TL;DR
Elasticsearchに、日本語解析のプラグインであるkuromojiをインストールし、可視化ツールであるkibanaからデータを閲覧してみました。
環境構築の手順を記載します。
(内容は、ほぼほぼ備忘録です)
Elasticsearchの準備
GitHubのソースをGradleでビルドしたモジュール(Ver.8.0.0)では、対応するkuromojiのモジュールが存在せず、インストールできませんでした。
そのため、リリースされているモジュールを公式サイトダウンロードし、Elasticsearchの環境を構築しました。
モジュールをダウンロードし、tar
コマンドで解凍
wget https://artifacts.elastic.co/downloads/elasticsearch/elasticsearch-7.10.2-linux-x86_64.tar.gz
tar -zxvf elasticsearch-7.10.2-linux-x86_64.tar.gz
起動方法は、GitHubのソースからビルドした場合と同様
cd elasticsearch-7.10.2
./bin/elasticsearch
kuromojiのインストール
elasticsearch-plugin
で、kuromojiをインストールします。
# インストールの実行
./bin/elasticsearch-plugin install analysis-kuromoji
# インストールの確認
./bin/elasticsearch-plugin list
kibanaの準備
kibanaの環境を作ります。GitHubにソースコードもありますが、今回は公式のリリースモジュールをダウンロードして環境構築しました。
(kibanaのビルド手順の中で、nvm
を使用する場面があるが、筆者の開発環境ではn
でnodeを管理しており、nodeの管理ツールがバッティングすることが怖いため)
手順は、Elasticsearchの場合と同様です。まず、リリースモジュールをダウンロードします。
# モジュールをダウンロード
wget https://artifacts.elastic.co/downloads/kibana/kibana-7.10.2-linux-x86_64.tar.gz
# tarコマンドで解凍
tar -zxvf kibana-7.10.2-linux-x86_64.tar.gz
# 解凍したディレクトリに移動
cd kibana-7.10.2-linux-x86_64
デフォルトでも起動できますが、localhost以外からもアクセスできるように、config配下にある設定ファイル、kibana.yml
を編集します。
# 外部からのアクセスを許可
server.host: "0.0.0.0"
設定完了後、以下のコマンドでkibanaを実行。
./bin/kibana
kibanaの起動後、ブラウザからhttp://localhost/5601
にアクセス。
kibanaからデータの閲覧
データの閲覧は、Discoverタブから行います。データを閲覧するにはindexを指定する必要があるため、index Patternsの設定を行います。
詳しい手順は、参考サイトを参照。