NestJSにおけるDIのまとめ

Q
ProvidersとModuleの違いは？

Provider:機能を提供するもの。注入可能。
Module:Providerをまとめたもの

Q
何故、ModuleのControllersプロパティにControllerをセットするとexportsプロパティにセットしなくても使えるのか？

コントローラーはアプリケーション全体で自動的に解決されそのルートはすべてのモジュールから利用可能になるため

Q
Moduleのプロパティの種類、使い分けは？

imports:他のプロバイダ、モジュールがエクスポートしたプロバイダ、モジュールを利用するためにインポートするリスト
controllers:現在のモジュールに含まれるコントローラーのリスト
providers:現在のモジュールで提供され（場合によってエクスポートされる）他のモジュールから注入できるプロバイダのリスト
exports:現在のモジュールが他のモジュールに公開するプロバイダのリスト

Q
Dependency Injection(DI)依存性注入とは

インターフェイスだけ用意し必要に応じて外部からクラス(依存性のあるもの)などを提供（注入）する

Q
DIトークンとは？

コード内でユニークな識別子(定数文字列等)
特定の依存関係を注入するために使われるキー

//サンプル
@NgModule({
    providers: [
        // このトークンに対して特定の値を提供します。
        { provide: MY_DI_TOKEN, useValue: 'Hello World' }
    ],
    ...
})
export class AppModule { }

// 後でこのトークンを使って依存性を注入できます。
constructor(@Inject(MY_DI_TOKEN) private value: string) {
    console.log(this.value); // "Hello World"
}

Q
providerの定義の仕方

@Module({
  providers: [ // providers配列で依存関係注入（DI）プロバイダを定義します。
    {
      provide: 'ASYNC_CONNECTION', // 'ASYNC_CONNECTION'というトークン用のプロバイダを定義します。
      useFactory: async (configService: ConfigService) => { // useFactoryは非同期接続を作成するための工場（ファクトリー）関数を提供します。
        const config = await configService.getConfig(); // 設定サービスから設定を取得します。
        return await YourService(config); // 取得した設定を使用して接続を作成します。
      },
      inject: [ConfigService], // Factory関数で必要な依存関係を注入します。ここではConfigServiceが必要とされます。
    },
  ],
})
export class AppModule {} // AppModuleというモジュールをエクスポートします。

注入されるサービスは`Injectale()デコレータで装飾する必要がある

import { Injectable } from '@nestjs/common';

@Injectable()
export class YourService {
    private connection: Promise<Connection>;
  // ...
}