Meta XR All-in-One SDKのインポート
    1. Unity Asset Store の Meta XR All-in-One SDK に移動します(一時的にブラウザでの作業になります)
    2. Add to My Assetsボタンを選択します
    3. ライセンス確認用のポップアップが表示されたらAcceptを押します
    4. Open in Unity を選択します
    5. Unity EditorでPackage Manager(①)のMy Assets(②)のMeta XR All in-one SDKが選択された状態で開くので、Installボタン(④)を押します
      2024-10-06_16h31_46.png
    6. Restart Unityのダイアログが表示されるので、Restart Edtiorボタンを押してUnityEdtiorを再起動します
  4. プロジェクトのMeta XRの設定変更
    1. MenuのMeta → Tools → Project Setup Tool を選択します。(Project Settings → Meta XRと同じ画面)
    2. Fix All を押す(Outstanding Issuesはバージョンなどによって異なると思います)
      2024-10-06_22h13_49.png
    3. Outstanding Issuesが以下二つが残っているのはそのままで大丈夫です。次の手順で解消します。
  5. XR Plugin Managementのインストール
    1. Project Settings(①)を開き、XR Plugin Management(②)を選択して、Install XR Plugin Managementボタン(③)を押します
      2024-10-06_22h16_40.png
    2. Oculusにチェックを入れます
      2024-10-06_22h21_10.png
  6. シーンの編集
    1. Main Cameraを削除
    2. Packages/Meta XR Core SDK/PrefabsからOVRCameraRigをドラッグアンドドロップ
  7. ビルド
    1. File → Build Profilesを開きます
    2. Scene List(①)を選択して、Add Open Scenes(②)を押します
      2024-10-06_21h58_46.png
    3. Androidを選択してBuildを押します
      1. 適当なフォルダに適当なファイル名でapkファイルを出力する
      2. Unsupported Input Handling..のポップアップが表示されたら、Yesを押します

インストールと実行

  1. インストール
    1. adb install ビルドした.apk
  2. Quest3
    1. アプリライブラリを選択
    2. 検索ボックスの右側にあるドロップダウンから、提供元不明を選択
    3. インストールしたプロジェクトを選択して実行
      1. 実行したけど何も起こらない場合、裏でDeploymentOperationFailedExceptionが発生している可能性があります。Unityの手順4.bを実施しているか確認してください。
    4. 例の空が見えているはずです。

エラー

DeploymentOperationFailedException が出る

原因

Android の Manifest ファイルが複数存在すると起こりうるらしい。参考

対応方法

両方やる必要はありません。

  • Project Settings → Player → Publish Settings → BuildのCustom Main Manifestのチェックを外す
  • Tool → Oculus → Remove AnsroidManifest.xml と選択し

TextMeshPro のエラーが出る

エラー内容

Library\PackageCache\com.unity.textmeshpro@3.0.6\Scripts\Editor\TMP_PreBuildProcessor.cs(26,31): error CS1061: 'TMP_FontAsset' does not contain a definition for 'ClearFontAssetDataInternal' and no accessible extension method 'ClearFontAssetDataInternal' accepting a first argument of type 'TMP_FontAsset' could be found (are you missing a using directive or an assembly reference?)

原因

com.meta.xr.sdk.all をPackage Managerからインストール(install package by name)すると、[com.meta.xr.sdk.interaction](https://developer.oculus.com/downloads/package/meta-xr-interaction-sdk/) の依存関係にTextMeshPro 3.0.6が依存関係として入っているため、上記エラーが発生します。

対応方法

両方やる必要はありません。

  • com.meta.xr.sdk.allをアンインストールして、必要なSDKのみをインストールする
    • 上記手順はこちらです
  • Unityのバージョンを変更し、TextMeshProのバージョンを下げる(未検証)

参考

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