はじめに
学習用のメモになります。
*[]・・・任意
<>・・・絶対
テキストファイルとバイナリファイル
テキストファイル
テキストファイルとは文字列が書かれたファイル
のこと
- テキストファイルは文字コードで定められた文字だけが並んで格納される
- 文字コードは、文字をコンピュータで処理したり通信したりするために、文字の種類に数値を割り振ったもの
- 例:Aは1000001、Bは1000010、など数値を割り当てている
- Linuxではテキストファイルはとても大切です。OSの関わるほとんどの設定情報をテキストファイルとして管理している
バイナリファイル
バイナリファイルとは、画像ファイルや音声ファイル、実行ファイル
など
- 文字コード以外の数値も含むようなファイルをバイナリファイルと呼ぶ
- テキスト以外のファイルがバイナリファイルという認識でOK
- catコマンドなどでバイナリファイルが文字化けするのは、無理矢理テキストファイルとして解釈しようとして、文字コードに該当した数値をその文字に置き換えて表示したので意味不明の文字列になったため
1.catコマンド
ファイルの中身を表示する。
cat [オプション]<ファイル名>
オプションをつけないで使用することが多い。
*-n
オプションで行番号を表示する
2.lessコマンド
ファイルの中身をスクロール表示するコマンド。
長いファイルの中身を見る時に使用。
less [オプション]<ファイル名>
オプションをつけないで使用することが多い。
スクロール操作
コマンド | 内容 |
---|---|
スペースキー、f | 1画面上にスクロール |
b | 1画面下にスクロール |
j | 1行下にスクロール |
k | 1行上にスクロール |
q | lessコマンドを終了 |
検索操作
コマンド | 内容 |
---|---|
/<文字列> | 下方向に向かって検索 |
?<文字列> | 上方向に向かって検索 |
n | 次の検索結果に移動 |
N | 前の検索結果に移動 |
3.touchコマンド
空のファイルを作成するコマンド
touch <新規ファイル名>
ファイル名が存在していない時は、空のファイルを作成して、存在している時はタイムスタンプを更新する。
4.rmコマンド
ファイル・ディレクトリの削除をするコマンド
rm [オプション]<削除するファイル名>
注意:rmコマンドを実行すると、ゴミ箱ではなく、本当に削除されてしまうので本当に消していいのか確認してから実行する。
よく使うオプション
1.-r
ディレクトリも合わせて削除する
rm -r dir
注意:ディレクトリの中のファイルやディレクトリもまとめて削除されるので注意。
2.-f
ファイルを削除する際に警告文を表示しない.
あまりオススメしないコマンド
rm -f file
3.-i
ファイルの削除前に確認する
rm -i file
5.mvコマンド
ファイルの移動、ファイル名を変更するコマンド
# 具体例
mkdir dir //dirディレクトリ作成
touch file //空のファイルを作成
## ファイル名変更
mv file file1
## ファイルを移動
mv file1 dir/ //file1をdirディレクトリのなかに移動
*選択するものがファイルかディレクトリかで挙動が変わってくる
オプション
-i
上書きする前に確認
mv -i file file1
6.cpコマンド
ファイル・ディレクトリをコピーするコマンド
cp [オプション]<コピー元>...<コピー先>
## 具体例
# ファイルをコピー
cp file new file
# ファイルをディレクトリないにコピー
cp file dir
注意:コピー先のファイルがすでにあると上書きするので気をつけよう
オプション
1.-i
上書きする前に確認
cp -i file new_file
2.-r
ディレクトリをコピーする
cp -r dir new_dir
7.findコマンド
ファイルを検索するコマンド
find <検索開始ディレクトリ><検索条件><検索アクション>
# 具体例
find . -name README.md -print